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9/7【DDT】ブルックスが親友パーカー返り討ちでUNIVERSAL王座V1、ノーサイドでタッグ王座挑戦合意

『Get Alive 2020』東京・後楽園ホール(2020年9月7日)
DDT UNIVERSAL選手権試合 ○クリス・ブルックスvsドリュー・パーカー×

 ブルックスがノーDQ戦で親友・パーカーを返り討ちにし、UNIVERSAL王座初防衛に成功。試合後、二人はノーサイドでKO-Dタッグ王座獲りに合意し、9・27後楽園大会での挑戦が電撃決定した。

 6・27新宿大会で第3代UNIVERSAL王者となったブルックスがこの日、初防衛戦を迎えた。相手は同じイギリス出身で旧知の間柄にある親友・パーカーだ。しかもデスマッチファイターのパーカーが得意とするノーDQルールを自ら要求して臨んだ。

 先手を取ったのは挑戦者。アブドーラ・小林、神谷英慶がセコンドにつく中、パーカーはブルックスが背中をみせたところにドロップキックで奇襲。トペコンヒーロを放ち、イス攻撃に出る。ブルックスもイス攻撃をお返ししたが、パーカーはイス上へのファルコンアローですぐさま逆襲に転じ、たくさんのフォークがセットされたボードをリングに投入。ファイアーマンズキャリーで担ぎ上げた。

 スプレー噴射で阻止したブルックスはお株を奪うガジェット攻撃で反撃。プラケースでパーカーの脳天を殴りつける。プラケースの山を作ってラダーを登ったが、追いかけてきたパーカーがラダー上からのフットスタンプでプラケースの上に叩き落として逆転。リフト式オーバーヘッドキックが不発に終わっても、フロントスープレックスでフォークボードめがけてブルックスを投げつけた。

 すかさずパーカーは大日デスマッチ名物の竹串を投入。ブルックスの脳天に突き刺した。パイルドライバーで追い討ちをかけたが、ファイアーバードスプラッシュは不発。雪崩式攻撃を狙っても、ブルックスが場外に投げ飛ばし、フォークボードで殴打。コーナー最上段からの場外ダイビングセントーンでパーカーをテーブル葬にした。

 粘るパーカーはリフト式オーバーヘッドキックで反撃。プレイングマンティスボムを首固めで切り返すと、トラースキックを3連打したが、ブルックスはみちのくドライバーで突き刺して鎮圧。中指を立てて意地を張るパーカーの脳天をイスでフルスイングすると、プレイングマンティスボムを爆発させて3カウントを奪った。

 ブルックスが相手の土俵でパーカーを退け、UNIVERSAL王座初防衛に成功した。戦前は険悪ムードだった両者だが、試合が終わればノーサイド。ブルックスが日本語で「ドリュー、DDTに来てくれてありがとうございました。でも今日が最後のDDTじゃない。タイトルいきましょうか」と呼びかけた。するとパーカーも同じく日本語で「やってやりましょう!」と呼応。9・27後楽園大会でのKO-Dタッグ王座挑戦が電撃決定した。

【試合後のブルックス、パーカー】
※2人並んでコメントブースに現れると

▼パーカー「ベストフレンズだからこそ、お互いひどくやり合ったけど、そのおかげでこれだけの試合ができた。今日は凄く自分にとって光栄な一日になったし、DDTのタイトルに挑戦できたことも自分自身で誇りに思うが、世界一のベストフレンズであるクリスのことも凄く誇りに思う。そのベストフレンズとDDTのタイトルを懸けて試合ができて光栄だった」

▼ブルックス「ドリュー、メチャメチャスゴイ、キョウ。(英語で)彼のことを知ったのはもう何年も前。その頃は若くて、経験値もなかった彼が、こうやって日本に移住してプロレスをやるというのは凄く大きな決断をしたと思う。イギリスでの彼は決して高いポジションじゃなかったけれども、こうやって日本に来たことによって、彼のランクは物凄く上がったと思う。僕自身、対戦できて光栄だった。今、世界中がパンデミックという状況だからこそ、ベストフレンズのドリューとDDTのリングで試合をするという巡り合わせになったと思うし、彼のセコンドにコバヤシさんがいて、僕のセコンドにはマサさんがいて、そういう環境で試合ができたのはラッキーだったなと思う。タカナシさんはヒザの怪我がまだ治ってない状況もあるんで、ドリューには力になってくれよと思っている」


【上野&吉村の話】(全試合終了後)
▼上野「クリスとドリューは遠路はるばる遠いところから日本まで来て、やる気満々だと思いますんで。我々も大阪から遠路はるばる来ましたんで」

▼吉村「遠路はるばる来ましたんで」

▼上野「バチッと防衛したいと思います」

▼吉村「やってやりますよ!」

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