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2/20【新日本】同門・ロメロを返り討ち SHO&YOHがジュニアタッグ王座熱闘V2

『NEW JAPAN ROAD』東京・後楽園ホール(2020年2月20日)
IWGPジュニアタッグ選手権試合 ○SHO&YOHvs田口隆祐&ロッキー・ロメロ×

 SHO&YOHが26分を超す熱闘の末、RPG 3Kの同門・ロメロを返り討ち。ジュニアタッグ王座V2を果たした。

 ジュニアタッグ王者・SHO&YOHは2・9大阪城ホールでデスペラード&金丸を下して初防衛に成功したばかり。今月2度目の防衛戦で、昨年のジュニアタッグリーグで敗北を喫している田口&ロメロの監督コンビを迎え撃った。

 RPG 3Kの司令塔にあたるロメロはSHO&YOHのことを知り尽くしている。前夜の前哨戦でも王者組を翻ろうし、「明日は俺たちの夜になる」とベルト奪取を確信していたが、その言葉通りに試合をリードした。冷静に戦況を見定めると、田口がヒップアタックを乱れ打ち、三角飛び式プランチャ、トペコンヒーロで連続ダイブ。一瞬の隙を突いて、YOHをオーマイ&ガーアンクルに捕らえる。ロメロもコルバタやラリアットを連発して王者組をナデ斬りにすると、SHOの左腕に狙いを定め、一点集中攻撃に持ち込むと、腕ひしぎ逆十字固めに捕獲。田口もオーマイ&ガーアンクルでYOHを同時に絞め上げた。

 王者組も腕ひしぎとアンクルホールドに絡め取って反攻したものの、2対2のエルボー合戦は監督コンビが同時ジャンピングヒップアタックで押し勝つ。田口がコーナー上で尻を突き出して構えると、ロメロがそこめがけてSHOをシーソーホイップで投げつけ、それを合図にロメロのスイング式DDT、田口のスライディング式ヒップアタック、監督タッグのどどん&コードブレイカーと怒とうの連続攻撃がさく裂して、王者を圧倒した。

 しかし、SHO&YOHも連係攻撃で巻き返す。ダブルジャンピングニーで田口を排除すると、合体フェイスバスター、バッククラッカー→ジャンピングビックブーツでロメロを攻め立て、3Kの構えに。田口が急行してロメロを救出すると、自らも3Kを狙われるが、ヒップアタックで阻止し、ここから両軍のラリアットやジャンピングヒップアタック、スピアーなどが連鎖し、4人がリング上で崩れ落ちた。

 ここが勝負所と踏んだロメロは丸め込みを連発してあわや3カウントという場面を何度も作るが、必死に肩を上げたSHOはラリアットを一閃。ぶっこ抜きジャーマン、パワーボム式剣山バックブリーカーと大技で畳みかける。粘るロメロも丸め込みやバックキックなどで抵抗を試みるが、SHOが続くジャンピングニーをキャッチすると、YOHがリングに飛び込んで、そのまま3Kをお見舞い。勝負を捨てない田口がカットに入ると、トラースキックの誤爆を誘って最後の抵抗を見せたものの、SHOがジャンピングヒップアタックをキャッチしてのジャーマンで黙らせると、試合権のあるロメロにラリアット、クロスアーム式パイルドライバーをズバリ。そして、最後は合体技・STRONG Xを爆発させて、接戦をものにした。

 SHO&YOHが激闘を制してジュニアタッグ王座V2。試合後には田口とロメロと握手を交わして健闘を称え合った。熱戦の末にベルトを死守した2人は今後の戦いについて早くも言及。SHOが「ジュニアの選手はジュニアのシングルのベルトにどう絡めばいいんだ? 言っていくことしかねえだろう、こうやって。狙っているぞ、俺たち2人で。2人とも狙ってんだよ。どっちが先にそっちにチャレンジできるのか。そこも戦いなんだよ」とヒロムの保持するIWGPジュニア王座に狙いを定めれば、YOHは「IWGPジュニアタッグのベルトに興味があるヤツ、誰でもいい。いつでもいい。明日でも、明後日でも。常に俺たちは、チャンピオンだけれど、挑戦者のつもりで向かっていくから。このジュニアタッグの価値を、ジュニアの価値を上げてみせます」と次なる挑戦者を求めた。

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