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9/19【新日本】20kg増量でオスプレイがヘビー級に変ぼう 初戦で裕二郎に会心勝利

『レックPresents G1 CLIMAX 30』大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)(2020年9月19日)
「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦 ○ウィル・オスプレイvs高橋裕二郎×

 20kgの増量を果たし、ヘビー級戦士に変貌したオスプレイが約7ヵ月ぶりに来日。体重増加を感じさせない動きを披露し、G1初戦で裕二郎から会心の勝利を挙げた。

 史上初の秋開催となった「G1 CLIMAX 30」の戦いがいよいよスタート。ブリティッシュヘビー級王者のオスプレイが2・26沖縄大会以来、約7ヵ月ぶりに新日本の興行に出場し、Aブロック公式戦で5年ぶりのエントリーとなった裕二郎と激突した。

 オスプレイは2月にブリティッシュヘビー級王座を獲得した際に、ヘビー級転向を表明。この7ヵ月で約20kg増量し、185cm、105kgとコールされた。体の厚みは明らかに増したが、そのスピードは変わらず。のっけからコルバタで裕二郎を場外に追いやると、トペのフェイントでハンドスプリングからのバク宙を披露する。

 裕二郎は場外リバースDDTを皮切りに、ラフファイトを挟みつつ、首に照準を絞って立て直しを図るが、オスプレイの動きは衰えず。以前と変わらぬスピードと跳躍力で、ハンドスプリング式レッグラリアットやその場飛びシューティングスタープレスなど空中殺法を浴びせる。逆水平やエルボーなどは明らかに破壊力を増しており、裕二郎が守勢に回る場面が目立った。

 老かいな裕二郎はピンチを潜り抜け、インカレスラム、マイアミシャインと投げ技を連発してチャンスを掴んだものの、ピンプジュースは不発。ならばとラリアットから東京ピンプスを狙ったが、オスプレイは華麗に不時着すると、スライディング式バックエルボーで顔面を射抜き、最後はストームブレイカーで完勝となる3カウントを奪い取った。

 試合後、マイクを持ったオスプレイは「ただいま!」とあいさつ。「またみんなの顔を見ることができて幸せいっぱいだ。花道に向かう直前まで緊張と不安に襲われていた。でも、鏡を見て自分に不安なんて吹き飛ばせと言い聞かせた。だって俺はウィル・オスプレイ、現在世界最高のレスラーだ」と試合前の心境を明かすと、「コロナで新日本もいろいろ大変だったと思うけど、これからはもっと面白くなるぞ。ウィル・オスプレイが新日本に戻ってきたからな!」と豪語。「今年のG1のキャッチフレーズは“BE THE ONE"。今、見ている君もそのひとりだ」とテレビカメラ越しに呼びかけた。

 バックステージでも「悔しいが今年はコロナのせいでほぼ何もできていないが、俺は今でも変わらず“あの"ウィル・オスプレイだ。今世紀最強のレスラーはこの俺だ。プロレス界で一番大事なのは、どの位置に立っているかだ。そしてナンバーワンを張っているのがオスプレイだ」と胸を張ったオスプレイ。次戦は9・23札幌大会で、CHAOSの同門・石井との対戦となるが、「イシイサンは初めて会った日からずっと、俺に張り手をかましてやりたくてたまらないって顔してる。若手の俺をしごきたいんだろ? じゃあやってみろよ。何でも受けてやる。力の限り俺にパンチしてこい。でも最後に負けるのはイシイサン、あなただ。俺は“THE ONE"だ」と返り討ちを予告した。一方、敗れた裕二郎は因縁のオカダと対戦する。

【オスプレイの話】「どうだ、見たか。ウィル・オスプレイがシンニホンプロレスに戻ってきたぞ! 俺こそが世界最高のレスラーだと証明する使命がある。そのために戻ってきた。俺の実力は正当に評価されてない。去年一年を振り返っても、俺は素晴らしい偉業をいくつも残してきた。悔しいが今年はコロナのせいでほぼ何もできていないが、俺は今でも変わらず“あの"ウィル・オスプレイだ。今世紀最強のレスラーはこの俺だ。プロレス界で一番大事なのは、どの位置に立っているかだ。そしてナンバーワンを張っているのがオスプレイだ。“BE THE ONE"……オスプレイが“その一人"だ。ありがとう。G12日目以降も楽しみだ。次の相手は誰だったかな? あ、イシイサンか! イシイサンは初めて会った日からずっと、俺に張り手をかましてやりたくてたまらないって顔してる。若手の俺をしごきたいんだろ? じゃあやってみろよ。何でも受けてやる。力の限り俺にパンチしてこい。でも最後に負けるのはイシイサン、あなただ。俺は“THE ONE"だ」

【裕二郎の話】「(※大きく息を切らせながら)帰ってきたよ。高橋裕二郎がG1 CLIMAXに帰って来てやったぜ、この野郎。この試合でよ、この試合でやっと思い出したよ。G1 CLIMAXのこの雰囲気、この空気、この緊張感。負けたヤツがよ、こんなこと言うのおかしいか? な、おかしいか、オイ? 最高に気持ちよかったよ」

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