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5/1【全日本】児玉が全日ジュニア参入へ宣言「一段階熱くする」、芦野とのタッグ王座獲りにも色気

 元WRESTLE-1の児玉裕輔が4月30日放送のTVマッチで芦野祥太郎のパートナー「X」として参戦。「じっくりじっくり堪能したい」と全日ジュニアへの参入を宣言した。次戦の相手に岡田佑介を指名し、5月5日放送分のTVマッチでの一騎打ちが決定。これを足がかりに児玉は世界ジュニア王座=全日ジュニアの頂点を目指すつもりで、「僕が来て全日のジュニアが一段階熱くなったなという動きをしていきたい」と刺激剤となる構え。その先には芦野とのタッグ王座獲りも視野に入れた。

 W-1の無期限活動休止によってフリーとなった児玉。すでに大日本のBJWジュニア王座挑戦者決定トーナメントへの出場が決まっていたが、その前にフリーとしての初戦が4・30TVマッチで実現した。芦野のパートナー「X」として登場した児玉は、大森隆男&大森北斗に快勝。試合後、「じっくりじっくり楽しみたい」と対全日ジュニアに乗り出す構えをみせ、次戦の相手に岡田を指名した。

 全日本参戦を決めたのは芦野からの誘いに加え、魅力的なリングと感じたからだ。「僕が来て全日のジュニアが一段階熱くなったなという動きをしていきたい」と全日ジュニアの刺激剤となるつもりの児玉が狙うのは当然、世界ジュニアのベルト。「クラシックだし、やっぱ体格がジュニアのレスラーだったらほしいベルトじゃないですか。こういう歴史のある団体に上がる以上、そこを狙っていかないとレスラーとしてウソ」との構えをみせた。

 その第一歩となるのが岡田戦だ。「どこかファンキーなところがあるので、それも出してきたら面白いなと。キモいのとちょっとファンキーなので個性のぶつかり合いになっていいかなと」と意気込んではいるものの、児玉にとってあくまでも通過点。全日ジュニア勢を総なめにして実績を作るのみで、「全員気になりますけど、やっぱり一番は岩本さんじゃないですか。じっくり堪能しつつも、どっかでどんどんちょっかい出していけたら」とエース的存在といえる岩本煌史を意識し、仕掛けていく可能性を示唆した。

 児玉が見据えるのはジュニアだけではない。Enfants Terriblesの盟友・芦野とは今年の3月までWRESTLE-1タッグ王者に君臨。自他ともに認めるタッグチームとしての完成度を誇る。「一緒に動きつつもしばらくは個人個人の動きになると思う」と前置きしたように、まずは芦野がヘビー、児玉がジュニアの頂点をそれぞれ目指すことになるが、全日本には世界タッグ、アジアタッグと二つのタッグ王座がある。「十分挑戦できる射程圏内には常にいる」と資格ありを強調した児玉は「狙えるものは何でも狙いたい」と色気たっぷり。芦野と二人でシングルの頂点を極めた先に、タッグの勲章獲りに動く方向性も見据え、「いろいろ可能性がありすぎて、凄くワクワクしてます」と対全日本へ向けて高ぶりまくっている。

 4・30は芦野のサポートに回った感があったが、北斗相手にみせた華麗なドロップキックなど切れ味の鋭さの一端をみせつけた。TAJIRIを師匠にもつ技巧派で、W-1ではクルーザーディビジョン王者に2度君臨するなど実力も折り紙つき。「本当にしっかりとした一段階上のキャリアを狙うチャンスがさっそく来てるんで、このチャンスを逃したくない」と意気込む児玉が全日ジュニアの頂点に立つために、まずは岡田戦で本領を発揮するか。

【児玉インタビュー】
――4・30TVマッチで芦野選手のパートナーとして全日本参戦を果たしましたが、芦野選手の誘いがあってのことですか?

▼児玉「そうですね。あとは日本を代表する団体なんで、こういうフリーという立場になった時に上がりたいと思いました」

――試合後に「全日本ジュニアをじっくり堪能する」と発言していましたが、全日本ジュニアは以前から気になっていましたか?

▼児玉「全日本は大きい選手が集うというイメージがあるんですけど、自分は体が小っちゃいのがあるんで。僕が来たからジュニアがさらに盛り上がったと言ってもらえるようにしたいのが意気込みなんで、これからジュニアに照準合わせて戦っていければと思ってます」

――児玉選手が刺激剤になると?

▼児玉「そうですね。若い選手も多いので、こういう奴もいるよ、こういうプロレスラーもいるんだよっていうのをじっくり染み込ませるというか、そういう気持ちです」

――全日ジュニアで気になる選手は誰になりますか?

▼児玉「全員気になりますけど、やっぱり一番は岩本さんじゃないですか。じっくり堪能しつつも、どっかでどんどんちょっかい出していけたらなと。反応してくれるかはお楽しみですけどね。ジュニアでもでかいですよね。別に慣れてはいるんですけど、そういうところでも全日本の質の高さというか、決して舐めることなくやっていきたいとは思ってます」

――その第一歩として次回TVマッチでは自ら相手に指名した岡田選手と対戦しますが、どんな印象がありますか?

▼児玉「何かちょっとファンキーですよね。どこかファンキーなところがあるので、それも出してきたら面白いなと。キモいのとちょっとファンキーなので個性のぶつかり合いになっていいかなと」

――やはり狙うのは世界ジュニアということになりますか?

▼児玉「狙っていきたいと思います。僕が来て全日のジュニアが一段階熱くなったなという動きをしていきたいなと」

――世界ジュニアのイメージは?

▼児玉「クラシックだし、やっぱ体格がジュニアのレスラーだったらほしいベルトじゃないですか。こういう歴史のある団体に上がる以上、そこを狙っていかないと。そうじゃないとレスラーとしてウソですよね。チャンスがあったらどんどんいきますよ」

――芦野選手とW-1でタッグ王者になりましたが、全日本でタッグのベルトを狙うつもりは?

▼児玉「それも狙っていきたいですね。芦野が上にいくというので、一緒に動きつつもしばらくは個人個人の動きになると思うんですけど、どっかのタイミングで狙っていきたいですね。しっかりとした、十分挑戦できる射程圏内には常にいると思ってるんで、そういうのも含めて僕らでしっかりと全日本のリングでアピールしていくと」

――タッグに挑戦する時に、二人ともシングルベルトを巻いていたら理想的ですね。

▼児玉「それができたら相当なインパクトがあるでしょうね。狙えるものは何でも狙いたい。いろいろ可能性がありすぎて、凄くワクワクしてます。どういう動きを取るのかも含めて僕らを追っかけてほしいなと思いますね」

――児玉選手個人としては、大日本でジュニア王座挑戦者決定トーナメントにエントリーしていますが、2団体でジュニアの頂点を狙うことになりそうですね。

▼児玉「そうなったらめちゃめちゃ面白いでしょうね。やりたいな、それは。できるかな? 僕の頑張り次第というか。今こういう興行が難しい時期ではありますけど、リングで試合をする以上はどんどん狙っていくと。じゃないと上がる意味がないし、全日本のファンにも大日のファンにも児玉を凄くアピールできると思うんで」

――可能性も今まで以上に広がると?

▼児玉「本当にしっかりとした一段階上のキャリアを狙うチャンスがさっそく来てるんで、このチャンスを逃したくないですね」

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