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7/24【大日本】沼澤&葛西が8・29横浜文体で復活 佐久田&石川が迎撃表明

東京・後楽園ホール(2020年7月24日)
凶器持ち込みタッグデスマッチ ○“黒天使”沼澤邪鬼&吹本賢児vs佐久田俊行&石川勇希×

 8・29横浜文体で沼澤&葛西の“045邪猿気違's"が復活することに。即座に佐久田&石川が迎撃を表明した。

 7・15新木場で1年5ヵ月に及ぶ右ヒザ負傷による長期欠場から復帰したばかりの沼澤が久々に聖地・後楽園に登場。吹本と組んで、デスマッチの次代を担う佐久田&石川に胸を貸した。

 イキの良さを武器に先制した石川だったが、百戦錬磨の沼澤&吹本はパイプイスなど凶器を駆使して主導権を握り、一方的に長時間暴行。石川は「作業中」と書かれたプラスチックパネルで痛打されてしまったが、そのパネルごとミサイルキックで吹本を蹴り飛ばし、ようやく反撃に成功した。

 あとを受けた佐久田はナイフボードからナイフをはぎ取り、吹本の口にブッ刺すと、安全ピンを頬に貫通させ、619を浴びせた。さらに、息を吹き返した石川と2人がかりで沼澤に猛攻。ダブルニーアッパーから石川がバックドロップを繰り出すと、佐久田は倒れる沼澤にナイフボードを固定し、セントーンアトミコを投下する。佐久田が吹本を場外に分断すると、石川はブルーサンダーを繰り出した。

 そして、剣山をリング上にばらまくが、そこに介入した吹本がラリアット、垂直落下式ブレーンバスターで逆転。沼澤も狂鬼蘭舞(シュバイン)で叩きつけ、結果的に自ら投入した剣山で石川は大ダメージを負う。沼澤と吹本は同時にリバースタイガードライバーをズバリ。最後は吹本のパッケージドライバー、沼澤のパイルドライバーが立て続けにさく裂して完勝となる3カウントを奪い取った。

 試合後、マイクを持った沼澤は「こんなしょっぱい試合ですいません。なんかいろいろ考えてきてるんだろうと思ったけど、有効にアイテムを使わないと。でも、1年5ヵ月ぶりぐらいだと思います。久しぶりに後楽園に帰ってきました。今日の試合をして、もう少しオジサンが頑張らなきゃいけないなと思いました」と聖地のファンにあいさつ。さらに、「そして、復帰した時に言いました。私は大日本プロレスにプレゼントがあります。8月29日、横浜文化体育館…。横浜文化体育館にはいっぱいいろんな思い出あります。その中でもやっぱり一番の思い出は七番勝負、カミソリボードをやったあの相手と組みたいと思います」と高らかに宣言し、リング上に葛西純を呼び込んだ。

 葛西は「沼、復帰おめでとう。最後の横浜文体、045邪猿気違's復活で花を添えようじゃないか」と沼澤の復帰を祝福し、タッグ復活を進言。そのうえで「でもよ、沼。1つ肝心なことがあるんだよ。今の大日本で、俺らと張り合えるヤツなんているのか?」と問いかける。すると、試合で敗れたばかりの佐久田&石川がきびすを返してリングイン。佐久田が「おい、葛西純。3日後の試合のこと忘れてんじゃねぇよ。045邪猿気違's復活? ふざけたことぬかしてんじゃねぇぞ。好きにさせねぇぞ」と言い放つと、石川も「おい、沼澤。休んでいる間にお前は何してたんだよ? 俺は毎日練習して、ほぼ毎日試合をしてた。今日お前に負けてスゲエ悔しいし、情けねぇよ。文体でボコボコにしてやる」と続き、迎撃を宣言した。

 余裕を漂わせて沼澤&葛西が去っていくと、佐久田は「横浜文体、邪猿気違'sと俺らがやるしかねぇだろ!? 3日後の葛西戦、あいつとのシングルもあるし、文体は邪猿気違'sだ。この夏はメチャクチャ狂った夏になりそうだな! 俺たちがデスマッチを面白くしてやるから、お前らついてきてくれ!」と決意を吐露した。

【試合後の沼澤&葛西】
▼沼澤「石川が言ってた。1年何ヵ月、俺らが試合している間になにをしてたんだって。怪我してたから休んでいたに決まってるだろ。それでこれか? ちょっとがっかりだね。佐久田もやりたいことはわかるよ。やりたい気持ちはわかる。確かにああいう凶器をいろいろ使って。若い時はいろんな女とセックスしたいと思っているのと一緒だよ。セックスしたかっただろ、みんな。それと一緒」

▼葛西「まぁ、とりあえず、沼っち。オメエの元気な姿見れてよかったよ。で、小耳に挟んだところによると、横浜文体は最後なんだって? 文体ではいい思い出がいっぱいあったな。何年前だ? 沼っちとカミソリ十字架ボードで」

▼沼澤「あれがもう15年ぐらい前で」

▼葛西「まぁ、今となっちゃ伝説だ、あれも。でも、伝説じゃ風化しちまう可能性があるんで。最後の最後で、045邪猿気違'sは最後の文体であの凄惨な場面を風化させちゃいけねぇんだよ。やっぱりよ、みんなにあのシーンを脳裏に刻んでおいてもらいたい。なので、あの2人を…もう1人のほうは名前わからねぇけどよ。佐久田はわかるけど…。あれ、誰だっけ?」

▼沼澤「なんだっけ? 石井?」

▼葛西「まぁ、名前はわかんねぇや。あの2人を相手にまた血まみれの文体を再現してやろうじゃねぇか」

▼沼澤「あの時は葛西氏が血まみれになったけど、今日のまんまじゃあの2人が血まみれでおしまいですよ。そうとしか思えない。でも、さっき言ったみたいに、あのまま歴史で終わっちゃうなら、あれ以上のことをやって、横浜文化体育館の伝説として残してやろうと思う」

▼葛西「どうせ最後なんだろ? ムチャクチャやってもいいんだろ?」

▼沼澤「大丈夫」

▼葛西「まぁ、そんなところだ」

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