2/6【新日本】天山が野人に捧ぐムーンサルト 大興奮・中西「次は俺が取る!」
『Road to THE NEW BEGINNING』東京・後楽園ホール(2020年2月6日)
○天山広吉&中西学vsトーア・ヘナーレ&本間朋晃×
2・22後楽園で引退を控える中西の眼前で、天山が決死のムーンサルトプレスを決めて本間を撃破。大興奮の中西は「次は俺が獲るから!」と吠えた。
引退直前の中西が天山と組んで、本間&ヘナーレと対戦した。昨日(5日)は真壁のキングコングニードロップに沈み、悔しい敗戦を喫した中西だったが、気落ちなど皆無。大きな「中西」コールを浴びると、序盤からパワフルな動きを披露し、ヘナーレと真正面からやり合い、豪快なスピアーを突き刺した。
昨日の試合後に「中西学の最後の底力を出してほしいなと思います」と語っていた天山も発奮。中西との2人がかりのチョップ連打やダブルショルダータックルなど連係攻撃もさく裂する。一転して天山が防戦に回ると、控えの中西が懸命に鼓舞。それに応えた天山がヘナーレにニールキックをぶち込むと、再び野人がリングに飛び込んだ。逆水平で快音を鳴らした中西は「クソガキ!」と叫び、野人ダンスを挟んでラリアットを2連発で発射。アルゼンチンバックブリーカーで勝負に。本間がカットに入ってもなかなか離さず、野人ハンマーで返り討ちにする。
最後は天山が試合を決めた。相手チームのこけしロケット&水面蹴りを食らってしまったものの、本間の正調こけしは回避して自爆に追い込む。リングに飛び込んだ中西がラリアット、さらには上からドン!で援護射撃。興奮状態の中西がゲキを飛ばすと、天山がムーンサルトプレスを投下して本間を仕留め、野人に勝利を捧げた。
試合後、天山と並んで勝ち名乗りを受け、大声援を浴びた中西。久々に爆発した天山のムーンサルトプレスに興奮を抑えきれず、「永田も小島さんもいなかったけど、4人分の重みがありましたよ」と猛牛を称えた。
2・9大阪城ホールでは永田、小島を加えた第三世代の4人で、真壁&本間&ヘナーレ&田口と激突する。天山に刺激を受けた様子の中西は、最後の大阪登場に向けて「次は俺が獲るから!」と予告してみせた。
【試合後の天山&中西】
▼天山「ニシオ! 中西! ニシオ、カモン!」
▼中西「素晴らしい! さすが天山さん」
▼天山「ありがとう。今日はニシオくんがメチャクチャヘルプしてくれたらね。ここはやるしかないって」
▼中西「いやあ、本間がぶっ壊れると思った。凄い」
▼天山「今日もニシオを全部フォローしようと思ってやってましたけど、ちょっと俺も途中で捕まって、ニシオくんが大暴れして。そのぶん、俺もやらなあかんと思って、やりましたけど」
▼中西「2人分の重みがあったっちゅうかね。永田も小島さんもいなかったけど、4人分の重みがありましたよ。ありがとうございました」
▼天山「ありがとう。また来週、大阪で」
▼中西「お願いします。大阪で」
※天山が去っていくと
▼中西「凄いね、あの男はやる男です。ああ、なんかペチャンコの煎餅ができたかと思ったよ。次は俺が獲るから!」