7/27【新日本】オカダも「いいんじゃないでしょうか」 裕二郎がスティック襲撃で再戦要求

『SUMMER STRUGGLE 2020』東京・後楽園ホール(2020年7月27日)
○高橋裕二郎&外道vsオカダ・カズチカ&SHO×

　ステッキによる襲撃の暴挙をみせた裕二郎が再戦を要求し、オカダも「いいんじゃないでしょうか」と受けて立つ構えをみせた。

　7・25名古屋大会でオカダと裕二郎は一騎打ちを行い、レインメーカーが快勝。この日はオカダがSHO、裕二郎が外道とそれぞれ組んで激突。前夜と同一カードとなった。両者が先発で飛び出すとエルボー合戦に突入。これに競り勝った裕二郎は、オカダがフロントハイキックで反撃しても、リバースDDTで叩きつけて先をいってみせる。場外戦でのエルボー合戦も制し、オカダをフェンスに投げつけた。

　ここからBULLET CLUBがSHOに的を絞って主導権を握ったが、SHOも外道に起死回生のジャンピングニーを放って逆転。オカダが串刺しジャンピングバックエルボー、DDTの連続攻撃で巻き返す。ツームストンは裕二郎が妨害し、外道と交代してオカダと向き合うと、フロントハイキックをお見舞い。マイアミシャインはオカダが食い止め、変型コブラクラッチを狙ったが、裕二郎は手に噛みついて阻止。マイアミシャインは再び阻まれても、カウンターのラリアットを叩き込む。オカダもフロントハイキック、リバースネックブリーカーでキッチリ逆襲した。

　その後、SHOが左右のミドルキック、ブレーンバスターで裕二郎を攻め立てた。オカダのフロントハイキックで援護射撃を受けると、スピアーを放ち、チキンウイングアームロックで絞め上げて勝機を作ったが、ブラスナックルを装着した外道をレフェリーが制止するスキに、邪道が乱入して竹刀でSHOの脳天を殴打。すかさず裕二郎がピンプジュースで突き刺して3カウントを奪った。

　裕二郎は試合後、オカダを襲撃。ステッキで殴りつけ、大の字となったオカダを見下ろすと「何回でもやってやるよ、何回でもよ」と通告した。「俺の位置まで引きずり下ろしてやる」と宣言していたが、オカダ降格はまだあきらめておらず。バックステージで「確かよ、あいつは俺の目の前でこう言ったんだよ。『裕二郎、何回でもやってやるよ、何回でも』。お互いのよ、気持ちは同じってことだ」と相思相愛を強調した裕二郎は、「とりあえずよ、もう1回、もう1回シングルマッチ、やろうぜ。これマジ」と再戦を要求した。

　これを受けてオカダも「いいんじゃないでしょうか。あんな裕二郎さん見たのは何年ぶりでしょうか」と歓迎した。これまでとは違う裕二郎の本気を感じたからこそだが、「俺は正直、余裕だよ。俺にどんだけジェラシーがあったとしても変わらない実力というのがここにはあるから」と連勝に自信満々だった。

【裕二郎の話】「オイ! 誰かオカダのコメント、誰かオカダの言ったこと、聞いた奴いるか? 聞いた奴いるか? この中で聞いた奴。確かよ、あいつは俺の目の前でこう言ったんだよ。『裕二郎、何回でもやってやるよ、何回でも』。お互いのよ、気持ちは同じってことだ。とりあえずよ、もう1回、もう1回シングルマッチ、やろうぜ。これマジ」

※外道はノーコメント


【オカダの話】「いいんじゃないでしょうか。あんな裕二郎さん見たのは何年ぶりでしょうか。ただ、最後の試合終わってからの一発、まだBULLET CLUBの高橋裕二郎が残ってて安心したよ。まぁ、それって上まで上がってくるのか、昔のような裕二郎さんで上まで登ってくるのか。ま、どっちでもいいけどさ。俺は正直、余裕だよ。俺にどんだけジェラシーがあったとしても変わらない実力というのがここにはあるから。もちろんあそこまで燃えて、やる気があるんであれば、別に俺、タイトルも何もないし、ガンガンやり合ってもいいんじゃないですかね」

※SHOはノーコメント