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8/8【新日本】矢野が頭脳勝利でオカダ組が決勝進出 敗戦BUSHIは『KOPW 2020』での再戦要求

『SUMMER STRUGGLE 2020』東京・後楽園ホール(2020年8月8日)
「第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント」準決勝 ○矢野通&オカダ・カズチカ&SHOvs鷹木信悟&SANADA&BUSHI×

 矢野がまんまとBUSHIをリングアウトに葬り、オカダ&矢野&SHOがNEVER6人タッグ王座決定トーナメント決勝戦に進出。屈辱の敗戦を喫したBUSHIは『KOPW 2020』での再戦を要求した。

 EVILのBULLET CLUB入りによってNEVER6人タッグ返上の憂き目にあった鷹木とBUSHI。それでもパートナーをSANADAに代えて王座決定トーナメントに出陣し、1回戦で鈴木&デスペラード&DOUKIを破って返り咲きへの第一歩を踏み出した。対するオカダ&矢野&SHOは1回戦で裕二郎&邪道&外道に勝利している。

 SHOはNJC2回戦で敗れたSANADAにシングル再戦をアピール中。先発で対峙すると、グラウンドでのせめぎ合いを展開。SHOが腕ひしぎ逆十字を仕掛ければ、SANADAはレッグロックで切り返す。さらに回転エビ固めで飛びつくと、SHOは腕ひしぎ逆十字で切り返す。極まる前に逃れたSANADAはボーアンドアローで捕らえて譲らない。

 ともに交代し、矢野とBUSHIが登場した。両者は7・27後楽園大会でタッグ対決し、BUSHIがお株を奪う丸め込みで3カウントを奪っている。それを根に持っている矢野は「スリーじゃねぇぞ。ツーも入ってねぇよ」と主張。早くもスクールボーイで丸め込んだが、BUSHIもスクールボーを連発して応戦。矢野は「やってらんない!」とオカダにタッチを渡した。

 オカダと鷹木はタックル合戦、エルボー合戦で激しく火花を散らした。ロス・インゴ軍の首攻めにあったオカダだが、SANADAをフラップジャックで叩きつけてキッチリ劣勢を打開。ここでSHOにタッチが渡り、再びSANADAと向き合う。串刺しラリアット、左右のミドルキック、トラースキックの波状攻撃で攻め立てたSHOはバッククラッカーで動きを止めると同時に腕ひしぎ逆十字で捕獲。ショルダーアームブリーカーを連発して腕攻めを続けたが、SANADAもドラゴンスリーパーで反撃し、SHOのスピアーをキャッチするとネックスクリューで叩きつけた。

 ここで矢野とBUSHIが登場した。延髄斬りでBUSHIが出鼻をくじき、トペが不発に終わっても矢野がコーナーマットを外しているところをスクールボーイで丸め込む。矢野がレフェリーとの正面衝突を狙っても、踏みとどまったBUSHIは矢野が仕掛けたスクールボーイを丸め込みで切り返す。ミサイルキックを発射すると、鷹木&SANADAとの連続串刺し攻撃、SANADAとのサンドイッチ低空ドロップキックとロス・インゴ連係で攻め込んだ。

 だが、BUSHIが放ったトペスイシーダは矢野がセコンドの辻を身代りにして回避。BUSHIをフェンスに投げつけ、テーピングによるはりつけの刑を狙う。鷹木に妨害されても矢野はBUSHIと正面衝突させて返り討ち。BUSHIのマスクのヒモをフェンスに縛りつけてから自分はリングイン。まんまとリングアウト勝ちを収めた。

 矢野の頭脳勝利によってオカダ&矢野&SHOが決勝進出を決めた。これでNEVER6人タッグ王座戴冠へ王手。オカダとともにYTRポーズを決めて勝ち誇った矢野は、「完璧な勝ちっていうのはな、こういうことを言うんだよキミ! この前のおまえのやつはな、スリーだとバカヤロー! スリーどころかツーも入ってねぇんだよ」と笑いが止まらない。

 収まらないのはBUSHI。「矢野ふざけんなよ、この野郎! 何がリングアウト勝ちだよ! この野郎!」と怒声を上げると、「『KOPW』あるよな。そこで組めよ! 矢野とやらせろ! そこでな、場外カウントやり返してやるよ!!」と新設されるKOPW1回戦での一騎打ちを要求し、同じリングアウトによる報復を誓った。矢野もシングル対決を見据える発言を口にしており、両者によるKOPW1回戦が急浮上した。

【矢野の話】「やっぱり、イケメンに囲まれるとアガるよね! オイ! BUSHI! よ〜く聞け! 完璧な勝ちっていうのはな、こういうことを言うんだよキミ! この前のおまえのやつはな、スリーだとバカヤロー! スリーどころかツーも入ってねぇんだよ、おまえオイ! てめぇなんかにな、ツーカウントすら、いやワンカウントすらかもしんないな。獲られるわけねぇだろバカヤロー、オイ! オイ! 信じられねぇんだったらな、1対1でやってな、オイ、証明してもいいんだよ!!」

【オカダの話】「いい完成度が皆さんにお見せできたんじゃないかなと思います。SHO君も昨日獲って、矢野さんも。矢野さんの勝ち方で、みんな各自の勝ち方で勝ってます。明日、決勝、そろそろ俺の出番かな」

【SHOの話】「俺の地元、宇和島大会前に、YOHさんの、今こうして一緒にリングに上がれていない。ということは(※IWGPジュニアタッグのベルトを叩き)このベルトも今のところどうなっちゃうか。この先、どうなっちゃうかわからないんだよ。そのわからないベルト、だけを持って帰るのか、お土産もう1つ増やして帰るのか、それを決めるのが明日だ。チーム、最初は足を引っ張ってしまったらどうしようかって心配だったけど、とんでもねぇ。俺が一番目立って、一番先に獲ってる。でも、そんなこと言っても、タッグはチームワークがとっても大切だから、そこをちゃんと、ここ、俺が今までできてなかった成長しないといけないところ。そこだと思うんだよ。そこも1つ。そしてぇ! SANADAぁ〜! アンタからタップ奪われたことは忘れてないってことを。何か1つ、その何か一つって言うんだったら、『KOPW』、そこで私とあなた、特別なルールでやりませんか? 答え待ってますよ」

【鷹木の話】「何だ、ありゃオイ! 矢野の野郎汚ねぇな。まぁ負けちまったもんは仕方ねぇ。こうなったらより一層、(※NEVER無差別級ベルトを叩き)この1本に集中して頑張ってやってくしかねぇな。オイ新日本プロレス! いい加減発表したらどうなんだオイ! 俺はあんだけやるって言ってんだよオイ! まだ相手はしっかり決まってねぇけどよ。8・29神宮球場、NEVER無差別級選手権試合、鷹木信悟vsX、とりあえずXでいいじゃねぇか、なぁ。だが、俺は一人もう決めてんだよ。おまえら誰か分かるか? 誰か分かるか? 俺はあいつに対して完全スイッチ入った。スイッチが入ってからよぉ、あいつのテーマ曲が頭から離れねぇんだよ、オイ。四六時中な、寝ても冷めても、ついつい口ずさんじまうわ。(※『風になれ!』のメロディーを口ずさみながら)次の相手〜、神宮ではだ・れ・になる〜。鈴木みのる! おまえしかいねぇだろ」

【BUSHIの話】「オイ、矢野ふざけんなよ、この野郎! 何がリングアウト勝ちだよ! この野郎! 『KOPW』あるよな。そこで組めよ! 矢野とやらせろ! そこでな、場外カウントやり返してやるよ!!」

※SANADAはノーコメント

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