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8/6【新日本】「鷹木vs鈴木」神宮NEVER戦が急浮上 ロス・インゴが6人タッグT開幕メインで快勝

『SUMMER STRUGGLE 2020』東京・後楽園ホール(2020年8月6日)
「第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント」1回戦 ○SANADA&鷹木信悟&BUSHIvs鈴木みのる&エル・デスペラード&DOUKI×

 ロス・インゴ軍がNEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント1回戦で鈴木軍に快勝。鷹木と鈴木が激しく火花を散らし、両者による8・29神宮球場でのNEVER王座戦が急浮上した。

 パートナーだったEVILのBULLET CLUB入りによって鷹木&BUSHIはNEVER6人タッグ王座を返上。新王者を決める8チーム参加によるトーナメントがこの日開幕した。鷹木&BUSHIはSANADAをパートナーに代えて1回戦に出陣。鈴木&デスペラード&DOUKIとの1回戦に臨んだ。

 鈴木軍の奇襲攻撃で幕開け。鷹木を急襲した鈴木は、BUSHIがデスペラードにダイビングフランケンをさく裂させても、アンクルホールドで絞め上げて鎮圧。場外の鷹木にフロントハイキックを見舞い。フェンスに投げつけると、場外でのエルボー合戦をボディブロー、ヒザ蹴りで制した。ここから鈴木軍はBUSHIに的を絞って試合を支配。鈴木が再びアンクルホールドで絞め上げ、腕ひしぎ逆十字に移行すると、鷹木がカットに入っても鈴木は場外に追いかけてヒザ蹴りをお見舞いし、フェンスに投げつけた。

 守勢に回っていたBUSHIだったが、デスペラードとDOUKI相手にブルドッギングヘッドロックとフロントキックを同時に決めて突破口を開いた。ようやく出番が回ってきた鷹木は控えの鈴木を場外に叩き落とし、DOUKIとデスペラードを両腕ラリアットでまとめてねじ伏せる大暴れ。デスペラードもスパインバスターで叩きつけて反撃すると、鈴木にタッチが渡った。

 鈴木は不敵な笑みを浮かべながら挑発的なストンピングを連発。鷹木が逆水平で反撃すれば、チョップでやり返す。エルボー合戦に発展し、鈴木が串刺しフロントハイキック、ランニングローキックの連続攻撃に出る。さらにエルボー合戦で何発も殴り合い、鷹木が連打を浴びせて「こい鈴木!」と挑発すれば、鈴木はフルスイングの一撃をお見舞い。鷹木も右ストレートで殴りつけて譲らず。鈴木がスリーパーで絡みついても鷹木はMADE IN JAPANを狙う。食い止めた鈴木がフロントネックロックで絞め上げても、ブレーンバスターで引っこ抜いた。

 終盤にはSANADAがDOUKIの猛攻を受けたが、鷹木とBUSHIの援護射撃を受けて立て直し、ドラゴンスリーパーで絞め上げる。鈴木がスリーパーでカットしても鷹木が引き離し、またも両者はエルボー合戦に。鈴木が連打を浴びせたが、鷹木はワンツーエルボーで押し返し、左ラリアットを叩き込む。鈴木がスリーパーで絡みついても、ゴッチ式パイルドライバー狙いはリバース。スライディングパンピングボンバーが空を切ってフロントハイキックを食らっても、パンピングボンバーを叩き込む。BUSHIが場外へのダイビングコルバタでデスペラードをセーブすると、DOUKIにムーンサルトで飛びついたSANADAがScull Endで絞め上げて勝負を決めた。

 その間も鷹木と鈴木は場外でエルボーを何発も打ち合い、鷹木がナックルパンチで競り勝った。すると鈴木は本部席にあったNEVERベルトを手にし、花道に置くと「ここまでお前が取りに来い」と挑発。「取りに来いじゃねぇよ」と怒りをぶちまけた鷹木だが、「そういうことだな鈴木?」と意思を確認すると、鈴木は高笑いを上げた。

 7・31後楽園大会で永田との激闘に勝利した試合後、鈴木は「俺にはやることあんだよ」と示唆していたが、それがNEVER王座獲りであることが明らかとなった。対する王者・鷹木も「100%やるぞ!」と8・29神宮球場大会でのNEVER王座戦をぶち上げていた。「せっかくの夏祭りだ! バチバチの花火上げてやろうじゃないか」と描いてもいたが、その相手が鈴木なら申し分なし。鷹木は「俺はこう見えてもな、口下手のシャイボーイなんだよ。おまけに鈍感ときてる。おい、鈴木みのる! ハッキリ言ってくんなきゃ、伝わんねぇよ」と言いながらも、「俺は今日の試合をもって一つ決めた。8・29神宮球場、このベルトを懸けて闘うべき一人、見つけたぞ」と遠回しに鈴木迎撃を宣言した。

 また、ロス・インゴ軍は6人タッグ王座決定トーナメント1回戦に勝利。返り咲きへの第一歩を踏み出した。SANADAは「ハッキリ言っていいですか? NEVERの中で一番NEVER6人タッグが好きです」と締め。バックステージではBUSHIが「このトーナメント、最後まで勝ち進んで、ベルトを手にするのは俺たち3人だ。エンセリオ! マ・ジ・で!」と豪語してみせた。続く8・8後楽園大会での準決勝で鷹木&SANADA&BUSHIはオカダ&矢野&SHOと対決する。

【BUSHIの話】「このトーナメント、最後まで勝ち進んで、ベルトを手にするのは俺たち3人だ。エンセリオ! マ・ジ・で!」

【SANADAの話】「SHOが俺に負けたことを根に持ってるみたいで。ただ、あの言い分じゃ、ちょっとあれかなって考えてたんですけど。ただ、俺は求められるのは嫌いじゃないので。ただ、(SHOは)負けっぱなしなので、何か一つ、プラス何か一つあったら、やってもいいんじゃないかなと思っています」

【鷹木の話】「おい、鈴木みのる! どういうつもりだ? 最後の行動、どういうつもりだ? まさか思わせぶりじゃねぇだろうな、おい。鈴木! 俺に思わせぶりは通用しねぇぞ! 俺はこう見えてもな、口下手のシャイボーイなんだよ。おまけに鈍感ときてる。おい、鈴木みのる! ハッキリ言ってくんなきゃ、伝わんねぇよ。俺にはわかんねぇよ。だが、俺は今日の試合をもって一つ決めた。8・29神宮球場、このベルトを懸けて闘うべき一人、見つけたぞ」

【デスペラードの話】「あ〜あ、鷹木と遊ぼうかと思ったけど、ウチのボスがどうもスイッチ入っちゃったみたいだな。楽しみ、楽しみ」

【鈴木の話】「(ニヤニヤしながら)いいパンチ持ってんね、鷹木く〜ん。楽しくなっちゃうじゃん。お前が、お前が『うん』と言おうと言うまいと、新日本プロレスが『やれ』と言わんと、『やるな』と言わんと関係ない。おい、鈴木みのるvs鷹木信悟、懸けるものは一つだぁ。お前のその宝、俺に寄越せ、ハーハハハハハ!(高笑い)」

※DOUKIはノーコメント

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