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9/30【新日本】飯伏3勝目 初対決・コブ驚異のホイップ連発も

『レック Presents G1 CLIMAX 30』東京・後楽園ホール(2020年9月30日)
Aブロック公式戦 ○飯伏幸太vsジェフ・コブ×

 G1・Aブロック公式戦で初対決となったコブの驚異のパワーに苦しみ、何度も投げられてしまった飯伏だったが、最後はカミゴェで勝利し、3勝目を上げた。

 連覇を目指す飯伏はここまで2勝1敗。1勝2敗のコブとの初シングルは相手ペースで始まった。レスリング出身のコブはグラウンドに持ち込んで自分のリズムを掴む。飯伏もその場飛びムーンサルトプレスなど得意技で押し返そうと試みるが、コブもリープフロッグから華麗なドロップキックを放ってどよめきを誘い、一本足頭突きやフロントスープレックスなどで追撃する。

 流れを変えたい飯伏はフランケンシュタイナーでコブを場外に叩き落とすと、プランチャで飛翔。スワンダイブ攻撃は不発に終わるが、コブのタックルをジャンプして避けると、そのまま腰にフットスタンプを落としていく。

 しかし、コブも豪快な投げ技を連発して巻き返した。強引なバックドロップで形勢打開を果たすと、コーナーに追い詰められた飯伏がロープを掴んで抵抗しても、力ずくで両足を引っこ抜き、空中でその身体を捕らえてアスレチックプレックスをズバリ。その場飛びムーンサルトプレス、トラースキック、ラリアットなども披露すると、ロコモーション式サイドスープレックス、さらには旋回式投げ捨てバーティクトで飯伏を投げまくった。

 大ピンチを迎えた飯伏だったが、ツアー・オブ・ジ・アイランドはなんとかこらえると、起死回生の右ハイキックを一閃。カミゴェは読まれてしまい、再びツアー・オブ・ジ・アイランドを狙われたものの、不時着してカウンターのヒザ蹴りをぶち込むと、今度こそカミゴェで接戦をものにした。

 「ヤバイヤバイ。初対決だけど…本当に強いね。やっぱオリンピック選手だけあって、もとのパワーが全然違いました」とコブのパワーに舌を巻いた様子の飯伏だったが、これで3勝目。次戦の10・5高松では3勝1敗で首位タイに並ぶウィル・オスプレイと激突する。飯伏は「忘れない。諦めない。裏切らない。変わりないから。次も同じ。オスプレイ、用意しとけよ」と気合いを入れた。

【飯伏の話】「ヤバイヤバイ。初対決だけど…本当に強いね。やっぱオリンピック選手だけあって、もとのパワーが全然違いました。始まってね、開幕して歯がもうグラグラしてるんですよ。ほとんど(歯が)ないです。はい、はい、はい。それぐらいね過酷だったです。まあ僕はでも、歯なんか。それよりもG1優勝のほうが欲しいから。絶対、今日も寝れない。忘れない。諦めない。裏切らない。変わりないから。次も同じ。オスプレイ、用意しとけよ」

【コブの話】「新日本のオフィスにもっともっと新日本のリングに上がりたいって伝えたんだ。そして結果、G1出場選手にも選ばれた。G1の舞台に上がれるのはほんの一握りの数だから名誉なことだ。公式戦はどれもキツいし、この腕を見てわかるようにちょっと出血もしてる。でも、こんなケガはなんてことない。結果は負けたけど、俺は落ち込んでないよ。さすがゴールデンスターのニックネームは伊達じゃないな」

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