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2/4【新日本】引退目前の中西が鈴木と火花 聖地でも大歓声

『Road to THE NEW BEGINNING』東京・後楽園ホール(2020年2月4日)
○天山広吉&中西学vs鈴木みのる&DOUKI×

 引退目前の中西が鈴木とチョップ合戦で火花。プロレスの聖地・後楽園でも大歓声を浴びた。

 2・22後楽園で引退試合を控える中西は、2・1&2・2札幌で北海道のファンに別れを告げ、引退発表後、初めて東京のファンの前に登場。天山と組んで、鈴木&DOUKIと激突した。

 序盤から中西が躍動した。鈴木の襲撃を受けたものの、場外フェンスに投げつけて鎮圧。リングに舞い戻ると、天山とダブルショルダータックルをDOUKIに浴びせ、「死ね、DOUKI!」と絶叫してランニングボディプレスを投下した。

 再び鈴木軍が場外戦に持ち込むと、流れは逆転。鈴木によって記者席のテーブルで痛打された中西は観客席付近で倒れ込み、鈴木軍ペースに傾いた。

 しかし、しばらく捕まった天山が自力で反撃を果たすと、怒りに震える中西が大暴れ。鈴木に重たい逆水平を浴びせる。鈴木も胸板への張り手を返して激しい打ち合いに発展するが、猛連打で押し勝った中西はスピアーをズバリ。野人ダンスからラリアットを振り抜くと、鈴木をアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げた。DOUKIのカットが間に合うと、鈴木は鋭いエルボーを振り回したものの、中西はDOUKIのフライングボディアタックをキャッチし、鈴木めがけてぶん投げてどよめきを誘った。

 勝負を決めたのはパートナーの天山だった。鈴木軍の連続攻撃からDOUKIのスワンダイブ式フットスタンプをもらってしまったものの、中西が急行。パイプイスを持ち出した鈴木を野人が力ずくで場外に分断すると、天山は鉄パイプを持ち込んだDOUKIをニールキックで蹴り倒し、アナコンダバスターからアナコンダバイスに捕獲して一気にギブアップを奪い取った。

 試合後、中西と天山はガッチリと握手。聖地・後楽園ホールが大歓声に包まれると、中西は拳を突き上げてそれに応えた。「今日はあんなクソども相手やったからね。まあ、ニシオくんがガッチリと暴れてくれたから、俺が勝ったようなもんですよ。ホンマはニシオくんに取ってほしかった。アルゼンチンで思いっきりあいつらの腰をへし曲げて折ってほしかったですけど、俺が今日は勝利させてもらいました」と中西をねぎらった天山は「残り少ないですけどね、頑張りましょう」と激励。握手で応えた中西は「全面に俺が出ます!」と残り少ない試合でも全力ファイトを誓った。

【試合後の中西&天山】
▼天山「カモン、ニシオ。センキュー。ありがとう」

▼中西「ありがとうございました」

▼天山「ありがとう。今日はあんなクソども相手やったからね。まあ、ニシオくんがガッチリと暴れてくれたから、俺が勝ったようなもんですよ。ホンマはニシオくんに取ってほしかった。アルゼンチンで思いっきりあいつらの腰をへし曲げて折ってほしかったですけど、俺が今日は勝利させてもらいました。明日あさって、また後楽園がありますけど」

▼中西「またお願いします」

※2人は握手を交わす

▼天山「残り少ないですけどね、頑張りましょう。ありがとうございました」

▼中西「前面に俺が出ます!」

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