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2/1【新日本】EVIL“4度目の正直"ならず 激勝・石井が6人タッグ奪回で「トドメ刺す」

『THE NEW BEGINNING in SAPPORO〜雪の札幌2連戦〜』北海道立総合体育センター 北海きたえーる(札幌市)(2020年2月1日)
○石井智宏vsEVIL×

 石井が激闘を制して対EVIL4連勝。EVILの持つNEVER6人タッグ王座に挑戦する2・6後楽園大会へ向けて「ここでとどめ刺してやる」と予告した。

 1・5東京ドーム大会でガントレット戦を制したEVIL&鷹木&BUSHIがNEVER6人タッグ王座を奪取。EVILが石井から決勝フォールを奪っての戴冠だった。翌1・6大田区大会でも両者は激しく渡り合い、一騎打ちに合意。両者はこれまで3度シングル対決し、石井が全勝している。2・6後楽園大会で後藤&石井&イーグルスが挑戦するNEVER6人タッグ王座戦へ向けた前哨戦ともなった。

 開始早々、両者はタックル合戦、エルボー合戦による真っ向勝負を展開。場外戦では石井がイス攻撃を連発したが、EVILもラリアットでイスごと殴り倒して譲らず。石井の首にイスを引っかけての鉄柱攻撃を敢行した。すかさずEVILはネックブリーカードロップで叩きつけ、ネックロックなどの首攻めに出た。

 石井もブレーンバスター合戦を制したが、EVILはターンバックルブレーンバスターで返り討ち。石井の首にイスを引っかけ、もう一つのイスで殴打して再び首への集中砲火に出る。石井もひねりを加えたバックドロップで反撃するものの、EVILはレフェリーを利してのマジックキラーを敢行する頭脳プレーで主導権を渡さない。延髄ラリアット、ロープに宙づりにしての踏みつけ攻撃で攻め込んだ。

 劣勢が続いた石井だったが、ジャーマンでぶん投げて意地の反撃。自らを鼓舞するように雄たけびを上げると、串刺しラリアット、雪崩式ブレーンバスターと得意技を連発して巻き返す。EVILがエルボーを連発しても仁王立ちし、エルボー一発でねじ伏せ、パワーボムを敢行。スライディングラリアット狙いをEVILがラリアットで迎撃しても、石井はカウンターのニールキックを放ち、こん身のラリアットをお見舞い。垂直落下式ブレーンバスターはEVILが必死にこらえたが、ワンツーエルボー連打を浴びせた。

 EVILもブレーンバスター、ラリアットをことごとく阻止し、ラリアットを叩き込んで流れを取り返す。串刺しラリアット、トップロープからの雪崩式ブレーンバスターを敢行。EVILを阻止した石井がノーモーション頭突きをぶち込んでも、ダークネスフォールズをさく裂させた。

 2カウントで返した石井はEVILをDDTで切り返し、スライディングラリアットを叩き込む。自らマットに何度も頭を打ちつけて鼓舞すると、延髄斬り、スライディングラリアットをお見舞い。譲らないEVILがハーフネルソンスープレックスを連発しても、石井はドラゴンスープレックスで徹底抗戦。意地で立ち上がるEVILにラリアットを叩き込み、EVILがお株を奪うノーモーション頭突きで応戦し、ラリアットを追撃してもEVILは石井が決めさせず。ラリアットの打ち合いも制した制した石井は垂直落下式ブレーンバスターで突き刺して激闘に終止符を打つ3カウントを奪った。

 石井がEVILにシングル4連勝。ドームの屈辱を札幌の地で晴らした。同時に2・6後楽園大会でのNEVER6人タッグ王座挑戦へ向けて弾みもついた。「EVIL、落ちるところまで落ちたか? いや、まだまだだ」とさらなる屈辱を味わわせる構えの石井は「次はNEVER6人タッグ、ここでとどめ刺してやる」と予告。6人タッグ王座を早期奪還し、EVILをどん底に突き落とす構えだ。

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