6/19【NOAH】始まる前から大ピンチ…ロッキーが“アポロ"ヨネと迷勝負展開
『ALL FOUR SIDES GHCナショナル選手権次期挑戦者決定トーナメント』ノア特設アリーナ(2020年6月19日配信※TVマッチ)
1回戦 ○モハメド ヨネvsロッキー川村×
ロッキー川村が再びノアに迷試合を産み落とした。
細く長くノアへのスポット参戦を続ける“ボクサー型レスラー"ロッキーは、4・19TVマッチで杉浦貴と一騎打ち。杉浦もボクシンググローブを着用する“超展開"な迷試合を繰り広げ、最後はロッキーが場外でズッコケて失神リングアウト負けを喫するという豪快な散り様をみせていた。
この日はヨネと一騎打ち。本家ロッキーよろしく、傷や青あざだらけの顔面で入場してきたロッキーは、すでにボロボロで立っているのがやっと…。試合が始まると、ヨネに向かって「カモン! アポロ!!」と叫んだ。
確かに自慢のアフロ頭を少々カットしたヨネは、本家ロッキーのライバルであり盟友の“アポロ・クリード"に似ていなくもない。
とにかくヨネをアポロに見立てて、試合が始まる前から大ピンチ状態なロッキーは、ヨネのアフロ頭をパンチングボールに見立てるシーンもはさみつつ、「エイドリアーン!」とボディブロー連打やフィストドロップでヨネを追い込んでみせた。
さらには恐る恐るコーナーに上がってダイブ攻撃を狙う『Gonna fly now』(※ロッキーのテーマ曲)状態にも突入…。キン肉バスターも一度は着地して左右の猛連打で前に出る。だが、アリキック連打であっさり動きを止められると、ラリアットから今度こそのキン肉バスターを浴び、今宵も盛大に散った。
GHCナショナル王座挑戦者決定トーナメント1回戦として行われた一戦。ヨネが快勝?で2回戦に駒を進めた形となったものの、試合は完全に珍妙な“ロッキーワールド"に染まった。今回もTVマッチで迷勝負をノアマットに産み落としたロッキー。本家ロッキーは闘いを通じてアポロとは友情が芽生えたが、ヨネとは果たして…。
【試合後のヨネ】
――ロッキーと戦ってみて?
▼ヨネ「やっぱり人っていうのは、見た目とかその時の状況によって心が揺さぶられてしまうんだな…って気づいた試合でしたね。あんだけね、やられてきたのかと思って最初に躊ちょしてしてしまったのが、あそこまで追い込まれた理由だと思います、ハイ」
――アポロと言われていたが?
▼ヨネ「そうですね…。彼の中でのアポロだったのかもしれませんけど、私にとっては関係のない話。モハメド ヨネです」
――これで2回戦進出となったが?
▼ヨネ「こういうラッキーチャンスみたいなトーナメントはやっぱり勢いついた人が強いと思うんですよ。なので、勢いつくには微妙なカンジだったかな…とは思うんですけど、次ちょっと引き締めていきたいと思います」
――次は征矢戦となる
▼ヨネ「そうですね。来たばっかのヤツにいい顔させていては、壁の役割は果たせないなと思うんでね。まぁ、こういうヤツもいるぞ!ってところを刻みたいと思いますね」
――ナショナル王座への思いは?
▼ヨネ「こうやって降って湧いたようなトーナメントかもしれませんけど、ベルトが欲しい!っていうのは全レスラー共通の思いだと思うんでね。常にコンディションを良くして、普段から良い試合をしてれば必ずチャンスは来ると思ってます。こういうトーナメントしかりです。このトーナメントに出られたこと。1回戦を勝てたこと。そして次は征矢選手と戦えること。すべてラッキーだなと思ってます」