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2/29【WRESTLE-1】所属対決タッグ王座戦へ土肥&稲葉「これぞW-1という試合を」、ヒートが「ゴミレスラー」呼ばわりもクルーザー王者・吉岡「最後ぐらいハッピーエンドで」

 3・15大田区大会のWRESTLE-1タッグチャンピオンシップ、WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップへ向けた会見が29日、東京・大久保のGSPメディアセンターで行われ、稲葉大樹&土肥孝司が王者組・芦野祥太郎&児玉裕輔との所属同士によるタッグ王座戦へ向けて「これぞWRESTLE-1という試合をしたいと思います。そして最後に俺らがタッグチャンピオンになります」と宣言。クルーザー王者・吉岡世起は挑戦者・ヒートから「初代王者・田中稔以外はホントにゴミみたいなレスラー」と歴代王者を酷評され、「最後ぐらい俺のハッピーエンドで終わらせてやろうと思います」と返り討ちを宣言した。

 3・15大田区大会は無期限の活動休止が決まったWRESTLE-1にとって最後のビッグマッチ。当日は3大タイトルマッチが主軸となる。その中で唯一の所属対決となるのが王者組・芦野&児玉に稲葉&土肥が挑戦するタッグ王座戦だ。無期限の海外遠征を表明した稲葉に土肥が待ったをかけて決まった一戦で、団体が活動中止となるとあって、二人は「これぞWRESTLE-1という試合をしたいと思います。そして最後に俺らがタッグチャンピオンになります」(土肥)、「今までWRESTLE-1で学んできたことを全部、この大田区で出して、タッグベルト最後に獲りたい」(稲葉)と口を揃えて誓った。

 対する王者組はこの状況にもマイペースそのもの。芦野が「いろいろとありますが、やることは変わらず、リング上で最高のパフォーマンスを見せるだけ」と言い切れば、児玉は「団体がなくなるっていうだけなんで、WRESTLE-1のレスラーとして消えていく炎じゃないけど、それを最後に燃やして、そういう試合を必ずやります」と宣言した。これがV4戦となる王者組は自信満々。芦野は「タッグチームという印象はあまりないですね。個の二人が組んでるっていう感じ」と挑戦者組を評したうえで、「それに比べて裕輔と俺は完全にタッグチームなんで、タッグの魅力を全開に引き出せるのは俺たち」と豪語。児玉も「タッグチームとしての完成度、完全に僕らの方が上」と言い切った。

 2・12後楽園大会でクルーザーフェスに優勝したヒートがクルーザー王者・吉岡に挑戦する。「出る意味が全くないトーナメントに並べられて、ずいぶん遠回りさせられた」と皮肉を込めたヒートは、「歴代チャンピオン調べてみたんですけど、初代王者・田中稔以外はホントにゴミみたいなレスラーが並んでた」と言いたい放題。「ここ何年、ゴミレスラーの腰にしか巻かれていない不運なベルトだと思うんですね。俺がそこから解放してやりたい」と宣言し、吉岡がコメント中は目を閉じて寝たふりするなど完全に見下した。

 王者・吉岡は昨年12・26後楽園大会で3度目の戴冠を果たし、これが初防衛戦となる。ヒートの「ゴミレスラー」発言を受けて「初代チャンピオンってことは取られてるわけですからね、そのゴミレスラーに。そこんとこはどうなんだろう」と反論。「ここ数年は俺、児玉裕輔、パンテーラ、アンディ・ウー、ほぼ4人だけでベルトを回してきたようなもんですね。その中で試合の評価っていうのは少しずつ俺らが上げてきた」、「このベルトに一番心血注いできたのは俺だと思ってる」と自負している。だからこそ、「最後ぐらい俺のハッピーエンドで終わらせてやろうと思います」とヒート返り討ちを宣言。W-1最後のビッグマッチへ向けて「お客さんが忘れられない試合をしたい」と誓ってみせた。

【会見の模様】
▼土肥「WRESTLE-1の活動休止、そして最後のビッグマッチということで、そこで組まれた所属同士のタイトルマッチはこのタッグ選手権だけ。今までWRESTLE-1でやってきたこと、これぞWRESTLE-1という試合をしたいと思います。そして最後に俺らがタッグチャンピオンになります」

▼稲葉「自分もWRESTLE-1所属でずっとやってきて、今までWRESTLE-1で学んできたことを全部、この大田区で出して、タッグベルト最後に獲りたいと思います」

▼芦野「いろいろとありますが、やることは変わらず、リング上で最高のパフォーマンスを見せるだけなので。そこはブレずに。そして裕輔と俺でこのベルトを防衛して持って帰りましょう。これは俺たちが家に持って帰る」

▼児玉「言うことは祥太郎君と同じなんですけど、最後WRESTLE-1のビッグマッチとして、僕らも死ぬわけじゃないんで、この命がなくなるわけじゃないんで、団体がなくなるっていうだけなんで、WRESTLE-1のレスラーとして消えていく炎じゃないけど、それを最後に燃やして、そういう試合を必ずやります。そして防衛してベルトを家に持って帰って枕元に飾ると」

――お互いのチームの印象は?

