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3/27【全日本】大森が3年ぶりC・カーニバル出場決定、欠場者続出の緊急事態に自ら名乗り

 全日本は27日、大森隆男の『2020 Champion Carnival』出場を発表した。外国人3選手欠場の緊急事態に名乗りを上げた大森は「過酷なシリーズというのは重々承知しておりますので、自分との戦い、自分自身に挑戦したい」と覚悟しつつ、「やるからには栄冠を目指さないと絶対ダメ。当然、出場を認めてもらうからには、目指すは優勝」と6年ぶりの栄冠獲りを誓った。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、カーニバルに出場予定だったデイビーボーイ・スミスJr.、ジョエル・レッドマン、ルーカス・スティールの来日が不可能に。3人もの欠場者が出る緊急事態を受け、名乗りを上げたのが大森だった。カーニバル出場は2017年以来3年ぶり15度目。2014年に初優勝を果たして以来6年ぶり2度目の優勝を狙うことになった。

 開幕10日前の緊急出場決定。大森は「大会を行うにあたり、選手がいないという事態だけは全日本プロレスとしてどうしても避けなければならない。全日本プロレスとしてファンの人に不安を与えるというのはあってはならない」と名乗りを上げた理由を説明した。

 一方でプロレスラーとしての強い思いも当然ある。現在50歳でキャリア27年5ヵ月。過酷な連戦が続くカーニバルで苦闘も予想されるところだが、大森は「過酷なシリーズというのは重々承知しておりますので、自分との戦いであるというところも含めて、不安も当然ありますけど、自分自身に挑戦したい」と言い切る。「日々トレーニングは欠かしておりませんので、コンディション的にも決して悪くない」と強調し、「現役でいるうちに、やるからには栄冠を目指さないと絶対ダメなんじゃないか。当然、出場を認めてもらうからには、目指すは優勝でございます」と6年ぶりとなる春の栄冠を見据えた。

 この日、開幕戦の4・6新木場、後半戦の4・29千葉の2大会が無観客で行われることが発表された。当然、大森にとっても無観客試合は初体験の状況となり、「それに対する、臨む気持ちがまだよくわからない」と困惑。それでも「想像すれば想像しただけ、どんどん自分に恐怖として襲いかかってくるんで、それにも打ち勝たなければならない」と誓いつつ、「今回みたいな状況で試合をやるっていうシチュエーションというか、経験というのは何より財産だと思う」と前向きに捉えた。

 なお、大森がエントリーするブロック、公式戦日程などは決まり次第発表される。


☆『2020 Champion Carnival』に大森隆男選手参戦決定のお知らせ

『2020 Champion Carnival』に大森隆男選手の参戦が決定致しました。
大森隆男選手の活躍にご期待ください!

※ブロック分け等『2020 Champion Carnival』に関する詳細は決定次第お知らせ致します。

【会見の模様】
▼大森「チャンピオン・カーニバルを迎えるにあたりまして、今回こういう厳しい状況の中で、どうしても様々な事情で出場できない選手がいるということでですね、大会を行うにあたり、選手がいないという事態だけは全日本プロレスとしてどうしても避けなければならない。自ら今回のチャンピオン・カーニバル出場させてほしいというふうに全日本プロレス、会社に直訴いたしまして、参戦させていただくことになりました」

――急きょ出場となったが、コンディション面での不安は?

▼大森「もともとチャンピオン・カーニバルというのが過酷なシリーズというのは重々承知しておりますので、自分との戦いであるというところも含めて、どうしても不安というか、どちらかというと不安も当然ありますけど、自分自身に挑戦したいと。現役でいるからには栄冠を目指さないと、これは間違いであると自分でも思いますしね。挑戦したい気持ちの方が勝っているということですね」

――先ほども言われたように団体の危機を守りたいと?

▼大森「全体としてみた場合、自分の気持ちも当然ありますけど、全日本プロレスとしてファンの人に不安を与えるというのはあってはならないと思うんですね。チャンピオン・カーニバル開催できるのかどうなのか、選手が足りないんじゃないかというふうに思われるのは自分としても許せない部分もありますし。それと現役でいるうちに先ほども申し上げたように、やるからには栄冠を目指さないと絶対ダメなんじゃないかというふうに思ったところですかね。当然、出場を認めてもらうからには、目指すは優勝でございます」

――当日までにどんな調整をする?

▼大森「どうしましょうか。特訓? 日々トレーニングは欠かしておりませんので、コンディション的にも決して悪くないですからね。ブロックとか、公式戦で当たる選手のこととかというのはまだ研究不足のところがありますので、これからじっくり研究して、公式戦に臨みたいというふうに思いますね」

――まだブロックが決まっていないので、全選手を研究すると?

▼大森「その必要がありますよね。いろんなものを視野に入れないといけないし、当然出場するからには目指すは優勝ですので。全選手を改めて洗いざらいですね。当たったことない選手いるのかな、今回の出場選手の中で。それもリサーチ不足ですけどね。自分自身の気持ちとしては出場するんだという気持ちで満たされております」

――優勝した先に三冠を目指す気持ちもある?

▼大森「もちろんやるからにはそういう気持ちがありますね。でもやっぱり、その先がどうこうよりはチャンピオン・カーニバル出場、そして優勝っていうところですかね。その先のことはその先に考えます。通過点というか、一つ一つ自分の目標を達成していって、そして大きなゴールに向けて突っ走る。それが僕が今までやってきたことだと思いますし、人生も同じだと思うんですね。そういうつもりでチャンピオン・カーニバルに臨みたいと思います」

――無観客試合が発表となり、例年とは違う空気の中での開催となるが?

▼大森「やっぱり僕も無観客というのは経験がないですからね。非常に少ないお客様の中で試合したことは何度かありますけど、無観客というのは初めての試みなので、それに対する、臨む気持ちがまだよくわからないですよね。経験したことない未知のものというのは奥深いですよねホントに。想像すれば想像しただけ、どんどん自分に恐怖として襲いかかってくるんで、それにも打ち勝たなければならないという気持ちがありますね。それは選手だけじゃなくて、会社全体スタッフの人たちも同じだと思うんですね。そういう状況を経験した人っていないんじゃないですかね。今回みたいな状況で試合をやるっていうシチュエーションというか、経験というのは何より財産だと思うんですよ。そういう時に。ああいう時はこういう状況だったっていうのが経験があるのは凄く大きいと思うし、そういう人の言葉に耳を傾けるのって凄く重要だと思うんですね。全日本プロレスがこれだけ歴史ある団体の中で、あの時こうだったとか、こういうふうにして乗り越えたんだって先輩方の話を聞くというのは凄く身に沁みますよね。ちょっと論点がよくわからなくなっちゃいましたけど、とにかく優勝目指して頑張ります」

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