プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

1/6【新日本】モクスリーが鈴木に報復 タイチはアイアンフィンガーでオカダKO

『NEW YEAR DASH !!』東京・大田区総合体育館
(2020年1月6日)
○オカダ・カズチカ&YOSHI-HASHI&ウィル・オスプレイ&ロビー・イーグルスvs鈴木みのる&ザック・セイバーJr.&ランス・アーチャー&タイチ×

 モクスリーが試合後に鈴木を襲撃してデスライダーでKO。東京ドームで受けた屈辱の報復を果たした。一方、タイチはアイアンフィンガーでオカダを大の字にさせ、「簡単に勝てそうだな、今のお前だったら」と言い放った。

 昨日(5日)の東京ドームでジュースを下し、US王座初防衛を果たしたモクスリーを試合後に襲撃した鈴木。昨年の12・8広島で乱入したモクスリーにデスライダーを食らった恨みを晴らすべく、スリーパーからのゴッチ式パイルドライバーでKOし、「こいつが売ったケンカ、俺が買ってやる!」と宣言して、US王座の次期挑戦者に浮上していた。

 今大会で鈴木はザック&アーチャー&タイチと組んで、CHAOSのオカダ&YOSHI-HASHI&オスプレイ&イーグルスと激突した。鈴木は序盤から場外戦で暴れ回り、イーグルスに場外フェンスやイスを投げつけて暴行。リング上でも面白いように各種関節技に絡め取り、強烈なエルボーをぶち込んで圧倒する。鈴木に感化されたのか、ブリティッシュ王者のザックはオスプレイと激しくせめぎ合って、遺恨が再燃した。

 ボスに負けじと暴れ回ったのはタイチだ。内藤との二冠戦に敗れ、IWGPヘビー級王座から転落したオカダは首にテーピングを施し、ドーム2連戦のダメージを色濃く残していたが、タイチは場外戦で執拗につっかかって痛めつけると、リング上でも猛攻。オカダもスピード感溢れるバックエルボーで一矢報いたが、タイチはデンジャラスバックドロップで引っこ抜くと、側頭部へのローキックでオカダを一方的に追い詰めた。

 両軍入り乱れての混戦となると、オカダはドロップキックでアーチャーを排除して歓声を巻き起こすが、そこに横やりを入れたタイチが急所蹴りを叩き込む。さらに、飯塚高史から受け継いだアイアンフィンガーで一撃。場内は大ブーイングに包まれると、反則負けが告げられたが、タイチは構わずオカダを踏みつけ、レインメーカーポーズを披露した。

 タイチがなおもオカダを暴行しようとしたところで、さらなる事件が起こる。突然、入場テーマが鳴り響き、モクスリーが客席から姿を現したのだ。標的はもちろん鈴木。逃げ出したタイチと入れ代わるように、鈴木がリングに上がり、2人はエルボーやビンタを打ち合って火花を散らす。しかし、モクスリーは一瞬の隙を突いてデスライダーを敢行。鈴木をKOして昨日の報復を果たした。

 「これは戦争だ。避けては通れない。骨が折れようが、腱が切れようが、脳しんとうを起こそうが…。そして、全ての疑問にはリングの上で、試合で答えよう」とモクスリーはすでに臨戦態勢。鈴木も「ジョン・モクスリー。俺とあいつの決闘の日、早く決めろ」と要求しており、両者の決着戦は避けられそうにない。

 また、タイチは「冬の札幌、何か起きるのをお前ら楽しみにしてるんだろうな。俺は楽しみにしてねえんだけど、うるせえんだよ、冬になるとな」とアイアンフィンガー片手にニヤリ。ケースを新調して即座にアイアンフィンガーが取り出せるようになったことを明かすと、「今がチャンスだよ。オカダがあんなボロボロになって、ビッグチャンスだ。簡単に勝てそうだな、今のお前だったら」とオカダ狩りに自信を見せ、その先にIWGP王座挑戦まで見据えていた。

【タイチの話】「やっぱりこの季節になると、こいつ(アイアンフィンガー)がうるさいんだよ。これも進化しちまって、(ケースから素早くアイアンフィンガーを何度も取り出すと)これもんだ。すぐ取り出せる。こいつがいつだってつけれるように。冬の札幌、何か起きるのをお前ら楽しみにしてるんだろうな。俺は楽しみにしてねえんだけど、うるせえんだよ、冬になるとな。だから、勝手に今日はこいつが動いたんじゃねえか。オカダ、俺は知ってるぜ。2日やった4人の中で、誰よりもボロボロに疲れて果ててるのを。ボロボロだったな、何をやっても首を押さえて。見てたぞ、俺は。だから、今がチャンスだよ。オカダがあんなボロボロになって、ビッグチャンスだ。簡単に勝てそうだな、今のお前だったら。美味しいよ。絶好のチャンスだ。ムカつくだろ、お前もこんなことされて。お前が横綱だったらなんだ? 俺は幕内か? ムカつくだろ、お前から見たら。じゃあ、潰してやるよ。お前を狙ってやるよ。優しいだろ? ヘトヘトになった、ボロボロになったお前を俺が狙ってやるよ。昨日の内藤にメインイベントのあとにあんなことしなくたってよ、前王者にはリマッチ権あるんだろ、どうせオカダにも。それを俺が力ずくで奪ってやるよ。そしたら、その先が見えてくるだろ? 俺はあんな卑怯な真似しないよ。それでどうだ、オカダ? 悔しいだろ、俺みたいなザコに舐められて。相手してやるよ、ボロボロのお前をな」

【鈴木の話】「しびれるねぇ、ジョン・モクスリー…いやいや、ジョンのクソガキ。しびれるぜ。これが俺とあいつの戦争の始まりだ。テメエ、ただで日本から帰れると思うなよ。コノヤロー、テメエ、ふざけんなよ。おい、ジョン…ジョン…ジョン・モクスリー。俺とあいつの決闘の日、早く決めろ。ハハハ。身体が痛いとさ、ぶっ飛ばされると気持ちいいの知ってる? フフフ。知ってる? 殴られると気持ちいいの知ってる? ハハハハ!」

【モクスリーの話】「キング・オブ・プロレス、キング・オブ・デスマッチ、何とでも言え。これは戦争だ。避けては通れない。骨が折れようが、腱が切れようが、脳しんとうを起こそうが…。そして、全ての疑問にはリングの上で、試合で答えよう」

プロ格 情報局