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1/13【大日本】伊東がインフルエンザから完全復活 3・16横浜文体でデスマッチ王者・小林に挑戦

『BJW WORLD IS NOT ENOUGH〜6人タッグトーナメント準決勝&決勝戦』東京・後楽園ホール(2020年1月13日)
凶器持ち込み8人タッグデスマッチ ○伊東竜二&宮本裕向&木高イサミ&チェイニング・デッカーvsアブドーラ・小林&ドリュー・パーカー&高橋匡哉&星野勘九郎×

 年末年始の興行をインフルエンザのために欠場した伊東が完全復活。豪快なドラゴンスプラッシュで星野を沈めると、25周年記念興行となる3・16横浜文体でデスマッチ王者・小林に挑戦することが電撃決定した。

 この年末年始に大日本プロレスを襲ったインフルエンザの大流行。多数の選手・スタッフが欠場を余儀なくされたが、伊東もその1人だった。12・30後楽園、12・31後楽園(年越しプロレス)、1・2後楽園を欠場。1・4新木場でやっと復帰し、今日が今年初めての聖地登場となった。

 デスマッチファイターが勢揃いした8人タッグ戦に出陣。伊東はのっけからデスマッチ王者・小林に狙いを定めた。場外戦では執拗に額にナックルパートを連打。鉄柱に頭から叩きつけて流血させる。リングに上がると、小林が巨大フォーク、伊東が竹刀を持ち込んでにらみ合い。伊東は剣道よろしくコテを打ってフォークを振り払うと、小林の背中をパイプイスで痛打した。負けじと小林も反攻。亡くなったばかりのケンドー・ナガサキさんに捧げるように、パイルドライバーやパイプイス攻撃を披露して譲らなかった。

 伊東と同じくインフルエンザで年末年始の興行を欠場した木高が、ヤンキー二丁拳銃の相棒・宮本とともに暴れ回り、リング上は大混戦に。再び伊東が登場すると、相手チームの連続串刺し攻撃や星野の勘九郎カッター、ダイビングセントーンで攻め込まれてしまう。だが、木高がダイビングダブルニードロップで強引にフォールをカットすると、宮本はバットで小林や星野の尻を痛打。息を吹き返した伊東もドラゴンキッカーを星野にぶち込む。小林のバカチンガーエルボードロップを上手く星野に誤爆させると、最後はみちのくドライバーIIから蛍光灯の束を挟み込んだドラゴンスプラッシュに繋げて、伊東が快勝した。

 今年最初の後楽園で勝利を飾った伊東はマイクを持つと、「まずは年末年始欠場しまして、申し訳ありませんでした」と観客に陳謝。木高も頭を下げる。伊東は「私、後楽園ホール新年一発目、無事勝利で終えることができました」とアピールすると、「勝ったついでにデカいことを言わせてもらいます」と宣言。場内は大きくどよめく。

 伊東がぶち上げたのはデスマッチ王座への挑戦だった。「チャンピオン・アブドーラ小林、あんたの持っているベルトに挑戦させてくれ」と花道を下がっていく王者に問いかける。場所も伊東の中では決まっていた。25周年記念興行となる3・16横浜文体だ。「あんたが3年ぐらい前から言ってたね。ドームでは棚橋、文体では…。文体でメインを張っているのは俺のほうが多いんだよ。今年で終わってしまう横浜文体だけど、このままあんたが防衛し続ければ、文体は小林になるかもしれない。しかし! そこに俺が挑戦して、“文体は伊東"にしてやるから」と高らかに宣言すると、場内は伊東コールに包まれる。小林は迎撃を即断。2人のタイトル戦が電撃決定した。

 伊東のアピールに背を押されるように、木高も動いた。現在、タッグ王座は関本大介&佐藤耕平組が保持しており、3・3後楽園で最侠タッグリーグ覇者の岡林裕二&入江茂弘の挑戦が確定。その前の2・11後楽園でも防衛戦を行うことがこの日発表になっていた。木高は「伊東さんが大きいことを言うならば、宮本さん、我々も挑戦しませんか?」とタッグ王座挑戦を表明。登坂社長が即決し、こちらのタイトル戦も正式決定に。木高は「確かに1月5日(新木場)、僕らは混ぜるな危険に負けたかもしれない。それなら、あいつらに勝って、混ぜるな危険から防衛してやるよ」と初防衛戦まで視野に入れた。

【試合後の伊東&宮本&木高&デッカー】
▼木高「先に言わせてもらえば、伊東さんが大きいことを言ったんで。それだったら、僕らも関本大介と佐藤耕平が持つベルトに挑戦したいですね。去年、最侠タッグでいい結果を残せなかったんで。去年の汚れは今年の初めのうちに…」

▼宮本「なにそれ? 聞いたことない」

▼木高「わからない。去年の汚れは去年のうちにって。もう終わっちゃったから。でも、今年一発目からいこうよ。2月頭からさ」

▼宮本「大きいこと言いましたから」

▼木高「伊東さんっておいくつですか?」

▼伊東「今年44」

▼木高「44の人が動いているんだから、我々はもっと動かなきゃだめですね」

※デッカーに年齢を確認。今大会で帰国するデッカーが大日本愛を口にすると

▼伊東「自分は星野勘九郎にベルトを獲られて。そこから竹田に挑戦。で、去年は匡哉に挑戦。どっちも落としてますからね。今度こそ3度目の正直。またベルトを奪取して、次に獲れば7度目になりますから。その勢いで頑張っていきたいと思います」

▼宮本「じゃあ、最後にもう1回この2人には謝ってもらいましょうかね?」

▼木高「各団体の皆様、年末年始ご迷惑をおかけしました」

▼伊東「申し訳ありません」

▼木高「申し訳ありません」

※デッカーも一緒に謝り出すと

▼宮本「いや、デッカーは関係ない(笑)」

▼木高「まだ謝るの? もういいでしょう」

▼伊東「今年は年末年始の分を100倍にして返すよう頑張ります」

▼木高「はい。右に同じく。すいませんでした」

プロ格 情報局