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7/30【NOAH】“TVマッチ聖地"での有観客に感慨 清宮締めて武藤戦へ「ばく進」宣言

『NOAH SANCTUARY』神奈川・クラブチッタ川崎(2020年7月30日)
○清宮海斗&原田大輔&タダスケvs丸藤正道&小峠篤司&大原はじめ×

 “ノア無観客の聖地"での有観客大会を締めくくった方舟の“スーパーノヴァ"清宮が、旗揚げ20周年の後楽園2連戦、そして8・10横浜文体大会での武藤敬司戦に向けて「ばく進」宣言を放った。

 ノアは緊急事態宣言に伴う興行自粛期間中も積極的に無観客のTVマッチを開催。その舞台となっていたのが“ノア特設アリーナ"ことクラブチッタ川崎だった。

 間隔確保のため客席は少数(※観衆は69人発表)だったものの、いわばノア“無観客の聖地"に観客の拍手や手拍子が響いた。『NOAH SANCTUARY(聖域)』と銘打たれた興行のメインで、清宮と丸藤が6人タッグマッチで激突。GHCヘビー挑戦を控える丸藤の充実ぶりも目立ったものの、最後は清宮が鮮やかなドロップキックからの急角度ジャーマン、そしてタイガースープレックスで大原を仕留めてみせた。

 TVカメラの向こうの歓声を信じて闘い続けた“無音空間"に、きょうは観客がいる。感慨深げに場内を見渡した清宮は「やっとクラブチッタにお客さんが戻って来ました。無観客の間、俺たちが試合をできたのはクラブチッタさんの協力があったからです。ありがとうございます!」と音楽やダンスの“聖地"でもあるクラブチッタにマイクで感謝した。

 今後は8・4後楽園大会でノア旗揚げ20周年記念試合「丸藤&杉浦貴&小川良成vs潮崎豪&清宮&鈴木鼓太郎」に臨み、夏のビッグマッチとなる8・10横浜文体大会では念願の武藤戦が決まっている。

 この日ものっけから先発し、試合後も挑発するなど激しく丸藤を意識。「10日の文体に向けて、全部の戦いに俺は一本の道ができていると思うから」と強調した清宮は、締めのマイクでは「これからも俺が新しい景色をばく進します!」と叫んでみせた。

 「ばく進します!」は1995年、武藤が新日本のG1 CLIMAXを制した際に叫んだ名ゼリフ。実り多き夏の一本道ばく進へ。清宮が“聖地"で弾みをつけた。


【試合後の清宮】
▼清宮「嬉しいな、本当に。長い間、クラブチッタには無観客でお世話になってたから。今日、お客さんが入っているのを見て、心から嬉しいです」

――そのメインで丸藤選手と対戦した。かなり意識していたように見えたが、それはどんな思いから?

▼清宮「8月4日のカード見ました? それが全てを物語ってますよ。10日の文体に向けて、全部の戦いに俺は一本の道ができていると思うから。1つの戦いにも必ず意味があると思って俺は戦います。相手にいるのは丸藤さん、小川さん、杉浦さん。どういうことかわかりますか? 対戦相手に自分が入ったということをしっかり考えて戦いましたよ、今日は」

――武藤戦に向けて「ばく進します」というワードが出たが?

▼清宮「あれはもう俺の素直な気持ちですよ、ばく進するというのは。これからもばく進しますよ」

――新木場、後楽園、文体と全てにテーマを持って進んでいくと?

▼清宮「その道を歩けるかどうか。それも俺のこれからの戦いに託されていると思うから。そのまま行けるのか? それとも行けないのか? 領域に行けるのか? 踏み込めないのか? それはもう本当に俺次第だと思っているから。でも、俺は行けると信じて戦うんで。お客さんと一緒にね、新しい景色を…。お客さんに横浜文体で本当に新たなステージに行ったと(思わせたい)。新たな景色を見せたいと俺は思ってます」

――武藤戦へのイメージは出来上がっていている?

▼清宮「散々にヒザを痛めつけられているんで。注意するところはだいぶわかっているんで。それを想定した練習をもう毎日毎日道場でやっているんでね。余念はないですよ。ただ、向こうもやっぱり熟知していると思うんで、そこら辺は。俺のエネルギーも全開にして、この業界のトップを狙うんだという気持ちをイヤになるぐらい武藤敬司にぶつけていきたいと思います」

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