2/24【NOAH】最終前哨戦で意地の試合後KO 王者・潮崎が「最強の外敵」藤田に「I am NOAH!」
『PRO WRESTLING NOAH 20th ANNIVERSARY NOAH the CHRONICLE vol.1』愛知・名古屋国際会議場(2020年2月24日)
○鈴木秀樹&藤田和之vs潮崎豪&谷口周平×
3・8横浜文体大会のGHCヘビー級王座戦に向けた最後の前哨戦で、王者・潮崎が挑戦者・藤田を試合後にKO。「最強の外敵」と認めた挑戦者の頭上で、「I am NOAH」を叫んだ。
2・16後楽園大会の前哨戦第1ラウンドでは藤田に絞め落とされ、水までぶっかけられる屈辱を味わっていた潮崎。ノア旗揚げ20周年記念ビッグマッチ第1弾となったこの日のセミファイナルで最終前哨戦に臨んだ。
やはり藤田が猛威。強烈な張り手を叩き込み、ショルダータックル合戦でも競り勝つと、潮崎の逆水平を胸板を突き出しながら受け止める怪物っぷりを発揮。中盤過ぎにも潮崎の豪腕ラリアットを2発に渡って浴びても倒れず、お株を奪う“マシンガン式ビンタ"まで繰り出して野獣の雄叫びを上げた。
試合も鈴木があばらを痛める谷口をグラウンド卍固めで仕留めて藤田側に軍配が上がったものの、試合後に意地をみせたのは豪腕王者。鈴木、藤田をことごとくこん身の豪腕ラリアットでKOするや、大の字となった藤田の頭上で「最強の外敵! 藤田和之! お前にはこのGHCベルトは渡さない! 俺がノアを守る! I am NOAH!」とマイクで叫び、金色のベルトを掲げた。「もう後は“やるか、やられるか"。それだけだ」(潮崎) “方舟vs闘魂"の頂上対決へ、待ったなしだ。
【試合後の藤田&鈴木】
▼藤田「言うことないよ」
▼鈴木「あるでしょ? タイトルマッチやるんですから」
▼藤田「獲りゃいいんだろ? 相手のベルトを」
▼鈴木「獲ればいいですけど。もう今日で最後ですか?」
▼藤田「3月8日、横浜! 俺がベルトを獲る!! わかったか!?」
※藤田が去っていくと
▼鈴木「最後に終わってから攻撃するのはよくないですね。ずるい。卑怯ものですね」
【試合後の潮崎】
――藤田との最後の前哨戦となったが?
▼潮崎「前にも言ったけど、前哨戦でもタイトルマッチだと思って藤田和之と闘ってきたから。さっきも言ったけど、最強の外敵。あんな外敵いないでしょ。GHCのベルトを懸けて3・8の横浜文体で…勝負だ!」
――最強の外敵だからこそ倒しがいがある?
▼潮崎「ラリアット2発打ち込んだ。それでも倒れない。あんな外敵いるかよ。今までやったことがないような、誰もやらないような相手。だからこそGHCのベルトを懸けて闘う意味がある。誰にも渡さない」
――もう言葉はいらない?
▼潮崎「これ以上何があるんだ。もう後は“やるか、やられるか"。それだけだ」