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2/16【NOAH】HAYATA逆転勝利もろっ骨負傷深刻 STINGER王者トリオは“挑戦拒否"変わらず

『HIGHER GROUND 2020』東京・後楽園ホール(2020年2月16日)
○HAYATA&原田大輔&YO-HEYvs小川良成&小峠篤司&鈴木鼓太郎×

 GHCジュニアタッグ王座挑戦を目指すHAYATAが、王者・鼓太郎から辛くも逆転勝利。とはいえろっ骨負傷は深刻の度を深め、王者の鼓太郎&小峠組は改めて“挑戦拒否"の姿勢を鮮明にした。

 ジュニアリーグ戦を制した原田は小川のGHCジュニア王座、HAYATA&YO-HEY組はジュニアタッグ王座挑戦を迫っているものの、STINGERの王者トリオは揃って難色。王座戦実現か否かの綱引きが続いているが、ここに来てHAYATAがろっ骨を痛める逆境に立っていた。

 試合を途中退場した2・9福島大会から1週間が経っていたが、HAYATAの患部は癒えぬまま。テーピングでガチガチに固めたわき腹めがけて早々に鼓太郎から非情のボディエルボーを連発されると、セコンドのタダスケによって医務室へと運び込まれた。

 福島大会に続いて“2対3"の状況となったRATEL'Sサイドだったが、気合の塊となった原田が小川への猛烈エルボーを連発して“欠員分"を埋める。さらには終盤、YO-HEYが相手方の集中砲火を切り抜けるや、医務室から必死に戻ってきたHAYATAにタッチを渡した。

 すかさず鼓太郎はわき腹に殺到したものの、HAYATAも相手方にトラースキックを連射して奮闘。さらには鼓太郎の串刺し攻撃を避けると同時に、エプロンサイドを走っていたYO-HEYがコーナー越しのジャンピングハイキックをドンピシャリと叩き込み、間髪入れずにHAYATAが必死のスクールボーイで丸め込んで逆転3カウントをモノにした。

 小峠を丸め込んだYO-HEYに続いて“王者直接ピン"の実績を重ねた形となったHAYATAだが、試合後には怒りのSTINGERからろっ骨への“リンチ"を浴びて苦悶。小峠がボディへの低空ドロップキックやダイビングボディプレスを浴びせると、場内はブーイングに包まれた。

 ボロボロにされた敗者のように引き上げたHAYATAとは対象的に、STINGERのジュニアタッグ王者コンビは元気に毒舌コメント。「あんなんで挑戦資格あると思ったら、大間違いやろ? ほとんど試合の半分以上をどっか行っておいて、最後だけあんな勝ち方しておいて、挑戦させてくれはないと思うんで。いやいや、ダメっしょ?」(小峠)、「そもそもあの身体でできるのかって」(鼓太郎)と、挑戦拒否の姿勢を改めて鮮明にした。


【試合後の原田】
――HAYATAの状況が気がかりだが、勝つことはできた

▼原田「勝つには勝ったけどな、安心はでけへん状況やから。でも、俺たちは絶対! ここで終わらへんぞ。ベルトやベルト!」

【試合後の小川&鼓太郎&小峠】
――試合では敗れてしまったが?

▼小峠「いや、あんなんで挑戦資格あると思ったら、大間違いやろ? ほとんど試合の半分以上をどっか行っておいて、最後だけあんな勝ち方しておいて、挑戦させてくれはないと思うんで。いやいや、ダメっしょ?」

▼鼓太郎「そもそもあの身体でできるのかって」

▼小峠「あんな身体で出たら…。今日みたいな試合する気? お客さんに失礼やろ」

――小川選手は原田選手にかなり攻め込まれていたが?

▼小川「覚えてない」

――挑戦を受ける気はない?

▼小川「いやでも、この流れではこっちが圧倒しているし、どうだろう?」

▼小峠「いや、ないでしょう」

▼鼓太郎「HAYATAがあんな体調だったら、やるこっちが気を遣うもんね。気を遣いながら試合をするのはイヤだな。やりません」

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