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7/31【新日本】神宮へEVIL高笑いも…内藤「ノー・トランキーロ! 焦ったほうがいいぜ」

『SUMMER STRUGGLE 2020』東京・後楽園ホール(2020年7月31日)
○EVIL&石森太二vs内藤哲也&BUSHI×

 神宮・二冠戦へ向けて王者・EVILが内藤の眼前で快勝。「俺たちが正義だ!」と高笑いを上げたが、内藤は「ノー・トランキーロ! 焦ったほうがいいぜ」と余裕のメッセージを投げかけた。

 8・29神宮球場でのIWGPヘビー&IC二冠戦が決まった王者・EVILと挑戦者・内藤がこの日、7・29浜松大会に続く2度目の前哨戦を迎えた。いきなりEVILと内藤が先発で向き合ったが、背後から石森が急襲し、EVILが場外戦に持ち込んだ。逆水平で追撃したEVILだが、動じない内藤もフェンス攻撃を3連発で逆襲。リングに戻るとEVILの後頭部にエルボースタンプを連発し、ネックロックで絞め上げるなど首攻めに出た。

 BUSHIもスイングネックブリーカードロップで続いたが、石森とセコンドについたディック東郷の介入によって失速。しばしBULLET CLUB陣営の集中砲火を浴びたものの、DDTでEVILを突き刺すと、再び内藤がEVILと向き合う。ティヘラで吹き飛ばした内藤はリバースネックブリーカードロップ、低空ドロップキックと再び首攻めを展開。ショートレンジのバックエルボーを連打し、EVILが反撃に出てもフィッシャーマンバスターを阻止。マンハッタンドロップ、延髄斬りの波状攻撃からプルマブランカで絞め上げた。

 石森のカットによって獲り逃したものの、BUSHIがミサイルキックやトペスイシーダを発射して躍動。すかさず内藤がフロントキックでEVILの動きを止めて加勢すると、BUSHIが回転エビ固めで飛びつき、ロス・インゴ得意の連続攻撃の構えに入ったものの、内藤が東郷によって分断されて不発に終わる。それでもBUSHIはEVILに延髄斬りを見舞ったものの、石森が放ったスワンダイブ式ヒップドロップで動きを止められ、次の瞬間、EVILのラリアットを被弾。そのままScorpion Deathlockに捕まってギブアップした。

 二冠戦へ向けた前哨戦はEVILが内藤の眼前で勝利。さらに自信を深めたか「おまえのやることなんてな、全てお見通しなんだよコノヤロー! オイいいか、俺たちが正義だ! よく覚えとけ!!」と高笑いを上げた。

 だが、内藤のEVIL評は「結局、今のEVILは仲間の手助けがないと勝てない。そんな姿を皆様にお見せしてるし、皆様の頭にもそんなイメージが強くインプットされていることでしょう」と手厳しい。「このままでいいの? 次の神宮球場、EVILにとって正念場だと思うよ」と疑問符とともに投げかけた内藤は余裕たっぷりで、「そういう意味でもEVIL、ノー・トランキーロ! 焦ったほうがいいぜ、カブローン!」と言い放った。介入込みの敗戦とあって、内藤の中で対EVILへの自信はまだ揺らいでいない。

【試合後のEVIL&石森、東郷】
▼東郷「オイ内藤! 神宮球場までな、もうカウントダウン始まってんだよ! なぁ?」

▼EVIL「その通りだ内藤! おまえのやることなんてな、全てお見通しなんだよコノヤロー! オイいいか、俺たちが正義だ! よく覚えとけ!!」

▼石森「おぅおぅおぅ。今日もヒロムがいない! 一番ヒロムとやりたい時にやれない。俺はがっかりだよ、はぁ。タイトルマッチ前に休むなんて、ずいぶん余裕あるんじゃないかなーって思ってるんだけど。もしかして、俺に負け続けるのが怖いんじゃねぇの、なぁ?(※と言って高笑いをしながら控室へ)」

【内藤の話】「2016年春の俺と被るんだよね。NEW JAPAN CUPを制して、その勢いのままIWGPヘビー級王座を獲った、あの時の俺と、今のEVILと被るんだよ。その後どうなったか知ってる? 初防衛に成功した俺は2度目の防衛戦、前チャンピオンであるオカダに敗れてしまった。もしEVILが次の防衛戦で、前チャンピオンである俺に敗れてしまったら、あの時の俺とまったく同じパターンだぜ。おいおいEVIL、あの時の内藤と一緒じゃねぇかよ、なんて言われたら悔しいだろう? 結局、今のEVILは仲間の手助けがないと勝てない。そんな姿を皆様にお見せしてるし、皆様の頭にもそんなイメージが強くインプットされていることでしょう。このままでいいの? 次の神宮球場、EVILにとって正念場だと思うよ。そういう意味でもEVIL、ノー・トランキーロ! 焦ったほうがいいぜ、カブローン!」
※BUSHIはノーコメント

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