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3/3【大日本】大地が初戦で稲村を真っ向撃破 ストロング王座死守&一騎当千初制覇誓う

『一騎当千〜strong climb〜開幕戦』東京・後楽園ホール(2020年3月3日)
「一騎当千〜strong climb〜」Aブロック公式リーグ戦 ○橋本大地vs稲村愛輝×

 大地が一騎当千・初戦でノアの稲村を真っ向撃破。3・16横浜文体でのストロング王座死守と一騎当千初制覇を誓った。

 ストロング王者・大地は2・24大阪で野村を破り2度目の防衛に成功。チャンピオンとして一騎当千に駒を進めてきた。前回(2018年)は決勝まで勝ち上がりながらも、鈴木秀樹に敗れて準優勝に終わり、ストロング王座も奪われてしまった。3・16横浜文体では関本とのストロング王座防衛戦も控える中、今年こそはの思いを胸にリーグ戦初戦に出陣。相手はノアマットで金剛の一員として暴れ回っている稲村となったが、思わぬ苦戦を強いられた。

 序盤は大地がペースを握った。持ち前の突進力を活かした稲村がショルダータックル合戦に競り勝ったものの、打撃戦になると、大地が鋭いエルボーやミドルキックをぶち込む。さらに、クロックヘッドシザースや首4の字固めで長時間絞め上げて、稲村のスタミナをそぎ落とした。

 しかし、稲村もアウェイのリングで躍動した。ふらつきながらも胸板へのハンマーパンチを連打。大地が突っ込んできたところをボディスラムでぶん投げて反撃ののろしを上げる。串刺しボディアタックやショルダータックルで追い討ち。大地は延髄斬りを皮切りに、ニーリフトなども織り交ぜて蹴りまくると、ファルコンアローを仕掛けるが、意地の稲村が逆にぶん投げて譲らず。胸板へのハンマーパンチでストロング王者を下がる場面も見られた。大地はエルボーやミドルキックでやり返すが、止まらない稲村はぶちかましでコーナーまで吹き飛ばす。そして、豪快なダイビングショルダータックルがさく裂。大地がギリギリで肩を上げると、後楽園は歓声に包まれた。

 ストロング王者を追い詰めた稲村は、スプラッシュマウンテンの構えに入るが、大地は何とか背後に不時着。胸板へのハンマーパンチ3連発でフラフラになるが、土手っ腹をニーリフトでカチ上げ、ニールキックで首を刈る。バックドロップで投げ飛ばすと、後頭部にシャイニングウィザードをグサリ。すかさずDDTで追い討ちをかける。稲村が肩を上げると、場内は沸騰。大地はシャイニングウィザードを正面からも突き刺したが、稲村はそれでも沈まない。ならばと大地はあえてSTFに捕獲。反転して裏STFに移行し、絞めに絞めてギブアップを奪い取った。

 試合後、大地は稲村と握手。バックステージでも「いや、凄い。彼、凄いね。前回当たって、試合をした時にさ、ほとんど触れ合うことなかったけど、凄えなと思ってたんだよ。あれで何年? 2年いってないんだっけ? 凄いね。うちの若手より全然いいね」と稲村を高く評価した。最後も普段ならライジングDDTで仕留める場面だったが、上がらないと見てSTFに切り換えたことを明かし、「たぶんあそこでDDTを狙ってたら、もしかしたら危なかったかもっていうぐらい彼は凄い選手」と賛辞を惜しまなかった。

 「でも、負けないから。関本大介というデカいヤツが、デカい先輩が待ってるんだよ。こんなところで負けてられないでしょ?」と大地は白星発進を遂げて気合いが入った様子。「関本大介を下して、一騎当千も優勝するから。前回の一騎当千の時、ベルトと優勝の2つを両方持っていかれてんだよ。今回は2つとも守るから」とストロング王座死守&一騎当千初制覇を誓った。大地の次戦は3・21後楽園。T-Hawkとの注目の一騎打ちが控えている。一方、敗れた稲村は3・20仙台で河上と対戦する。

【大地の話】「いや、凄い。彼、凄いね。前回当たって、試合をした時にさ、ほとんど触れ合うことなかったけど、凄えなと思ってたんだよ。あれで何年? 2年いってないんだっけ? 凄いね。うちの若手より全然いいね。もちろんデカいし、体重あるし、それも含めて、何回か上げようとしたけど上がらなくて。たぶんああいう重心が下の選手って、俺は凄い上げるの不得意なんだろうね。だからシャイニングを返された時に、これはDDTじゃないなと思って。ああいうデカいの相手でも通用するSTFに。たぶんあそこでDDTを狙ってたら、もしかしたら危なかったかもっていうぐらい彼は凄い選手。でも、負けないから。関本大介というデカいヤツが、デカい先輩が待ってるんだよ。こんなところで負けてられないでしょ? 関本大介を下して、一騎当千も優勝するから。前回の一騎当千の時、ベルトと優勝の2つを両方持っていかれてんだよ。今回は2つとも守るから」

【稲村の話】「メチャメチャ強え。メチャメチャ強えし、メチャメチャつらかった。これからもタフな戦いが続くと思うけど、俺の強い気持ち、強い意志は折れてないです。残り全部勝って、必ず、必ず結果を残します」

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