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9/30【新日本】「100年早い」 鈴木圧巻3勝目、裕二郎は泥沼4連敗

『レック Presents G1 CLIMAX 30』東京・後楽園ホール(2020年9月30日)
Aブロック公式戦 ○鈴木みのるvs高橋裕二郎×

 鈴木がG1・Aブロック公式戦で裕二郎から圧巻の勝利を上げて3勝目。「俺に喧嘩売んのは100年早えんだ」とこき下ろされた裕二郎は泥沼の開幕4連敗となった。

 NEVER王者・鈴木は現在2勝1敗と白星が先行。開幕3連敗の裕二郎とは2012年から3年連続でG1公式戦で対戦し、3連勝を飾っている。5年ぶりのG1出場で意地を見せたい裕二郎だったが、やはり鈴木の勢いばかりが目立つ結果となった。

 ゴング前から両者はヒートアップ。喧嘩腰にフロントハイキックを打ち合う。裕二郎が巧みに場外戦へ持ち込み、ステッキを使ったチョーク攻撃やサミングなどラフファイトを駆使して攻め立てると、怒りの鈴木も応戦。リング下からパイプイスを取り出し、容赦なく背中に振り下ろすと、マイクケーブルを首を絞め上げた。場外でのエルボー合戦でも鈴木が圧倒。リングに戻っても鈴木の時間が続いた。

 裕二郎は防戦一方となったが、フィッシャーマンバスターでなんとか反撃。鈴木が挑発気味に頭部にストンピングを連打してくると、感情的になった裕二郎もエルボーを返して「来いよ」と自ら頬を突きだした。強烈なエルボーに被弾して腰砕けになっても、絶叫しながら立ち上がり、カウンターのラリアットを見舞う。

 マイアミシャインは切り返されたものの、エルボー、トラースキックからピンプジュースの構え。しかし、余力を残す鈴木は素早い身のこなしでバックに回り込むとスリーパーに捕獲する。裕二郎はレフェリーのシャツを掴んで抵抗したものの、鈴木は強引に振り払い、最後はゴッチ式パイルドライバーで完勝となる3カウントをもぎ取った。

 鈴木はこれで3勝目。「俺に喧嘩売んのは100年早えんだ、このクソガキ」と圧勝した裕二郎をこき下ろした。次戦の10・5高松ではオカダ・カズチカと対戦する。

【鈴木の話】「俺に喧嘩売んのは100年早えんだ、このクソガキ」

【裕二郎の話】「(※バックステージに来るなり倒れ込んで)俺、負けたんだよな? 別によ、負けたことはよ…負けたことすら思い出せねえよ。あのエルボーか? スリーパーか? せっかくの俺の夏じゃなくて、秋の1ページ、鈴木のせいでよ、記憶がねえんだよ。そこだよ。そこが一番悔しいんだよ」

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