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3/20【DDT】丸藤がHARASHIMAとのタッグ再始動 CIMAと6・7さいたまSAで13年ぶりに激突

『Judgement2019〜DDT旗揚げ23周年記念大会〜』東京・後楽園ホール(2020年3月20日)
○HARASHIMA&丸藤正道&上野勇希vs飯野雄貴&ロイス・チェンバース&彰人×

 丸藤がHARASHIMAとのタッグ再始動を宣言した。さっそく6・7さいたまSAでCIMA&高尾との対戦が決定し、CIMAと13年ぶりに対決することになった。

 ノアの丸藤は1・3後楽園でDISASTER BOX加入を表明。2・23後楽園では同門・平田と一騎打ちを行ったため、今大会からユニットのメンバーとして本格始動した。

 HARASHIMA&上野と組んで、ALL OUTの彰人&飯野&チェンバースと対戦。新顔のチェンバースが空中殺法を連発して先制すると、ALL OUTがペースを握ったものの、丸藤が存在感を発揮した。ノアの2・24名古屋以来、約1ヵ月ぶりの実戦となったが、3人を相手にして、側転ドロップキックや追尾式ロープワークで奮闘する。チェンバースが逆水平を放つと、見本を見せるように強烈な逆水平を一閃。チェンバースも変則的なエルボースマッシュやシューティングスタープレスで巻き返したものの、丸藤は死角からのトラースキックで譲らなかった。

 終盤にはHARASHIMA&丸藤が怒とうの猛攻でチャンスを掴んだ。HARASHIMAのハイキックが丸藤に誤爆しそうになったものの、丸藤が屈んで間一髪回避。最後はHARASHIMAのハイキック、2人のダブルトラースキック、丸藤の不知火、HARASHIMAの蒼魔刀が立て続けに火を噴き、彰人を仕留めた。

 試合後、HARASHIMAのハイテンションなマイクに戸惑い、「初めてのDISASTER BOX、ちょっと微妙かもしれない…」と苦笑した丸藤。それでも、6・7さいたまSAでのタッグ結成を提案すると、HARASHIMAも即座に承諾した。

 そこに姿を現したのがCIMA&高尾だった。CIMAは「ハラシマルフジ? 早口言葉みたいやないけ。こっちはシーマソーマや。メチャメチャ言いやすいやないかい? 言いたいことはたくさんあるけど、ハラシマルフジ、さいたまスーパーアリーナの対戦相手を募集してるらしいな」とニヤリ。「DAMNATIONと#STRONG HEARTSは業務提携してるんや。俺らのほうがお前らより上だということを証明するために…それから、丸藤。お前との約束を果たすために、6月7日、さいたまスーパーアリーナ、ハラシマルフジ対シーマソーマどうですか?」と対戦相手に名乗りをあげた。

 丸藤とCIMAは2007年4月のノア武道館大会での6人タッグ戦で初遭遇。試合後、CIMAはマイクを持ち、「ようやく会えたな、丸藤正道。今日は6人タッグだったから、次は…」と一騎打ちをほのめかしつつ、ゲップを披露してはぐらかした。一方の丸藤も「もうちょっと、もったいぶってもいいから、タッグマッチやシックスメンタッグマッチをやってもいいね」と対戦を熱望。しかし、それからリング上で絡むことはなく、13年の時が過ぎていた。

 CIMAのアピールを受けて、HARASHIMAは「もちろんやってやるさ!」と快諾。丸藤は「CIMA選手。その昔、武道館で試合をした時、最後にあなたは俺たちにマイクでゲップをかけた。忘れてない。俺はあなたと戦えることは光栄だと思う」としながらも、「蒼馬には興味がない」と一旦は態度を保留。それでも観客の後押しを受け、CIMAから「10年以上引っ張っててな、今回また引っ張ったら俺は50を超えてるぞ」と抗議を受けると、丸藤は「10年経ったら俺も50歳になっちゃうよ。なので仕方ない。やりましょう」と対戦を受諾し、両チームの対戦が電撃決定した。

 以前はKO-Dタッグ王座も保持していたハラシマルフジだが、久々の合体に戸惑う場面も見られた。それでもHARASHIMAが「ハラシマルフジの連係もちょっと…。もっとよくなるという確信を持てました」と言い張ると、丸藤は「2人のチームワークも100%のうち5%ぐらいは出せたと思うんで。ハラシマルフジの第一章は以前終わりましたけど、ここからまたスタートするかもしれないし。あの頃は取れなかったベストタッグももしかしたら」と再始動に向けて前向きな姿勢を示した。

