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8/6【新日本】オカダが“1vs3ハンディキャップ戦"提案 『KOPW』1回戦へ裕二郎指名

『SUMMER STRUGGLE 2020』東京・後楽園ホール(2020年8月6日)
「第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント」1回戦 ○SHO&オカダ・カズチカ&矢野通vs高橋裕二郎&外道&邪道×

 オカダが自ら提唱した新タイトル「KOPW 2020」1回戦の相手に裕二郎を指名し、「1対3ハンディキャップ戦」を提案した。

 EVIL&鷹木&BUSHIの返上によって空位となったNEVER6人タッグの新王者を決めるトーナメントがスタート。オカダ&矢野&SHOと裕二郎&邪道&外道が1回戦で激突した。7・25名古屋大会で一騎打ちを行ったオカダと裕二郎は以降も連日タッグ対決。裕二郎はオカダが提唱した新タイトル「KOPW 2020」1回戦でのシングル再戦を迫っている。

 「オカダ、KOPWやろうぜ」と迫った裕二郎がオカダと先発で向き合う。ロックアップからオカダがロープに押し込んだがクリーンブレーク。次の瞬間、邪道と外道が背後から急襲したが、オカダは冷静。邪道と外道を正面衝突させ、DDTで外道を突き刺し、裕二郎をフラップジャックで叩きつけた。裕二郎がエルボー合戦に持ち込んだが、オカダはエルボースマッシュで競り勝つ。サミングで抵抗した裕二郎はオカダが放ったフロントハイキックをキャッチし、低空フロントキックをお見舞い。場外に転落したオカダを外道がベルトで何度も殴りつけた。

 裕二郎は馬乗りになってナックルパンチを連発し、低空フロントキックで追撃。むき出しのコーナー金具に左の肩口から叩きつける。邪道はヘッドロックでトップロープに顔面をこすりつけ、パンチ連打を浴びせる。外道はコーナータックルで金具に激突させ、裕二郎はロープを背負ったオカダにフロントハイキックをお見舞い。マイアミシャインを仕掛けた。

 阻止したオカダは串刺しバックエルボーで反撃したが、DDT狙いは裕二郎が指に噛みついて食い止める。それでもオカダは串刺し攻撃を食い止め、ジョンウーを放ってようやく矢野につないだ。さっそくコーナーマットを外しにかかった矢野だが、外道のサミングに阻止されてしまう。ならばと矢野は外道のアゴヒゲを何度もつかみ、コーナーマットを外したが、金具ホイップは外道が回避。ならばとマンハッタンドロップで外道の動きを止めた矢野は金具ホイップ攻撃を連発し、YTRポーズで勝ち誇った。

 代わったSHOはエルボーを連発し、串刺しラリアット、左右のミドルキック、トラースキックと連続攻撃に出る。ジャーマンは外道が阻止し、サミング、アゴ砕きで反撃したが、トラースキックはキャッチしたSHOがエルボーをお見舞いしてロープに飛んだ。が、邪道が場外からの竹刀攻撃で妨害。裕二郎がトラースキック、邪道がトーキックの連続攻撃から、ダブルバックドロップで叩きつける。さらに邪道がグリーンキラーで突き刺し、オカダがカットに飛び込んでも裕二郎が場外にセーブ。外道がメリケンサックを装着してリングイン。レフェリーが制止するスキに邪道が竹刀で殴りかかった。

 キャッチしたSHOはラリアットで邪道をねじ伏せ、矢野は外道を場外に引きずりおろす。裕二郎が乱入してもオカダがドロップキックで返り討ち。すかさずSHOがスピアーでねじ伏せ、チキンウイングアームロックで絞め上げて邪道をギブアップさせた。

 オカダ&矢野&SHOが1回戦突破を決めた。試合後、マイクを持ったオカダが「NEVERのトーナメント中に申し訳ないけど」と前置きし、「裕二郎さん、KOPW出るんですよね? 出るんだったらさ、1回戦ここでいいじゃん」と指名した。「KOPW 2020」はオカダの発案によって新設されるタイトル。8・26後楽園大会で1回戦が行われ、それを勝ち上がった4人による4WAY戦が8・29神宮球場大会で行われ、初代ホルダーの座が争われる。

