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3/19【リアルジャパン】船木が初対決・澤田料理、35周年記念試合開催に色気

『初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレスVol.5』東京・後楽園ホール(2020年3月19日)
○船木誠勝vs澤田敦士×

 船木が初対決となった元IGFの澤田を料理。35周年記念試合の開催に色気を見せた。

 この3月、デビュー35周年を迎えた船木がセミファイナルに登場。元IGFで我孫子市議会議員の澤田との初対決に臨んだ。澤田は昨年12・5後楽園で2年2ヵ月ぶりに復帰した。

 奇襲攻撃に出た澤田が場外戦に持ち込んで開始のゴングが鳴った。船木を客席に叩きつけた澤田は、イス攻撃を狙ったが、船木もイスを手にして徹底抗戦の構え。リングに戻ればローキックで蹴り合い、澤田がグラウンドに持ち込むと、船木も体を入れ替えてマウントに。腕ひしぎ逆十字は澤田が必死に食い止めた。

 スタンドに戻ると澤田はコーナーに追い込んでの逆水平連打を浴びせ、頭突きをぶち込む。サッカーボールキックで蹴り飛ばしたが、船木はランニングローキック3連打で逆襲。腕ひしぎ逆十字に持ち込むと、三角絞めへと移行し、その体勢のままチキンウイングアームロックで澤田の右腕をひねり上げてギブアップさせた。

 船木が35周年を自らの勝利で飾った。初対決とあって未知数な相手だっただけに慎重姿勢で臨み、「向こうの体力が落ちてきたところを一気に。ここでやらなきゃなと思って。変に付き合っていられないですからね。いける時に一気にいきました」と勝負どころを見逃さず料理した。

 35周年を迎え、船木は「自分の試合を提供して。それで今まで生きてきたんで、これからもそれでやっていこうと思ってます」とこれからも己を貫くつもり。「(今年の)半ばぐらい」をめどに、「本当に自分にゆかりのある人間とできたらいいなとは思ってますけどね。ちゃんと勝負できる人間とやりたい」と35周年記念試合の開催に色気をみせていた。

【試合後の船木】
――この3月に35周年を迎え、リアルジャパンのリングで快勝したが?

▼船木「初対決、凄く緊張感ありましたね。どう出てくるかわからないんで。レスラーというよりは格闘家ですからね。小さい頃から柔道で鍛えた体があるんで、そこは慎重にいきました。向こうの体力が落ちてきたところを一気に。ここでやらなきゃなと思って。変に付き合っていられないですからね。いける時に一気にいきました」

――危なくなる前に料理したと?

▼船木「そうですね、はい。何をしてくるのかわからないってところも何となくわかりました。そのへんは自分のイメージ通りだったかなと思います」

――35周年イヤー、どんな戦いをやっていきたい?

▼船木「(ヒクソン戦から)もう20年ですからね。本当に自分にゆかりのある人間とできたらいいなとは思ってますけどね。ちゃんと勝負できる人間とやりたいなと思います。まだ正式には言える状態ではないですけど、それをどっかで。もう3月経ってしまったんで、コロナの影響があるんでいつ頃になるかわからないんですけど、(今年の)半ばぐらいにはやってみたいですね。35周年記念試合を」

――新型コロナの中でたくさんのファンが集まったが?

▼船木「今日は本当に本当にプロレスが好きな人しか集まってないんで、そういう意味では厳しい意見、付き合うなとか、そういう声もありましたけど、それはそれで何でもありだと思うんですけどね。お客さんの意見として。ただ、お客さんの意見に振り回されて試合するわけじゃないんで、自分は自分で自分の試合を提供して。それで今まで生きてきたんで、これからもそれでやっていこうと思ってます」

――コンディションの面で澤田と雲泥の差があった?

▼船木「それはやってて徐々にわかりました。だんだんエネルギーが失っていく感覚が手に取るようにわかりましたんで。これはこのままいってれば必ずチャンスくると。一瞬でそれが訪れたんで、今しかないと」

――軽い気持ちで復帰するなと?

▼船木「戻ってくる、戻ってこないは全く自分はわからないです。自分も7年で戻ってきたんで。戻るまで1年もしくは2年かかると思うんですよ。自分も経験した人間なんで。何をやってくるかわからないところで半分ワクワクはしました。彼もたぶん本領を発揮するだけのコンディションにまだいってないと、そう思いました」

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