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8/27【DDT】大仁田が緊急出場クロちゃんを電流爆破葬で8度目の引退回避 閉園4日前のとしまえんで最後の路上プロレス

 『DDT LIVE!〜さよならとしまえん〜大仁田厚負けたら即引退SP路上電流爆破』が27日、東京・練馬区のとしまえんで行われ、大仁田厚が緊急出場となったクロちゃんを電流爆破に葬って8度目の引退を回避。クロちゃんに一騎打ちを要求した。

 遊園地「としまえん」が8月いっぱいで94年の歴史に終止符を打つ。閉園4日前となったこの日、DDTが無観客試合を開催。メリーゴーランド「カルーセルエルドラド広場」の前で行われたメインイベントは、大仁田が高木三四郎&クリス・ブルックスを従え、青木真也&竹下幸之介&宇野薫の青木軍と対決する「負けたら引退試合〜路上電流爆破」。電流爆破バットのほか、4年ぶりに危険すぎる爆破ロケットの封印が解かれた。

 負けたら3年ぶり8度目の引退となる大仁田はこれを回避すべく、特別立会人のクロちゃん(安田大サーカス)に試合出場を要求していた。これをクロちゃんが「やらない。素人なんだから」と拒否。試合は予定通り6人タッグ戦で開戦となった。

 約17年ぶりのプロレス参戦となった総合格闘技界の“レジェンド"宇野は、もともと大仁田のファンとあって、邪道ばりの革ジャンを着て入場してきた。が、これが災いしたか大仁田のターゲットとなってしまう。大仁田はイス攻撃から、電流爆破バットで一撃。通常の5倍の火薬量が使用されている爆破の威力は凄まじいものがあり、宇野はたまらずもん絶した。

 すかさず大仁田が宇野をカバーすると、クロちゃんが蹴りを入れてカットして3カウントを入れさせない。すると今林久弥アシスタントプロデューサーが試合出場の意思ありと判断。クロちゃんを青木軍に加え、急きょ3対4のハンディキャップマッチに変更された。クロちゃん参戦がきっかけとなって、復活・爆破ロケットが火を噴く。大仁田が青木を爆破ロケットの着地点に連行すると、青木のパートナーであるクロちゃんがなぜか起動スイッチを押してしまう。ロケットが発射されると大仁田と青木はあっという間に爆破の餌食となった。

 その後、竹下が立てかけた机の上にブルックスを寝かせ、ラダーのさらに上からのスーパーダイブを敢行。一方でクロちゃんは大仁田に向かって「汚い野郎だよ。クソだ。ブタ野郎!」と罵声を浴びせた。怒った大仁田がクロちゃんに張り手をぶち込むと、高木がクロちゃんを捕獲して「オレごと行け!」と絶叫。すると大仁田は高木もろともクロちゃんに電流爆破バットをフルスイング。虫の息となったクロちゃんから3カウントを奪った。

 大仁田は2日前のSTREET FIGHT CLUB8・25後楽園大会における杉浦軍との一戦で肋骨を骨折。それでも強行出場して勝利を飾り、8度目の引退を回避してみせた。試合後、邪道は「よーく聞け! 今度はシングルマッチじゃ! わかったか!?」とクロちゃんにまさかの一騎打ちを要求。これにはクロちゃんも「シングルなんて無理、無理、無理!」と困惑しながら拒絶した。

 さらに大仁田はこの日、ミュージカルのスケジュールが入っていたため出演できなかったジャングルポケット・斎藤慎二の代打でMCを務めた太田博久を捕まえ、「吉本興業の本社で電流爆破を必ず実現します!」と無理やり言わせた。松竹芸能所属のクロちゃんには「吉本に移籍しろ!」と無理難題を要求。また、青木軍が負けた場合、大仁田に5000万円を提供しなければならない約束があったが、大仁田は「青木も(離婚で)カネに困ってるんで、今回は広い心で見逃してやる」と懐の深さを見せていた。

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