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8/7【新日本】内藤がEVILの“連勝"ストップ 「お見通し」連呼の暗闇王に皮肉

『SUMMER STRUGGLE 2020』東京・後楽園ホール(2020年8月7日)
○SANADA&内藤哲也&鷹木信悟&BUSHIvsEVIL&ディック東郷&石森太二&外道×

 内藤がEVILの連勝を止め、「俺の攻撃パターンは全てお見通しなんだろ? どれだけ封じ込めてくれるのか楽しみだぜ」と相手の発言を逆手にとっての皮肉を連発した。

 8・29神宮球場でのIWGPヘビー&IC二冠戦を控える王者・EVILと挑戦者・内藤。この日、7・29浜松、7・31後楽園に続く3度目の前哨戦で激突した。ここまで王者が2連勝中だが、内藤は「今のEVILは仲間の手助けがないと勝てない。そんな姿を皆様にお見せしてる」と指摘し、「ノー・トランキーロ! 焦ったほうがいいぜ」と余裕のメッセージを投げかけていた。

 EVILがゴング前に内藤を急襲。場外フェンスに投げつけて出鼻をくじいた。その後もEVILは内藤を鉄柱に叩きつけて圧倒。BULLET CLUBはヒロムの再現とばかりにBUSHIの左肩を集中攻撃して主導権を握った。長らく劣勢が続いたBUSHIだったが、外道をコルバタで吹き飛ばして反撃。DDTで東郷を突き刺して突破口を開いた。

 ともに交代して内藤とEVILが対峙した。アームホイップで投げた内藤はバックエルボー、低空ドロップキックで攻め立て、石森が介入しても低空ドロップキックで返り討ち。EVILにコーナーミサイルをさく裂させると、ネックブリーカードロップで叩きつけ、エルボー合戦も連打で圧倒した。続くグロリア狙いはEVILが阻止し、コーナー金具攻撃を連発して逆襲した。

 鷹木の援護射撃を受けた内藤は石森に低空ドロップキックを見舞って立て直しに成功。SANADAは石森のハンドスプリングレッグラリアットを食らっても、外道の追撃を阻止してドロップキック、ハイアングルのプランチャを発射していく。ドラゴンスリーパーで捕らえると、東郷のラリアットでカットされたが、BUSHIがミサイルキックで撃退。石森がダイビングヒップドロップでBUSHIを蹴散らしても、鷹木がデスバレーボムで突き刺して排除した。ここで内藤とEVILが飛び込み、EVILがジャーマンで投げたが、内藤もスイングDDTで突き刺して譲らず。最後はSANADAがScull Endで外道を料理した。

 前哨戦3戦目にして内藤が前哨戦初白星。自力勝利ではないものの、BULLET CLUB入り以来続いてきたEVILの連勝を止めた形となった。試合後、内藤とEVILは互いの髪をつかみ合って視殺戦を展開。EVILは「あっせんなよ」とお株を奪って挑発したが、内藤は動じず不敵な笑みを浮かべた。返り討ちに自信満々のEVILは「おまえのやることなんてな、全てお見通しなんだよ」と繰り返しているが、内藤の余裕も変わらない。だからこそ、「俺の攻撃パターンは全てお見通しなんだろ? だとしたら、こんな楽な防衛戦はないぜ」、「さぁ、どれだけの完勝劇を神宮球場で皆様に、そして対戦相手である俺に見せてくれるんだろうね? いやぁ、完封されるかもしれないけどさ、逆に楽しみだわ」と皮肉を連発し、暗闇王を挑発してみせた。

【BUSHIの話】「さぁ、明日だろう、NEVER無差別級6人タッグベルトのトーナメント。たとえセミファイナルに組まれようと、メインになろうと結果は変わらない。俺たち3人が、BUSHI、SANADA、鷹木信悟があのベルトをゲットするよ」

【鷹木の話】「まぁ、昨日は鈴木ばかりに目がいってしまったが、6人タッグのトーナメントがまだ残ってっかんな。何としても再び6人タッグのベルトも取り戻して、二冠王として、(語気を強めて)NEVER二冠王として、神宮のリングに上がってみせる。そして、もちろん神宮の相手は……(一拍おいてTVカメラを睨め回したあと)あいつしかいねぇ(ニヤリ)」

【内藤の話】「BULLET CLUBに入ってからずっと続いていたEVILの連勝もついにストップ。これでもし、神宮球場でも負けてしまったらさ、海外にいるBULLET CLUBのメンバーに合わせる顔がないぜ? 俺ももちろん負けられない試合だよ。負けの許されない試合だよ。でも、もしかしたら俺以上に負けが許されない状況なのがEVILかもしれないね。そういう意味ではEVIL……いや、これは余計なお世話だった。だってさ、俺の攻撃パターンは全てお見通しなんだろ? だとしたら、こんな楽な防衛戦はないぜ。神宮球場はきっとEVILが締めることでしょう。そうだろ、EVIL? 俺の攻撃パターンは全てお見通しなんだろ? 数年前、『NEW JAPAN CUP』でザック・セイバーJr.に負けた時、俺は完封っていう言葉を使ったよ。何もさせてもらえず敗れ去った。あれこそ、まさに完封だろうね。それと同じ、いや、それ以上に俺の攻撃を封じ込め、そしてEVILが完勝するわけだろ? さぁ、どれだけの完勝劇を神宮球場で皆様に、そして対戦相手である俺に見せてくれるんだろうね? いやぁ、完封されるかもしれないけどさ、逆に楽しみだわ。どれだけ封じ込めてくれるのか楽しみだぜ。なぁ、正義に憧れる役“キング・オブ・ダークネス"EVILさん」

※SANADAはノーコメント


【試合後のEVIL&東郷&石森】
▼東郷「おい! てめえら、こんなんで勝ったと思うんじゃねえぞ! 神宮までまだまだたっぷり時間あんだよ。ゆっくり、ゆっくり、てめえら追い込んでやるからよ」

▼EVIL「その通りだ、内藤。お前、勝ってんのに一人焦ってんな? そりゃそうだよな。お前はもう崖っぷちにいるんだよ、おい。このまま神宮までとことん追い込んでやるからな。よく覚えとけ」

▼石森「あれ? まだ復帰しないの? まだ欠場なの? ねぇ、ヒロムくん、フッフフフ。何かYouTubeでさ、ヘラヘラ、インタビューに答えてるぐらいだったらさ、復帰してくればいいのに。ねぇ?(左肩を指して)ここ、そんなに大したことないんだろ? 重傷じゃないんだろ? まぁ、いいや。一つだけ言っといてやる。俺の持論だけど、怪我しないのもプロだから。怪我したらそれは自分の実力だ」

※外道はノーコメント

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