プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/9【新日本】ジェイがSANADAとの大接戦制して再起

『THE NEW BEGINNING in OSAKA』大阪城ホール(2020年2月9日)
○ジェイ・ホワイトvsSANADA×

 1・4東京ドームでインターコンチネンタル王座を失ったジェイが、SANADAとの接戦を制して再起した。

 二冠獲りを狙っていたジェイだったが、1・4東京ドームで内藤に敗れてインターコンチネンタル王座から陥落。1・5ドームで飯伏を下したものの、翌日の大田区ではタッグマッチながらSANADAのオコーナーブリッジに丸め込まれて敗戦を喫した。これにキレたジェイはパイプイスでSANADAをメッタ打ちにして遺恨が勃発。スペシャルシングルマッチで雌雄を決することになった。

 シングル初対決はセコンドの外道を暗躍させたジェイペースで幕開け。ジワリジワリとSANADAを痛めつける。SANADAもフランケンシュタイナーからパラダイスロックやドロップキック→プランチャの連続攻撃などで反攻したものの、ドラゴンスリーパーはジェイがサミングで阻止。SANADAのスキを突いてコンプリートショットを放つと、一気にジャーマンでぶっこ抜く。さらに、ひねりを加えたブレーンバスター、キーウィークラッシャー(変型フィッシャーマンバスター)を立て続けに繰り出した。

 負けじとSANADAはネックスクリュー、バックドロップでお返し。Skull Endは外道がエプロンに上がったために未遂に終わったが、バックフリップ、シュミット式バックブリーカーからラウンディングボディプレスの構えに。またも外道が介入するが、トップロープの上に股間から落として固定すると、ロープを蹴り飛ばして制裁した。邪魔者がいなくなったところで、SANADAはドラゴンスリーパーに固めると、そのままぶん回し、リング中央でのSkull Endで絞めに絞める。ジェイがギブアップしないとみるや、ラウンディングボディプレスで勝負に出た。しかし、ジェイに避けられて痛恨の自爆。戦況は五分五分に。

 ここからジェイはブレードランナー、SANADAはSkull Endを狙って、ポジションが二転三転。何度も攻守が入れ代わる。SANADAは一瞬のスキを突き、1・6大田区と同じようにオコーナーブリッジで丸め込むが、ジェイはギリギリでキックアウト。様々な体勢からSANADAが背後に回り込んで首を狙ってきても、スリーパースープレックスで強引に投げ捨てて流れを掴んだ。変型バックドロップホールド、両腕クロス式ハーフハッチで畳みかけると、最後は必殺のブレードランナーで接戦を制した。

 SANADAを下してジェイが再起。タイトル戦線での再浮上に向けて大きな意味を持つ一歩目を踏んだ。「試合の前に、ご丁寧に俺のプランを話しているんだから、試合後のコメントなんて必要ないはずだ。俺からお前に言えることはただ1つ。『だから言っただろう?』。外道を含めてお前たち全員に言ってきた」とマスコミに罵声を浴びせたスイッチブレードは、メインイベントで行われる内藤vsKENTAに触れ、「BULLET CLUBはいつも計画を持って動いてきた。今日の主役はFANGS(ヘビの毒牙)だ。今夜また新たな歴史が生まれるぞ。もう一度言う。俺たちには常に計画がある」と意味深げに宣言した。そして、メインに乱入までしたものの、ジェイはヒロムによってバックステージへ排除され、結果はKENTAが敗北。計画の練り直しを余儀なくされそうだ。

プロ格 情報局