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5/31【NOAH】「強いけど勝てそう」井上雅央がナショナル挑戦表明 王者・中嶋も承諾

『NOAH “NEW HOPE" day2』シャトーアメーバスタジオ(2020年5月31日配信※TVマッチ)

 50歳を迎えた井上雅央がGHCナショナル王座挑戦を表明。王者・中嶋勝彦も承諾し、王座戦が決定的となった。

 5月初頭のTVマッチで杉浦貴を破った中嶋がナショナル王座を獲得。無差別級で歴史も浅く、まだまだ変化の余地を十二分に残した“赤ベルト"を手にした新王者は、「ベルトを獲ったら終わりじゃないよね? 始まりだよ。もちろんGHCナショナルって誰でもいいんだよね? だから、誰でも挑戦を受けるよ。今日が俺の新しい1ページ目。これからどんな2ページ目があるのか楽しみだね」と広く挑戦者を募っていた。

 声は意外なところから上がった。若い力が中心のTVマッチ『NOAH “NEW HOPE"』にも関わらず、第2試合後に突じょ井上が登場。先週は同じ反選手会同盟の齋藤彰俊が熱く挑戦状を読み上げてGHCヘビー挑戦を決めたが、井上の手に握られていたのも、やはり挑戦状だった。

 ピンクの道着にメガネという自由な姿で現れた井上は、先週の齋藤とは対象的に、あくまで淡々と挑戦状を音読。

 「挑戦状。プロレスリング・ノア、GHCナショナルチャンピオン・中嶋勝彦殿。『誰の挑戦でも受ける』というチャンピオンの言葉を信じ、誰にでも挑戦する自分・井上雅央がここに挑戦表明する。令和二年、5月31日、反選手会同盟・井上雅央」。

 そう挑戦表明すると、いつものように感情が読めない表情のまま、そそくさと退場。一見無謀な挑戦のようにも思えるが、バックステージでは「もちろん強いですよ。強いけど勝てそうだしね。そうじゃなきゃ挑戦表明しないし」と“勝算"を強調した。

 確かに昨年のグローバル・タッグリーグ戦では一瞬のスキを突いて中嶋から3カウントを奪取。その後のGHCタッグ挑戦につなげた。「意外と僕としては相性が良いのかもしれない」と話した。

 スタッフを通じて表明を知った中嶋も、放送時間中に挑戦受諾を通達。GHCヘビー挑戦を決めた齋藤に続いて、井上のナショナル挑戦も決定的となった。

 久々に沼のような“マサオワールド"全開の予感。コロナ自粛期間中に五十路(いそじ)に突入した井上は「王者になってやりたいこと? ……豪遊かな」とポツリ。ピンクの道着姿で率直な願望をこぼした横顔は、味わい深い哀愁と達観に満ちていた…。

【井上のコメント】
――突然の挑戦表明だったが?

▼井上「チャンピオンがね『誰の挑戦でも受ける』って言うから。その言葉に嘘偽りはないでしょうから」

――ナショナル王座にはどんな印象を?

▼井上「うーん……どうだろ。まだこれからのベルトじゃないですかね」

――自由度が高いこともあって興味を引かれた?

▼井上「それもありますし、チャンピオンが『誰でも』って言うから、そのキーワードが大きいですね。僕の中で」

――王者・中嶋勝彦については?

▼井上「もちろん強いですよ。強いけど勝てそうだしね。そうじゃなきゃ挑戦表明しないし」

――確かにタッグリーグ戦の公式戦で勝ったことがある

▼井上「うん。意外と僕としては相性が良いのかもしれない」

――チャンピオンになったら何をしたい?

▼井上「……豪遊かな」

――チャンピオンにならなくてもできる気が…

▼井上「いやいや、ハクがつかないから(笑)」

――先週は齋藤選手がGHCヘビーに、今週は井上選手がGHCナショナルに…と反選手会同盟の二人が二週連続で挑戦表明したが?

▼井上「先週のを僕も見てた部分もあるけど」

――俺も行かないと…と?

▼井上「そうそう。齋藤さんほどカッコ良くいかなかったけど、そこは二人でがっちり」

――では、二人でがっちり獲って…

▼井上「豪遊します!」

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