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9/29【新日本】YOSHI-HASHIがSANADAに“15年越し"初勝利

『レック Presents G1 CLIMAX 30』東京・後楽園ホール(2020年9月29日)
Bブロック公式戦 ○YOSHI-HASHIvsSANADA×

 YOSHI-HASHIがG1・Bブロック公式戦でSANADAを撃破。15年前の同日に新日本の入門テストを受けたという因縁の相手からシングル初勝利をあげた。

 2年ぶりにG1に出場したYOSHI-HASHIは充実したファイトを披露しているものの、勝利にはつながらず開幕2連敗となった。3戦目の相手は同じく2連敗中のSANADA。両者は2005年に後楽園ホールで行われた新日本の公開入門テストを同時に受けた因縁がある。この時は2人とも不合格に。その後、YOSHI-HASHIは再挑戦して新日本に入門。SANADAは全日本でデビューした。浅からぬ縁のある2人が入門テストが行われた後楽園で対峙した。

 YOSHI-HASHIが積極果敢に仕掛けていくが、冷静なSANADAは鉄柵を使った場外ひとりマジックスクリューで主導権。Skull Endに繋げるべく、首攻めに着手してジワリジワリと攻め込んでいく。YOSHI-HASHIがバンカーバスター、ヘッドハンターと得意技で逆襲したものの、SANADAはリープフロッグからのドロップキックで鎮圧。流れるようにプランチャに繋げて、大きな拍手を巻き起こした。

 その後もSANADAの動きが冴え渡る。YOSHI-HASHIがパワーボムを狙ってもフランケンシュタイナーで切り返すと、猛追を受けてもスワントーンボムはヒザを突き立てて撃墜。動きの鈍ったYOSHI-HASHIにムーンサルトで飛びつくと、そのままSkull Endに捕獲した。失神寸前まで追い詰めると、ラウンディングボディプレスに。

 勝負あったかと思われたが、YOSHI-HASHIもヒザを尽きてて迎撃。再びSkull Endを仕掛けられても巧みに切り返し、投げ捨てドラゴンスープレックス、KUMAGOROSHIと大技ラッシュに打って出る。SANADAもぶん回し式ドラゴンスリーパーで反撃したものの、YOSHI-HASHIは首固めでクルリ。さらに、トラースキックやビンタ、ノーモーション頭突き、スタンディング式ダブルニーアタックと一気呵成に畳みかけ、最後はカルマで3カウントをもぎ取った。

 YOSHI-HASHIが3戦目にして今G1初白星をゲットした。「今から15年前、この後楽園でSANADAと一緒に入門テスト受けて、まあ、2人とも落ちちゃったけど、その時は。そんなことが脳裏をすごいよぎって、感慨深いもんがあったよ」と試合を振り返ると、「時間が経って、アイツは新日本に来て、シングルでは1回も俺が勝つことはできなかったけど、今日はそういう部分で大きな一歩」と勝利の価値を噛みしめた。

 次戦の9・1長岡では棚橋弘至と対戦する。YOSHI-HASHIは「G1 CLIMAXはまだ終わってないから。今日1回勝っただけで喜んでる場合じゃないから。次、次の相手…ヒロシーーーーーッ!」と絶叫して気合いを入れた。

【YOSHI-HASHIの話】「今から15年前、この後楽園でSANADAと一緒に入門テスト受けて、まあ、2人とも落ちちゃったけど、その時は。そんなことが脳裏をすごいよぎって、感慨深いもんがあったよ。時間が経って、アイツは新日本に来て、シングルでは1回も俺が勝つことはできなかったけど、今日はそういう部分で大きな一歩。ただ、G1 CLIMAXはまだ終わってないから。今日1回勝っただけで喜んでる場合じゃないから。次、次の相手…(※天を仰いで)ヒロシーーーーーッ!」

※SANADAはノーコメント

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