プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/11【大日本】関本&耕平がタッグ王座完勝V1、岡林&入江と激突 イサミは一騎当千出場を表明

東京・後楽園ホール(2020年2月11日)
BJW認定タッグ選手権試合 ○関本大介&佐藤耕平vs宮本裕向&木高イサミ×

 関本&耕平がヤンキー二丁拳銃に完勝してタッグ王座V1。3・3後楽園で“混ぜるな危険"岡林&入江を迎え撃つことが確定した。一方、敗れたイサミが今年はストロング部門で行われる一騎当千への出場を表明。公式戦での関本&耕平へのリベンジを予告した。

 関本はボディガーとタッグ王座を保持していたものの、ボディガーの右太もも負傷により返上に。昨年の12・18横浜文体では急きょ、耕平と組んで、河上&菊田との新王者決定戦を制し、再びベルトを腰に巻いた。初防衛戦に名乗りを挙げたのは、“ヤンキー二丁拳銃"宮本&イサミ。4度目の戴冠を狙って王者に挑んだ。

 二丁拳銃は関本の左腕に狙いを定めたものの、関本は怪力を活かして挽回。代わった耕平が場外でサッカーボールキックをぶち込んだのを合図にイサミの腰攻めにシフトし、代わる代わるに長時間痛めつけた。

 イサミが耕平にドラゴンスクリューを決めてピンチを脱すると、宮本が怒とうの大技攻勢に打って出る。関本が相手に代わると、腰を攻められて苦もんしたが、ジャンピングアームブリーカーで左腕攻めを再開。イサミも腕をオーバーヘッドキックで射抜き、両手をリングにつかせて左手を蹴り上げると、アルゼンチンバックブリーカーで担がれてもアームロックで切り返して関本を追い詰めた。

 関本はショートレンジラリアットで強引に活路を開き、耕平のフォローを受けて、ダイビングボディプレスを落とすと、再びアルゼンチンに捕らえる。宮本が急行すると、耕平とともに眉山の体勢に。しかし、宮本は一回転して不時着。すかさずイサミが耕平をミサイルキックで場外に蹴散らし、トペスイシーダで足止めする。一方、宮本は関本と真っ向から逆水平を打ち合うと、イサミとあうんの呼吸で合体し、串刺しダブルニーと延髄斬りのサンドイッチ弾をズバリ。宮本の蒼魔刀、イサミのダイビングダブルニードロップも完璧に決まった。

 勝機を掴んだイサミは回転十字固めで関本を転がし、変型腕固めで絞めに絞める。場内は沸騰するも、関本は力ずくで抱え上げてバックフリップで鎮圧。ぶっこ抜きジャーマンは股間をすり抜けたイサミにヨーロピアンクラッチで切り返されてしまったものの、エプロンから耕平がエルボーを振り抜いて援護射撃すると、関本はフルスイングのラリアットを一閃。最後は耕平のパイルドライバー、関本のジャーマンの必殺リレーで熱戦に終止符を打った。

 試合が終わればノーサイド。宮本は王者2人と握手を交わしたが、納得のいかないイサミは拒否し、「関本さん、耕平さん、あなたたちは本当に最強のストロングBJの2人だと思います。あと見ている岡ちゃん、そこにいる神ちゃんや大地も含めて、ストロングBJって凄いと思います。だから、あえて今年のストロングの一騎当千、一枠残してもらいました」とXとなっていたリーグ戦最後の一枠が自分であることを告白。関本&耕平のほか、和樹、2AWの滝澤大志と同じBブロックにエントリーすることが決定した。イサミは「本当は勝ってお前らにリベンジに来いと言いたかったのですが、どうやら僕がリベンジする機会を作ってもらう形になったようです。公式戦でお会いしましょう」と雪辱を誓った。

 それを受けて関本は「おい、木高イサミ、やってやる、てめえ、コノヤロー。やってやるよ。潰してやるよ。腰骨折って、バッキバキの2つにしてやるからな、てめえ」と荒々しく返答。イサミが「デスマッチファイター舐めんじゃねえぞ」と挑発しても、「おい、舐めてなんてねえよ。こっちはな、毎日鍛えに鍛えまくって、お前との戦い楽しみにしてるからな」と言い放った。

 タッグ王座の次期防衛戦はすでに決定済みで、昨年の最侠タッグリーグを制した岡林&入江を3・3後楽園で迎え撃つ。関本はあえて「次の挑戦者を求む。おい、タッグで誰かいねえのか?」と確認した上で、改めて「じゃあ、次のタイトル戦、俺らから逆指名でいいか。混ぜるな危険! いるか、おら」と絶叫。岡林が姿を現すと、「俺と耕平のベルト、20年の重み…しっかりと挑戦してこい。わかったか!」と通告。耕平も「俺らが獲った時に一番最初に挑戦してきたのはこれ(ピッサリポーズ)だから。ぜひやろう」と口を揃え、岡林をにらみつけた。

 次期防衛戦も確定し、改めて気合いを入れた関本&耕平。一騎当千ではパートナー対決も控えているが、まずはタッグ王座防衛に集中し、混ぜるな危険を返り討ちにするつもりだ。

【試合後の関本&耕平】
※耕平だけが先にコメントブースに姿を現すと1人だけで喋り始める

▼耕平「個人的な見解だけ。久々に二丁拳銃とやりましたけど、やっぱりイサミも裕向もいろんなところで自分のサイズよりも大きい選手とたくさん試合しているだけあって、全然前と比べものにならないぐらい読めない行動、読めない攻めをしてきたんで、手こずりましたけど。とりあえず僕が個人で思う中では日本の中で最高なタッグチームの1つだと思っているんで、そこをクリアできたことで、またちょっとだけこのベルトの価値を上げれたと思います。関本が言っていたように、逆指名は最初驚きましたけど、考えてみれば、最初に来たのが岡林&入江だったんで。まあ、大介の言った通り、こっちから指名した上で、次も防衛したいと思います。そこはまず1つの山なんですけど、その先にある一騎当千にイサミが。決まりなんですか? わからないですけど、なんか出るようなこと言ってたんで。ただ、ちょっとごめんなさい。どこのブロックにいるとか、まだ詳しく自分でわかってないんで」

※ここで関本が加わる

▼関本「ありがとうございました」

▼耕平「お疲れ。ありがとう。とりあえずどこのブロックに来るのか詳しくわかってないですけど」

――耕平選手とは同じブロックになるが?

▼耕平「ということは…(関本と同じブロックであることに気づき)マジ…。やりづれえ。でも、いいですね。とりあえず防衛戦が先なんで、防衛戦を頭に置いた上で、このやりづらさを楽しさに変えたいと思います」

※耕平が先に去っていく

▼関本「まあ、今日はね、本当に何とか勝てた。いやあ、本当に肩を上げるのに必死でした。今日、木高イサミがアピールした通り、一騎当千に出るらしいっすね。しかも、俺と耕平さんと同じブロック。まあ、完璧に心の芯まで叩き潰してやりますよ。でも、今日は最高の戦いができて嬉しかったです。また一騎当千に向けて、必死に鍛え直します。ありがとうございました」

プロ格 情報局