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8/8【新日本】小島が『KOPW 2020』に立候補 デスペラードが迎撃宣言

『SUMMER STRUGGLE 2020』東京・後楽園ホール(2020年8月8日)
○小島聡&天山広吉&田口隆祐vs鈴木みのる&エル・デスペラード&DOUKI×

 オカダが発案した新タイトル『KOPW 2020』出場に小島が立候補。すでに参加をアピールしていたデスペラードが迎撃に名乗りを挙げた。

 オカダが発案した“年代わり"形式の新タイトル『KOPW 2020』。タイトル保持者と挑戦者がそれぞれルールを持ち寄るのが特徴で、ルールはその都度ファン投票で決定される。最初の保持者は8人で争われ、8・26後楽園大会でシングルマッチ4試合を行い、その勝者が8・29神宮球場での4WAY戦で対戦し、最初の王者が決まることが発表されており、すでにオカダ、裕二郎、デスペラードが出場を表明しているが、続いて小島が立候補した。

 この日の小島は天山&田口と組んで、鈴木軍の鈴木&デスペラード&DOUKIと対戦。序盤はパートナーの天山が捕まったものの、田口が各種ヒップアタックを乱れ打つと、小島も奮戦し、鈴木にマシンガン逆水平を浴びせて気を吐く。DOUKIの反撃に遭うが、天山が好フォロー。DOUKIの鉄パイプ攻撃を頭突きで阻止すると、介入を狙った鈴木にはテンコジカッターをお見舞いした。粘るDOUKIも丸め込みで逆転を図ったが、小島はコジコジカッターでシャットアウト。最後はこん身のラリアットで3カウントをもぎ取った。

 快勝した小島は意気揚々とマイクを握ると、「ちょっとだけ言わせてもらおうかなと思います。ちまたで噂のKOPWとやらに、私も立候補したいと思います。いや、出ちゃうぞ、バカヤロー!」と表明した。

 そんな小島に難癖を付けたのがデスペラードだ。「おい、ポンコツ。昨日今日思い出したかのように言っただけで出れるのか? あぁ、大したもんだな。俺はずっと言ってたんだぜ。俺が相手してやるよ」と迎撃に名乗り。「どうせテメーが後生大事に使っているクローズラインなんてよ、パチもんだろ? (スタン・)ハンセンがやっているから自分が憧れて真似してるだけの、そんなクローズライン、俺に通用すると思うなよ。バーカ!」と斬り捨てた。

 小島も引き下がらず、「言ったな、テメー。言ったな、テメーこの野郎。とりあえずお前とやってやってもいいぞ」と対戦を承諾。「俺を誰だと思ってんだ? 知らねぇか? だったら教えてやるよ。小島聡という新日本プロレスで一番元気のいいレスラーだ。とりあえずKOPW、いっちゃうぞ、バカヤロー」と力強く叫んでみせた。

 「若くてイキのいい選手だけが出場するのも、とてもいいことだと思うし、面白いと思う。だけど、俺みたいな、熟して熟して熟し切った、大ベテランのプロレスラーが参加してこそ、とても面白いものになると思いませんか? 俺は勝手にそう思ってる」とベテランが参加する意義を真面目に説いた小島だったが、デスペラードについての話になるとエキサイト。「俺のことはバカにしてもいい。ただ、お前はひとつ、言っちゃいけないことを言ったな。オイ、お前、ラリアットのことバカにしただろ。オイ、右腕のことバカにしただろ。お前、それだけは、悪いけど、絶対に許さないぞ」と激怒し、「俺がやってきたラリアット、この右腕をコケにしたらどういう思いをするか、それをよく覚えとけ。いいか、お前なんか、やるとしてもケッチョンケッチョンの、ギッタンギッタンにしてやる!」と制裁を誓った。

 一方、デスペラードは早くも小島がラリアット、自身がピンチェ・ロコに決め技を限定した「フィニッシュ限定マッチ」のルールを提示。「自分が憧れたスタン・ハンセンに話して、ハンセンつったら…ウエスタン・ラリアットか。アレをもらった気になってんだよ。あぁ! そんなカッコ悪いコピー・レスラー、聞いたことねぇよ。それで30年もやってんだからスゲェよ。コピーだけで30年もメシ食えんだったらよ、誰でも食えるよ!」と小島を酷評した。