 KOPWの特色は双方がルールを持ち寄って、ファン投票で決める点にある。そこでオカダは「俺からのルールもここで言わせてもらっていいですかね? 俺のルールは1対3ハンディキャップマッチで俺はいいですよ」と不敵な笑みを浮かべながら提案。「俺がね、新タイトルのこと言ったわけですから。1発目のルールっていうのは俺が言わないとダメでしょう」と提唱者らしく先陣を切ってみせたレインメーカーは「邪道、外道、裕二郎。正直、1対1よりも楽かもしれないよ」と返り討ちに自信満々だった。

 これを受けて裕二郎は「3対1だと? どんだけよ、俺のこと舐めてんだよ」と怒り心頭。「それよりもよ、俺がもっと面白いルールを準備してやる。その名も『ランバージャックwithベルトマッチ』だ! 場外に落ちた奴は、このベルトでボッコボコにされる。なぁ、そのルールでよ、この高橋裕二郎があの、オカダ・カズチカに勝ってやるよ」と逆提案し、レインメーカー狩りにかける執念を燃やしていた。

【矢野の話】「やっぱり、イケメンに囲まれると気分がアガるね!!」

【オカダの話】「まぁ俺がね、新タイトルのこと言ったわけですから。1発目のルールっていうのは俺が言わないとダメでしょう。1対3ハンディキャップマッチ。まぁ邪道、外道、裕二郎。正直、1対1よりも楽かもしれないよ。まぁうまく使ってやればいいんじゃない。でもね、そこでも超えられない差っていうのは一緒だなと思います。そして、NEVERトーナメント1回戦、こちらもしっかりとやっていかないといけないわけですから。1回挑戦して、負けてますし。こうやって気合い入れろと言っていたSHO君が1本獲ってくれたわけですから。僕もしっかり気合入れて、また面白い3人じゃないかなって思います。矢野さん、SHO君、そして俺。凄い化学反応が起きる3人だと思うんで、そこでまたベルト獲って。それはそれで盛り上げたら面白いんじゃないかなって思います」

【SHOの話】「最近、戦っていてちょっと気づくことがある。ベルトを持つチャンピオンっていうのは、そのベルト戦線どれだけ盛り上げれるか。ただ勝つだけじゃねぇんだ。守りゃいいってもんじゃねぇ。試合だけじゃない、いろんな、いろんな責任があるんだ。だから俺もこうしてベルトを持っている。ジュニアタッグ戦線を盛り上げないといけない。それはもちろんだ。それはわかっている。でも現状、YOHさん、怪我しちゃって。俺は今、YOHさんを待つことしかできない。でも、ただ待ってるだけじゃ意味ねぇんだよ。進むしかねぇんだよ。返上になろうが、そのまま持っていようが、俺は前に進むしかねぇんだ。そうして6メンのトーナメントの1回戦、俺が獲ることができた。それもギブアップで。あぁ、ギブアップでだ。あ〜あ、気持ちいいな。でも、NEVERのタイトルももちろん、NEVER6メンももちろん、このジュニアタッグももちろん! もちろんなんだけど! 俺がタップさせたい相手、前も何回も言ってるけど、わかるよな? タップさせたい相手がいるんだよ、タップ、俺がさせられた相手……SANADAおめぇだ!」


【試合後の裕二郎&外道】
※外道がベルトを張ってバチンバチン音をさせながら

▼裕二郎「おぅオカダおい! は? 3対1だと? どんだけよ、俺のこと舐めてんだよ。それよりもよ、俺がもっと面白いルールを準備してやる。その名も『ランバージャックwithベルトマッチ』だ! 場外に落ちた奴は、このベルトでボッコボコにされる。なぁ、そのルールでよ、この高橋裕二郎があの、オカダ・カズチカに勝ってやるよ」

▼外道「お前も二人付けろ、バカヤロー、オイ! 裕二郎には天下の“ワールドクラス・タッグチーム"邪道&外道がついてるんだ!」

▼裕二郎「これマジ!」

※邪道はノーコメント

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