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6/22【新日本】飯伏がザックの足攻めに苦戦もカミゴェ葬 5年ぶりV2へ「勝つプロレスをやる」

『NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020』(2020年6月22日)
「NEW JAPAN CUP 2020」1回戦 ○飯伏幸太vsザック・セイバーJr.×

 飯伏がザックの足攻めに苦しみながらもカミゴェ葬。5年ぶり2度目のNEW JAPAN CUP優勝へ向けて初戦を突破し、「勝つプロレスをやりたい」と宣言した。

 2015年に優勝している飯伏は今年、IWGPタッグ王者としてNJCにエントリー。この日1回戦を迎え、タッグ王座を巡って遺恨が深まっているザックと対決した。両者は2018年、2019年の2回戦で対決し、いずれもザックが勝利。3年連続の対戦となった。

 雪辱戦となった飯伏はローキックで先制し、寝技に引き込んだザックに腕ひしぎ逆十字やスリーパーを仕掛けられても冷静に対処。ローキック連打でザックに悲鳴を上げさせ、ヒールホールドに捕まってもすぐさま逃れると、ミドルキック、その場飛びムーンサルト、フランケンシュタイナーで攻め立てた。

 だが、三角飛びケブラーダをスカしたザックは飯伏の左足を取って場外に引きずりおろし、アキレス腱固めで絞め上げる。これを合図にザックは足に的を絞って得意のピンポイント攻撃を開始。両足をクロスしての変型ヒザ十字固めでもん絶させ、飯伏が仕掛けたパワーボムをヒザ十字固めで切り返す。卍固め、スリーパーを挟んで逆片エビ固め、ヒザ十字固めを流れるように決めた。

 ギブアップ寸前に追い込まれた飯伏だったが、何とかロープに逃れた。ミドルキックを連発するザックが回転十字固めからの三角絞めに持ち込んでも飯伏は力ずくで投げて脱出。ローリングソバット、オーバーヘッドキックで一気に巻き返す。ザックの低空ドロップキックを回避してその場飛びフットスタンプを投下すると、ザックもランニングローキックで応戦したが、ザックドライバーは飯伏が不時着してランニングニーをカウンターでグサリ。すかさずカミゴェをぶち込んで3カウントを奪った。

 飯伏が逆転勝利でザックに過去2回の借りを返した。2度目の優勝へ向けて好スタートを切ったが、「両足とも無駄に苦戦しましたけど、結果、トーナメントなんで勝たないと」と気を引き締めるばかり。「楽しいプロレスもそうですけど、トーナメントは勝つプロレスをやりたい」と勝利の2文字を最優先に5年ぶりとなる春の栄冠を目指す構えをみせた。

 次なる2回戦は7月1日。相手はメインでパートナーの棚橋を破ったタイチに決まった。試合後も聖帝十字陵で絞め上げるなど棚橋への暴行を続けるタイチの前に立ちふさがったものの、タッグベルトで顔面を殴打された飯伏は棚橋ともどもKOされる屈辱を味わってしまった。

【飯伏の話】「両足とも無駄に苦戦しましたけど、結果、トーナメントなんで勝たないと。これからまだまだ楽しいプロレスもそうですけど、トーナメントは勝つプロレスをやりたいと思います。オシッ! 次、棚橋さん? 絶対負けられない!」

※ザックはノーコメント

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