【小島の話】「リング上で言った通りだ。『KOPW』という、とてもとても面白そうな大会があると聞いて、とりあえず自分の思いを言わせてもらいました。若くてイキのいい選手だけが出場するのも、とてもいいことだと思うし、面白いと思う。だけど、俺みたいな、熟して熟して熟し切った、大ベテランのプロレスラーが参加してこそ、とても面白いものになると思いませんか? 俺は勝手にそう思ってる。この29年という長いプロレス人生、29年だぞ! 今度やる神宮球場でも試合をしているんだ! どれだけ長い時間、プロレスラーとして生きてきたと思ってるんだ。あと、デスペラードか。俺のことは何言ってもいいよ。俺のことはバカにしてもいい。ただ、お前はひとつ、言っちゃいけないことを言ったな。オイ、お前、ラリアットのことバカにしただろ。オイ、右腕のことバカにしただろ。お前、それだけは悪いけど、絶対に許さないぞ。俺のことはどうだっていいんだよ。ただ、俺がやってきたラリアット、この右腕をコケにしたらどういう思いをするか、それをよく覚えとけ。いいか、お前なんか、やるとしてもケッチョンケッチョンの、ギッタンギッタンにしてやる!」

【天山の話】「今日は何があるかと思ったら、サプライズやったねぇ。コジからは、ああいうふうな発言することとか何も聞いてなかったというか。まぁ、それは彼のね、コジが考えてることをリング上で発言してましたけど、それはコジの思うままにやってほしいなっていう。『KOPW』。まぁいろんなアレがありますけど、とにかくやるからには頑張って、王座を獲りにいってほしいですよね、正直。自分も今はワトをサポートするのにいっぱいいっぱいなんで、コジにはここで一発チャンス獲って、しっかり『KOPW』獲ってほしいと思います。コジもサポートせなアカンし、忙しいですねぇ。はい、オッケー!」

【田口の話】「『KOPW』もいいんですけど、予期せぬ事態と言いますか、今日の試合で最後、場外でゴチャゴチャしてる間に、デスペ相手に新技できちゃいましたよ、新技が。どうしましょう。新技できちゃいました。『KOPW』もいいんですけど。いやぁ、こりゃ参っちゃいましたねぇ。参っちゃった。参っちゃうねぇ、こりゃ!」

【鈴木の話】「オイ、残りカス軍団、この野郎! 天山、小島、田口、お前らホント茶渋じゃねぇか! 茶渋が調子に乗んなよ、この野郎! けどなぁ、茶渋は三角コーナーに溜まってりゃいいんだよ。そう思わねぇか? そう思わねぇか? 思うだろ、オイ! (カメラマンに対して)お前はどうだ、思うか!? 思うか!? (壁際に追い詰めて)『ハイ』って言え! 『ハイ』って言え! 『ハイ』って言えよ! ハハハハハ!…あーあ…」

【試合後のデスペラード】
▼デスペラード「オイ、オイオイオイオイ、何、思いついたかのように、思い出したかのように、急にコメント出したな。何だアイツは? どうせ忘れてたんだろ、そんなものがあること自体。まぁいいや。アイツが腕、異常に太ぇの何でかわかる? 俺は知ってんだよ! 本来、頭にいくはずの栄養が手にいっちゃったからよぉ、足りない頭ででっかくなった腕振り回して、いい気になってるだけなの。しかも、自分が憧れたスタン・ハンセンに話して、ハンセンつったら…ウエスタン・ラリアットか。アレをもらった気になってんだよ。あぁ! そんなカッコ悪いコピー・レスラー、聞いたことねぇよ。それで30年もやってんだからスゲェよ。コピーだけで30年もメシ食えんだったらよ、誰でも食えるよ! こちとらずーっとしゃべってんだぜ? 『KOPW』だ。ずっとしゃべってんだ。あんなヤツに負けるかよ。どうせクローズラインしかねぇで、俺がバカにしたからよ、『クローズラインでアイツの頭すっ飛ばしてやるぜ!』つって、限定マッチとか言い出したんじゃない? 俺、聞いてないから知らないけどさ。なんつってた、アイツ? どういうルール?」

──現時点ではまだルールには言及していなかったが?

▼デスペラード「言及してない? アイツは『KOPW』のルール知ってんのか? 自分でルールを持ってきて、自分のいいようにやるっていう主旨を。指定してやるよ! アイツはおつむテンテンだからよ、どうせ『KOPW』って名前を今日やっと覚えて、言いたくて言ったけど、内容はまだ知らねぇんだろ? 俺が言ってやるよ。『フィニッシュ限定マッチ』だ! お前はクローズラインで来い。俺はピンチェ・ロコ。それ以外のカウントは一切数えない。俺が何をやって…例えばだよ、不幸な事故でアイツのキ○タマ蹴り上がっちゃって…事故だよ、事故。意図的にはやってないよ。事故でキ〇タマが痛いことになってだ、俺が丸め込んでも、それもカウントなしだ。正々堂々、お互いのフィニッシャーだけで勝負しようじゃないか。カッコいいな、俺」

※DOUKIはノーコメント

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