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8/10【DDT】KO-D王者・遠藤が「KING OF DDT」準決勝進出、稔の再戦要求に呼応「次はベルト懸けてやりましょう」

 東京・神田明神ホール大会『BLACK OUT presents KING OF DDT 2020 3rd ROUND』が10日、行われ、KO-D無差別級王者・遠藤哲哉が「KING OF DDT 2020」準々決勝で“ジュニアのレジェンド"田中稔を破り、8・23後楽園大会での準決勝にコマを進めた。

 総勢28選手が参加した「KING OF DDT 2020」は8・8神田大会で開幕。遠藤は同大会における1回戦で彰人に敗れたものの、翌8・9神田大会での敗者復活バトルロイヤルを制し、この日の準々決勝に生き残った。

 相手の稔はIWGP、世界ジュニア、GHCの3大ジュニア王座を獲得したグランドスラム達成者。その実力を見せつけるように得意の足関節やキック連打で遠藤を追いつめた。15分過ぎ、猛攻を耐えた遠藤は、テツヤ・イン・ザ・スカイ、ヘッドバット、カナディアン・デストロイヤーとたたみかけて逆転。最後は必殺のシューティングスター・プレスを決めて3カウントを奪った。

 実力者・稔を破った遠藤が準決勝進出。対戦相手は抽選の結果、竹下幸之介を撃破して勝ち上がった樋口和貞に決まった。「ここ最近よくシングルやっている気がしますね。竹下(幸之介)に勝ったってことは、見ている人間からすれば、『樋口、実力ついてきてる』って思うかもしれないけど、チャンピオンの牙城を崩すには、まだまだ足りないと思いますね。今のオレはそれだけ自信もあるし、実力もある」と豪語してみせた遠藤は、「だから準決勝はオレが勝って、オレに『興味がない』と言っていた彰人選手が上がってきてくれたら、そこで濃厚な“アキちゃんずラブ"を見せてやりますよ」と豪語し、今から決勝戦の相手も描いてみせた。

 試合後には遠藤に歩み寄った稔が人差し指を立てて「もう1回」とアピール。両者はグータッチを交わして再戦を誓い合った。「田中選手、さすがバトラーツ出身ということで、さまざまな足攻めの数々。ボクもプロレスデビューして足を攻められるっていう経験は多かったんです。ボクのスタイル的に飛び技、地に足をつけないプロレスを、ファイトスタイルにしているので、向こうも警戒して足を攻めるっていうのが一つのボクの倒し方としてあると思う」と振り返った遠藤は、「オレは別に足を使って飛んでいるのではなく、羽根で飛んでいるので、足を攻められようが宇宙一のシューティングスター・プレスは死にませんよ」と豪語。稔のアピールを受けて「リング上で、オレも田中選手に『次はこれ(ベルト)を懸けてやりましょう』っていう言葉をかけたので。田中選手も『オレが挑戦するまで、そのベルト落とすな』って言ってました。だから、いずれ必ずこれは達成させなければいけない約束だと思います」とKO-D王座戦での再戦を見据えた。

 惜しくも敗れた稔は「現在のKO-D無差別級チャンピオンと手を合わせてみて、メチャメチャ勉強になりましたね。何を学べたかっていうと、オレとKO-D無差別級タイトルの距離感! メチャメチャ近いな! 次やったら勝てるぞ」と遠藤攻略の手応えをつかんだ。「『今日タイトルマッチにしろ』って言ったけど、タイトルマッチでも何でもない。(タイトルが)懸かっていたら、獲ってたよ。でも確かに強いと思うよ。どんだけ追い込んでも、勝てる気はものすごいしてたのに勝てなかった。負けは認める」と潔く結果を受け止めたうえで、「しっかり遠藤哲哉に借りを返す。そしてKO-D無差別級のベルトを獲る。今まで巻いたことがないベルトが大好物だからね! 後楽園(8・23)以降は何も話をされていなくて、このトーナメントで負けたわけだからわからないけど、しっかりその二つは頭に入れているから!」と雪辱とKO-D王座獲りを誓った。

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