▼土肥「いろいろ考えてるなって。プロレスについてとても考えてるチームだなと思います。ただ、最後の最後、局面になった時に気持ちが強いのは俺らの方かなと思います」

▼稲葉「凄くバランスの取れたいいチームだと思ってます。ただ、僕らもいいチームだと思ってるんで、最後は僕らが獲りたいと思います」

▼芦野「タッグチームという印象はあまりないですね。個の二人が組んでるっていう感じですかね。それに比べて裕輔と俺は完全にタッグチームなんで、タッグの魅力を全開に引き出せるのは俺たちというふうに思ってます」

▼児玉「タッグチームとしての完成度、完全に僕らの方が上なんで、かなり自信はありますね」

――団体の活動休止後もチームを継続する気持ちはある?

▼芦野「そうですね。続けていければいいかなとは思いますけど、また新たなものも作り出したいなと思ってますけど。まぁ、ずっと友達みたいなもんですからね。これからも長く付き合っていくことになるとは思うんで。俺たちはそんな感じですね」

▼土肥「今、家が近所でして、稲葉大樹とは。いつも試合の送り迎えをさせられているんで、そういう関係は続くかと思います。活動休止後は組む機会があれば組みたいなという気持ちもありますし、個人個人の活動もあると思うんで。っていう感じですね」

▼稲葉「一緒です」


【会見の模様】
▼ヒート「出る意味が全くないトーナメントに並べられて、ずいぶん遠回りさせられたんですけどね。ようやくこいつを狙える位置にきたんで、非常に大田区大会が楽しみです。こいつも本当に不運な歴史を歩んでるベルトだと思うんですね。俺、歴代チャンピオン調べてみたんですけど、初代王者・田中稔以外はホントにゴミみたいなレスラーが並んでたんで。言ったらここ何年、ゴミレスラーの腰にしか巻かれていない不運なベルトだと思うんですね。俺がそこから解放してやりたいし。だから当たり前のように。この当たり前のようにっていうのは俺が言ったことで浸透したんだけど、おそらくこのあとチャンピオンがそれを引用してパクりながら使うんじゃないかなと思うんだけど、当たり前のようにこのベルトを俺の腰に巻きたいと思ってます」

▼吉岡「何か凄いタイミングの会見になりましたけど、ここ数年は俺、児玉裕輔、パンテーラ、アンディ・ウー、ほぼ4人だけでベルトを回してきたようなもんですね。その中で試合の評価っていうのは少しずつ俺らが上げてきたと思ってるんで。初代チャンピオンのことはよく知ってますけど、今のこのベルトの価値はまた変わってると思うんで、それをみせつけて、大田区大会はクルーザーのチャンピオンシップにおいてはこの試合を楽しむこと以外に、お客さんが忘れられない試合をしたいと思います」

――歴代王者をゴミレスラー呼ばわりされたが?

▼吉岡「初代チャンピオン以外ゴミって言ってますけど、初代チャンピオンってことは取られてるわけですからね、そのゴミレスラーに。そこんとこはどうなんだろうと。たぶんそれ以降のことを知らないんじゃないかなと思います。この数年、言ってしまえばToo Sharpの時の吉岡世起までしか知らないんじゃないですか。#STRONG HEARTSに入った吉岡世起、外敵からずっと防衛してきた吉岡世起も知らないでしょうし、最近のWRESTLE-1のクルーザーを知らねぇんじゃないかと思います」

――最近の吉岡選手についての印象は?

▼ヒート「ちょっと今、居眠りしてて話聞いてなかったですけど、あんまり印象にはないですね。チャンピオンに限らず、この間、決勝でやったなんちゃらウーにしても、試合した上でもそんなに印象残ってないし、どんな活躍してるかも知らないし。というところですかね」

――WRESTLE-1の活動休止が発表され、この試合がクルーザー最後のタイトルマッチになるかもしれないが?

▼吉岡「そうですね。このクルーザーのベルト、初代チャンピオンが田中稔で、もし大田区で僕が獲られたら、最後かわからないけど、チャンピオンがヒートって。僕はあまのじゃくなんでそういうの嫌いなんですよ。7年間、このWRESTLE-1旗揚げからずっとやってきて、このベルトに一番心血注いできたのは俺だと思ってるので、最後ぐらい俺のハッピーエンドで終わらせてやろうと思います」

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