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1/31【闘龍門/DRAGON GATE】YOSSINOのカツラ落下で苦戦も…イタリアン・コネクションが復活勝利

『闘龍門 特別興行 再会。』東京・後楽園ホール(2020年1月31日)
○コンドッティ修司&YOSSINO&“brother"YASSINI&ミラニートコレクションa.t.withペスカトーレ八木vsヘンリーIII世・菅原witアンソニー・W・森&新井健一郎&SAITO&新井小一郎×

 イタリアン・コネクションが復活を果たし、当時必殺技だったジャベ(メキシコ流の関節技)の共演を披露。最後はコンドッティ修司(近藤修司)がキングコングラリアットで新井小に快勝した。

 イタリアン・コネクションは2000年に生まれたユニット。ジャベを主体とするT2P発のユニットで、すでに引退しているミラノコレクションA.T.を中心に、イタリア人を自称する選手が集結し、華やかながらもヒールとして活動していた。

 今宵はミラノコレクションA.T.のミニ版・ミラニート(ツトムオースギ)を迎えて復活。YOSSINO(吉野)も当時を思わせる長髪のカツラを被って登場すると、YASSINI(“brother"YASSHI)、コンドッティ修司(近藤修司)も同じくイタリアの国旗の色を模した昔のコスチュームでリングに入った。八木統括本部長も現役時代のリングネームであるペスカトーレ八木としてセコンドに付く。一方の菅原もロイヤルブラザーズの相方・アンソニー・W・森を従えてリングイン。リング上は一瞬にして華やかなムードに包まれた。

 イタリアンコネクションは序盤からその魅力を存分に発揮する。ドロップキックを放った際にYOSSINOのカツラが脱げてしまい、一時戦線離脱を余儀なくされると、コンドッティが菅原&森に気品溢れる手さばきで空転させられる場面もあったが、スピーディなタッチワークを披露する。YASSINIは倒れる菅原にこれでもかと罵声を浴びせた末に、何もせずに控えのYOSSINOにタッチを渡すが、2人がかりで変型股裂きに新井を捕獲。さらに、YASSINIは相手チームの股間を両手で鷲づかみにし、さらに空いた口で噛みつくサンタマリアを決めて場内を沸かした。

 またもカツラが取れつつも、YOSSINOが当時の必殺技フロムジャングルを披露すると、ミラニートがパラダイスロックで続き、コンドッティとYASSINIも相手軍の動きを阻んで、T2Pらしいジャベの共演が決まる。すると、セコンドの八木が森を呼び込んで自身も関節技を狙うが、反対に逆片エビ固めに捕まると、たまらずギブアップ。まったく試合結果には影響のないタップアウトだったが、これでリング上の混乱が収まった。

 その後もイタリアン・コネクションの動きが冴え渡る。コンドッティがキングコングラリアット、ランサルセでSAITOを圧倒すると、ミラニートはミラノコレクションA.T.ばりにATロックで菅原にギブアップを迫った。菅原組も新井&新井小(のはしたろう)の合体ヘッドバット、菅原の十三不塔などで巻き返したものの、新井&新井小の同時ダイビングヘッドバットは痛恨の自爆に。孤立した新井小に、YOSSINOのトルベジーノ、コンドッティ&YASSINIのバビロン(合体サマーソルトドロロップ)が連続してさく裂。最後はキングコングラリアット2連発でコンドッティが新井小を仕留めた。

 久々の合体でも、衰えぬ連係を披露したイタリアン・コネクション。YOSSINOこと吉野は年内引退を発表しているが、「次がいつになるのか、これが最後になるのかわからないけども、このイタリアン・コネクションは闘龍門の歴史において伝説のユニットやと思うから、また集まる時があれば。また再会。今回のテーマの再会をしましょうよ」と次なる合体にも積極姿勢を示した。

【試合後のイタリアン・コネクション】
▼YASSINI「グラッツェ、グラッツェ、グラッツェ」

▼YOSSINO「よかったんちゃう? ねえ、コンちゃん」

▼コンドッティ「久しぶりのわりには何の違和感もなく八木さんが溶け込んでたのが凄いよかった」

▼YOSSINO「溶け込んでたけど、最後真ん中でギブアップしてたよね?」

▼YASSINI「ええとこだったのに」

▼コンドッティ「試合壊すんじゃねえよ。ハゲ、コノヤロー」

▼八木「ハゲっていうな、コノヤロー」

▼YOSSINO「まあ、でもね、YOSSINOは去年の2月の20周年で最後って言ったんですけど…。ちょっと頭が痩せたせいか、去年以上にウイッグ取れたよな、ホント。もう3、4回取れたけど。これが本当の最後になるかもしれないんで。こうやってね、イタリアン・コネクションのメンバー、そしてミラニートコレクションa.t.もね」

▼ミラニート「何気に私は初めてなんでね。イタリアぶってますけどね」

▼YOSSINO「いやいや、イタリアやろ?」

▼ミラニート「このチーム初めてなんで、楽しかったです」

▼YOSSINO「次がいつになるのか、これが最後になるのかわからないけども、このイタリアン・コネクションは闘龍門の歴史において伝説のユニットやと思うから、また集まる時があれば。また再会。今回のテーマの再会をしましょうよ」

▼コンドッティ「ひとこと言わなきゃいけないんけど、2月7日、DRAGON GATEで俺は1つ大きな仕事をしなきゃいけない」

▼YOSSINO「そうそうそうそう。今日はお祭りやけどね」

▼コンドッティ「首を負傷中の吉野さんを、身体を張って守る。それだけは約束する」

▼YOSSINO「こんな頼もしいパートナーはいないと思うんで。今日はお祭り。来週の後楽園はDRAGON GATEの本戦なんで。今日の吉野とは違う吉野正人、近藤修司で行くから。それも皆さん楽しみにしておいてください。グラッツェ、グラッツェ」

▼YASSINI「グラッツェ!」

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