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1/4【新日本】アーチャーを衝撃のテーブルクラッシュ葬 モクスリーが3ヵ月ぶりUS王座返り咲き

『バンドリ!Presents WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム』東京ドーム(2020年1月4日)
IWGP USヘビー級選手権試合 ○ジョン・モクスリーvsランス・アーチャー×

 アーチャーをテーブルめがけての断崖式デスライダーで葬り、モクスリーが3ヵ月ぶりにUS王座に返り咲いた。

 モクスリーは10・14両国でUS王者としてジュース・ロビンソンとの防衛戦を行う予定だったが、台風の影響によるフライトトラブルで来日不能に。王座は返上扱いとなり、急きょ組まれたジュースとの新王者決定戦を制したアーチャーが新王者に輝いた。その後、モクスリーから音沙汰がなかったが、12・8広島に突如して乱入。「俺のベルトを取り戻す」とアーチャーに宣戦布告し、反則裁定なしで、KO、ギブアップのみで勝敗が決するテキサスデスマッチで対戦することになった。

 勝者が明日(5日)にジュースを迎え撃つことが決まっている一戦。先に暴れ回ったのはアーチャーだ。モクスリーがトペスイシーダで先制したものの、アーチャーはパイプイスやゴミ箱のフタ、竹刀でメッタ打ちにしてペースを奪取。ロープ渡りを披露したところで竹刀を奪われ、モクスリーの反撃を許したものの、続くプランチャは首を鷲づかみにして防ぎ、エプロンへチョークスラムを強行。エプロンからLA道場のコナーズを投げつける破天荒な攻撃を決めると、ノータッチトペでダイブした。

 リング上に4脚のパイプイスを設置すると、そこめがけてアーチャーはブラックアウトをズバリ。フラフラのモクスリーをEBDクローに捕獲すると、パイプイスに頭から何度も叩きつけた。モクスリーは隙を突いて腕ひしぎ逆十字固めに捕獲して抵抗したものの、アーチャーはネックハンギングツリーの構えから後方にぶん投げる。

 劣勢が続いたモクスリーだったが、串刺し攻撃をラリアットで迎撃。間髪入れずにダブルアーム式DDTでマットに叩きつけて反撃を果たす。横殴り式のショルダータックル、パイプイスへのチョークスラムで再び守勢を強いられるが、モクスリーはカウント9で立ち上がり、中指を王者に突き立てて挑発する。アーチャーはビニール袋を間に挟んだ窒息式EBDクローに出るも、モクスリーは粘りに粘って沈まない。

 ならばとアーチャーはリングサイドにテーブルを2つ並べて設置。エプロンから断崖式ブラックアウトの構えに。しかし、振り払ったモクスリーはエプロンからの断崖式デスライダーをズバリ。2つのテーブルが真っ二つに割れるほど強烈な一撃にドームはどよめいた。どちらも立ち上がれずダウンカウントが続くが、モクスリーがギリギリで立ち上がってリングに滑り込んで勝利した。

 モクスリーが大乱戦を制して3ヵ月ぶりにUS王座返り咲き。昨年10月に流れてしまったジュースとの決着戦に駒を進めることになった。リング上でマイクを持ったモクスリーは「言いたいことは1つだ。俺はギャンブラー。何も信じるものがなく東京に来たのか? それでも全てを勝ち取るために東京に来たのか? ジュース・ロビンソン、東京ドームでお前に借りを返す!」とジュースに宣戦布告。バックステージでも「お前は俺が全てを奪ったと思っているかもしれないが、それは逆だ。お前が俺から全てを奪ったんだ。お前は俺からG1 CLIMAXを奪った。お前がいなければ俺はあのリーグ戦で勝ち上がることができたはずなんだ。全てお前のせいだ」と怒りを爆発させ、「俺の中に今ある恨み、怒り、全てを晴らしてやるから待ってろよ」と通告した。

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