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8/29【新日本】32度猛暑で21年ぶり神宮幕開け ワトが金丸圧倒も逆転負け

『SUMMER STRUGGLE in JINGU』東京・明治神宮野球場(2020年8月29日)
○金丸義信vsマスター・ワト×

 約32度の猛暑のなか、21年ぶりに神宮大会が幕開け。ワトが金丸を圧倒したものの、一瞬のスキを突かれて逆転負けを喫した。

 新日本約21年ぶりとなる真夏の神宮球場大会。コロナ禍に配慮しての屋外ビッグマッチとなったが、この日は最高気温が35度を超え、試合開始(17時)時点でも32度を指す厳しい暑さのなかでの幕開けとなった。

 その第1試合で組まれたのはワトと金丸の一騎打ち。ワトは凱旋試合となった7・11大阪城ホールで鈴木軍のDOUKIに快勝したものの、試合後に金丸が奇襲して遺恨が勃発し、その決着戦が実現した形となったが、金丸の妙技がさく裂した。

 前哨戦では金丸がワトを翻ろうする場面が目立っていたが、この日も場外戦で先制。セコンドについた天山が心配そうに見守るなか、序盤は金丸のインサイドワークが冴え渡った。

 しかし、ワトは引き下がらない。華麗なトルニージョやカンフー仕込みの変則的な蹴りを披露して観客を味方につける。金丸はレフェリーの体を投げつけてワトのペースを崩し、無法地帯になったのいいことにウイスキーの瓶で殴りかかったものの、回避したワトは多回転式スクリューハイキックや変型回転十字固めで畳みかけた。

 裏拳や途中で角度が変わる変則なハイキック、そしてパワーボム式のフェイスバスターなどで圧倒。必殺のRPPを狙うべく金丸の体をコーナー前に移動させる。が、そのスキを突いて金丸がクルリ。まんまと金丸が3カウントを強奪した。

 完璧な勝利を挙げた金丸は自分の頭を指差し、腕を叩いて実力差を強調。バックステージでも「小僧相手じゃあの程度だろ! 海外から帰ってきたからって、上手くいくと思うなよ、オイ。まだまだあいつにはプロレスの頭足りねえな」と上から目線で通告し、「出直して来いよ。黒パンツからやり直せ、黒パンツから!」と酷評した。

 一方、ワトは悔しさをあらわに。それでも天山から激励されると、「俺の旅はな、始まったとこや…。今日のは旅のアクシデントや。旅はな、これからまだまだ続くんだ!」と強がった。

【金丸の話】「まあ、小僧相手じゃあの程度だろ! 海外から帰ってきたからって、上手くいくと思うなよ、オイ。まだまだあいつにはプロレスの頭足りねえな、オイ。出直して来いよ。黒パンツからやり直せ、黒パンツから! オイ、隣にいる天山も一緒だ、天山! あんなやつ横にいたって同じだろ、オイ! 天山、ワト、お前ら2人とも黒パンツからやり直せ!!」

【ワトの話】「なんやねん今日のは…。俺の旅はな、始まったとこや…。今日のは旅の途中のアクシデントや。旅はな、これからまだまだ続くんだ!」

【天山の話】「オイ、ふざけんなよ、レフェリー! オイ、あれ冗談じゃねーぞ、あんなもん! ワン・ツーで肩上げてんやないかって! ふざけんなって、オイ! これからワトがこれをステップにして駆け上がって行くのに、ふざけんなレフェリーこの野郎! マスター・ワト、次はまたやってやるよ、あいつにがっつりやらせるよ!」

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