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1/4【新日本】GODが遂に陥落…WTL覇者のジュース&フィンレーがタッグ王座初戴冠

『バンドリ!Presents WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム』東京ドーム(2020年1月4日)
IWGPタッグ選手権試合 ○デビッド・フィンレー&ジュース・ロビンソンvsタンガ・ロア&タマ・トンガ×

 ワールドタッグリーグ覇者のジュース&フィンレーが11ヵ月にわたってチャンピオンに君臨したGODを下し、タッグ王座初戴冠を果たした。

 ジュース&フィンレーは昨年12月にワールドタッグリーグ初制覇。IWGPタッグ王者の"GOD"トンガ&ロアとのタイトル戦に駒を進めてきた。GODにはタッグリーグ公式戦で敗れており、雪辱しなければならない相手だが、前哨戦ではセコンドの邪道が毎回のように介入しており、2対3のハンディ戦の様相を呈していた。

 GODは花道でジュース&フィンレーに襲撃されたものの返り討ちしてペースを握る。2対1の場面を作り、混戦に持ち込んで猛攻。ジュースの反撃に遭うが、フィンレーが相手になっても攻勢を続ける。ロアのオクラホマスタンピードや2人の連続セントーンアトミコなどをお見舞いした。

 しかし、ジュースにタッチが渡ると流れは逆転。ジュースはスパインバスターや串刺しラリアット、キャノンボールでGODをナデ斬りに。試合権のあるロアをナックルパートでメッタ打ちに。ロアの投げ捨てジャーマンを食らってしまったが、スピンキックを連発した。河津落とし&ジャンピングビッグブーツなど合体技でトンガに猛攻。フィンレーは雪崩式ブレーンバスターを狙う。

 ロアが急行してジャンピングパワーボムでマットに叩きつけると、再び流れはGODに。間髪入れずにトンガはダイビングボディプレスを投下。バックドロップ&リバースガンスタン、マジックキラーをフィンレーにお見舞いする。ジュースが急行しても、マジックキラーで返り討ちにした。

 勝利を確信したGODはスーパーパワーボムの構えに。フィンレーは雪崩式フランケンで切り返すと、トンガを丸め込んだものの、キックアウトした瞬間、場外から邪道が竹刀で一撃。トンガはすかさずスクールボーイで丸め込んだ。だが、フィンレーはギリギリで肩を上げてピンチを脱すると、ジュースとともに猛攻に転じる。フィンレーがPrima Nocta(スタナー)をトンガに繰り出すと、ジュースは介入を狙った邪道にナックルパートを一閃。ロアにもナックルパート2連発からパルプフリクションを敢行して邪魔者を排除した。残るはトンガのみ。ジュースがこん身のナックルパートを唸らせると、フィンレーはACID DROP(コーナーを蹴り飛ばしての旋回式スタナー)を敢行して、トンガを沈めた。

 11ヵ月にわたってタッグ王座に君臨したGODを下し、ジュース&フィンレーが歓喜のタッグ王座初戴冠。ワールドタッグリーグに続き、2つ目の栄冠を手にした。ジュースは明日(5日)のドームでUS王座挑戦を控えており、アーチャーvsモクスリーを観戦するため、足早に姿を消したが(その後、対戦相手はモクスリーに決定)、フィンレーがコメントを発表。「今夜の試合は運ではなく、自分たちのスキルを見せて、その技で勝ち取った試合だと思っている。今日は俺たちが誰よりも強いタッグだった」と感慨深げにタッグ王座奪取を振り返った。昨年は肩を負傷し、長期欠場を強いられたフィンレーだが、2020年は最高のスタートを遂げた。「2020年をこの大きな1勝で始めることができた。いつでもどこでも防衛戦をやるつもりでいる」。そう宣言したフィンレーには早くも王者の風格が漂っていた。

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