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9/9【新日本】デスペ&金丸組が“逆転1位"突破、9・11後楽園でヒロム&BUSHI組と決勝再戦 IWGPジュニアタッグ王者決定リーグ戦

 “RPG 3K"SHO&YOH組の返上により空位となったIWGPジュニアタッグ王座の新王者を決めるリーグ戦は、9日の仙台大会で公式戦全日程を終了。エル・デスペラード&金丸義信組(1位)と高橋ヒロム&BUSHI組(2位)が9・11後楽園大会の優勝決定戦に駒を進めた。


 公式戦2試合が行われた仙台大会では、まず石森太二&外道組と田口隆祐&マスター・ワト組が対決。序盤からワトが捕まったものの、地元となる相棒・田口の好アシストで巻き返すと、中盤過ぎにはトルニージョアタックや旋風脚といった得意技を連発して巻き返した。

 だが、最後はこちらも地元・仙台となる現IWGPジュニア王者・石森がワトの追撃をしのぎ切ると、逆にBONE LOCK(変型クロスフェイス)で捕獲。神宮IWGPジュニア戦でヒロムを下した新兵器で意地のリーグ戦白星フィニッシュを決め、結果的には両チームともに1勝2敗の勝ち点2で脱落となった。

 続くメインイベントでは無傷2連勝中だったヒロム&BUSHI組と、1勝1敗のデスペラード&金丸組が激突。立ち上がりから場外で木づちまで飛び交う荒々しい展開となったものの、中盤にはギターラ・デ・アンヘル発射に成功したデスペラードが勝機を作り出す。

 すかさずデスペラードはレフェリーの死角を突いた得意のナックルパートを狙ったが、負けじとBUSHIも回避。逆にヒロム&BUSHIがサンドイッチ式低空ドロップキック、ブレーンバスター&ライガーボムの合体攻撃…と好連係で一気に畳み掛け、BUSHIが必殺エムエックスで仕留めにかかった。

 しかし、デスペラードも寸前で回避。すかさず金丸がBUSHIのマスクに手をかけ、慌ててレフェリーが止めに入ったスキにデスペラードがBUSHIの急所を背後から撃ち抜く。続けざまにエル・エス・クエロ(変型十字固め)で丸め込み、まんまと3カウントをかっさらった。

 これにより両チームが2勝1敗・勝ち点4の首位タイで並んでリーグ戦を終了。直接対決の結果から、金丸&デスペラード組がヒロム&BUSHI組を“逆転"して、1位通過となった。9・11後楽園大会の優勝決定戦は、両軍によるリターンマッチで第62代王者の座が争われる。


【試合後のデスペラード&金丸】

▼金丸「ここ(頭)とここ(腕前)が、お前らとは違うんだよ」

▼デスペラード「(※床に手をつきながら)痛いぃいい…。ただのブレーンバスターとパワーボムの合体技だから、どうせどっちか役に立ってねえんだと思ったら、死ぬほど痛い。腰が抜けたかと思った。よく返せたな俺。凄い俺、凄い俺……でも、もっと凄いのはノブさんだ! 最後の最後まで俺が返す!って信じてるから、あんなにパートナーが合体技食らってんのに入ってこねえんだよ!! いつまで経ってもリングの上で二人そろって何かやんなきゃ戦えねえようなヤツらとは、俺たちは違うんだ」

▼金丸「これがタッグチームだからな! 次の後楽園もこれがタッグチームってとこ見せてやるからな。よく見とけ、よく勉強しろ!」

▼デスペラード「痛い…腰がいだぃい…(※と這いつくばりながら控室へ)」

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