 CIMAについては「俺はこのDDTに上がって、そしてCIMA選手がこの団体に上がり始めた頃から、いつかリングで会うことがあるんじゃないかなって実は楽しみにしてた」と以前から意識していたことを明かし、「年上だし、キャリアもちょっと上ですし、先輩なんで。なかなか今、この業界で先輩という先輩がいなくなってきて、そういう人と試合ができるというのは非常に楽しみで仕方がないという、いい子ちゃんなコメントを残そうかなと」とあえて丸藤は真面目にコメント。対するCIMAは「久しぶりにメチャクチャテンションが上がっている」と宣言し、「必ず120%、200%のCIMAで行って。シーマソーマでお前らの心をぶち抜いたるからな」と高ぶる気持ちを抑えきれない様子だった。

【試合後のHARASHIMA&丸藤】
▼HARASHIMA「今日はね、丸藤さんがDISASTER BOXに入ってやっとユニットっぽい活動を。バッチリでしたね。ハラシマルフジの連係もちょっと…。もっとよくなるという確信を持てました。ね?」

▼丸藤「はい。本当に久しぶりだったんで。2人のチームワークも100%のうち5%ぐらいは出せたと思うんで。ハラシマルフジの第一章は以前終わりましたけど、ここからまたスタートするかもしれないし。あの頃は取れなかったベストタッグももしかしたら」

▼HARASHIMA「そうですね」

▼丸藤「でも俺、違う団体の人と組んでるしな。どうしよう? まあ、いいか」

▼HARASHIMA「両方頑張ればいいんですよ」

▼丸藤「そうですね。両方頑張りましょう」

▼HARASHIMA「これからドンドンドンドン。今日の状態でも勝つことはできたんで。これからもっとお互いを上げていったら、もっともっと強くなると思うんで。とりあえず6月7日、さいたまスーパーアリーナが決まったんで、そこまでガッチリいきたいと思います」

――CIMA&高尾組の印象は?

▼HARASHIMA「名前はいいけど、組んでいる印象がないんで…という感じですね」

▼丸藤「俺はこのDDTに上がって、そしてCIMA選手がこの団体に上がり始めた頃から、いつかリングで会うことがあるんじゃないかなって実は楽しみにしてたんで。年上だし、キャリアもちょっと上ですし、先輩なんで。なかなか今、この業界で先輩という先輩がいなくなってきて、そういう人と試合ができるというのは非常に楽しみで仕方がないという、いい子ちゃんなコメントを残そうかなと」

▼HARASHIMA「さすがです」

▼丸藤「ありがとうございま〜す!」

――丸藤選手は試合自体が久々だったが、感触はどうだった?

▼丸藤「2月の頭にヒザをオペして、復帰はしたんですけど、そのあとはこういう状況になってしまった中で。試合ができないというのはよくないことなんですけど、自分のコンディション作りとしては非常に素晴らしい時間を過ごせたと思うんで。肌も焼くことができたし。自分のところの団体でも見せることができなかった部分というのを、ここからまた一気に加速させて、ノアでもそう、DDTさんでもそう、しっかり見せていって、お客さんの気持ちをさらにまた掴みたいなと思います」


【CIMA&高尾の話】
▼CIMA「さいたまスーパーアリーナ、シーマソーマでいくからな。ディザスターと丸藤が組んでいるのは知らんわ。業務提携と言えば、DAMNATIONと#STRONG HEARTS。T-Hawk、エンテツ、カリスマだけじゃないぞ。俺らもいてるんや。それから丸藤。言うのは簡単や。CIMAとやる。蒼馬を相手にしたい。言うのは簡単や。でもな、HARASHIMAにも丸藤にも6月7日はDDT、DAMNATIONの高尾蒼馬というものを必ず叩き込んでやるからな。言うたったれ」

▼高尾「CIMA選手と組むということで。今も組んではいるけど、大きな大会でハラシマルフジとやるというのは。学生プロレスでBIMAをやっていた自分からすると夢のような人と組んで2人とやれるんで、非常に楽しみですね。学生プロレスに夢を与えられたんじゃないかと思います。すいません。勝手に真似して」

▼CIMA「とんでもない。とんでもない。ここまで来たら、2020年は行くところまで行くぞ。さいたまスーパーアリーナ、久しぶりにメチャクチャテンションが上がっているからな。エンテツにダイエットも習ってるから。必ず120%、200%のCIMAで行って。シーマソーマでお前らの心をぶち抜いたるからな」

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