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1/17【新日本】小島が最後の前哨戦でゲレーロを直接ピン 「CMLLのウノになる!」

『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2020』東京・後楽園ホール(2020年1月17日)
○小島聡&カリスティコvsバルバロ・カベルナリオ&ウルティモ・ゲレーロ×

 小島がCMLL世界ヘビー級王座戦の最終前哨戦で王者・ゲレーロを直接ピン。「CMLLのウノになる」とベルト戴冠を予告した。

 1・19後楽園でのCMLL世界ヘビー級王座戦に向けて、連日王者のゲレーロと火花を散らしてきた小島が、最後の前哨戦に出陣。小島がカリスティコと、ゲレーロがカベルナリオとそれぞれ組んで激突した。1・20後楽園のNWA世界ヒストリックミドル級王座戦「(王者)カリスティコvsカベルナリオ(挑戦者)」の前哨戦にもなった。

 高ぶりが抑えられない小島とゲレーロは序盤戦からショルダータックルや胸板への張り手をこれでもかと打ち合う。小島がショルダータックルで浴びせ倒したものの、ゲレーロは場外戦で報復。荒々しく観客席に叩きつけ、パイプイスを背中に振り下ろした。

 カリスティコとカベルナリオのスピーディな攻防を挟んで、再び2人はリング上で向かい合うと、小島はマシンガン逆水平、「いっちゃうぞ、バカヤロー」からのダイビングエルボードロップと得意技を惜しげもなく連発するが、百戦錬磨のゲレーロは串刺しラリアット、高角度ブロンコバスターでやり返す。ならばと小島はCMLL興行を意識したのか珍しく雪崩式フランケンを狙ったものの、これを読んだゲレーロは雪崩式パワーボムで返り討ち。小島は大ダメージを負って場外に転げ落ちた。

 前夜にカベルナリアに敗れているカリスティコがハンドスプリングエルボーやダイビングボディアタックなど空中戦で試合を立て直すと、体力を回復させた小島が再登場。ゲレーロの逆水平連打やランニングネックブリーカードロップを食らっても引かずに、ローリングエルボー、垂直落下式ブレーンバスターで活路を開いた。サーポーターを投げ捨ててラリアットを予告した小島は、右腕が避けられても、左腕を即座に振り抜いて反撃をシャットアウト。今度こそ右腕を唸らせてラリアットを突き刺し、王者・ゲレーロから直接ピンフォール勝ちを奪い取った。

 タイトル戦直前で王者を撃破。完璧な形で最後の前哨戦を締めくくった小島は、マイクを持つと、「俺はずっとこのシリーズ、“ビエン"でやってきた。ビエンだ、ビエン。どういうことかわかるか? ビエンは“とても元気"ということだ」とスペイン語を織り交ぜて好調ぶりをアピールし、「ということは、明後日、チャンピオンベルトを獲って、俺がウノになる。CMLLのウノだ」と吠えた。ウノは数字の「1」を意味する。ゲレーロの眼前でトップ獲りを高らかに宣言した小島は、バックステージでも「同じ世代、同じキャリアということで、必ずお前には一泡吹かせようと思っている。そして、メキシコに行って、俺がまた新しいCMLLの歴史を作ってやる」と自信満々に予告した。

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