8/10【NOAH】杉浦&カシンと豪華トリオ…桜庭鮮やか一本勝ちで初出場N-1へ弾み
『PRO WRESTLING NOAH 20th ANNIVERSARY NOAH the CHRONICLE vol.3』神奈川・横浜文化体育館(2020年8月10日)
○桜庭和志&杉浦貴&ケンドー・カシンvsマサ北宮&稲村愛輝&征矢学×
桜庭が征矢から鮮やかに一本勝ち。初出場が決まった『N-1 VICTORY』に弾みをつけた。
ノア最後の横浜文体で杉浦&桜庭&カシンの豪華杉浦軍トリオが実現。武骨な金剛の北宮&征矢&稲村と対戦したが、桜庭がその圧倒的な技術を観客に見せつけた。
のっけから先発すると、パワーファイターの征矢と対峙。前に前にと出てくる征矢を巧みにグラウンドに引きずり込むと、アキレス腱固めや腕ひしぎ逆十字固めで何度もロープエスケープに追い込む。征矢も意地になってヘッドロックで絞め上げたものの、桜庭は上手く首を抜くと、馬乗り状態からモンゴリアンチョップを発射。場内を沸かせた。
カシンがいつものように暴走すれば、杉浦もドラゴンスクリューからプロレスLOVEポーズを披露するなど、杉浦軍はやりたい放題に暴れ回る。そんな中でも桜庭は持ち味を発揮。最後も征矢のパワフルな攻撃をことごとく切り抜け、スタンディングのアームロックに固めると、そこからローリングアームロックに絡め取って一本勝ちを奪い取った。
試合後、杉浦が「一発でひっくり返す関節技もあったしね」と賞賛するほど鮮やかな勝利を手にした桜庭。試合後にはシングルリーグ戦『N-1 VICTORY』への初参加が発表となり、GHCヘビー級王者・潮崎や今日対戦した北宮、征矢など強豪ひしめくAブロックにエントリーすることになった。しかし、完璧にノアマットに順応している桜庭に死角はなし。切れ味鋭い関節技を武器に、リーグ戦では台風の目になりそうだ。
【試合後の杉浦&桜庭&カシン&論外】
▼カシン「よし、この調子で8月25日・後楽園の『STREET FIGHT CLUB』に向けて…」
▼杉浦「ストリートファイト? 関係ないでしょ…(笑) ノアと関係ない興行はあんま告知しなくていいから(笑)」
▼カシン「STREET FIGHT CLUB! とにかく俺たち3人、CyberFighterとして頑張っていこう!! よし!!」
※カシンは言うだけ言って去る
▼論外「でもだいぶ一致団結してたんじゃないですか?」
▼杉浦「一発でひっくり返す(桜庭の)関節技もあったしね」
▼論外「あれで極まるんですね。すごいっすね」
▼桜庭「あぁ最後の? 体重使ってるから。大きい人だと」
――横浜文体で試合をするのは今日が最後だが感慨深いものはある?
▼杉浦「…別にない」
――N-1というのも近くなってきているが?
▼杉浦「頑張ります!」