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10/1【新日本】両足緊縛のピンチ乗り越えジュースが矢野の連勝止めて首位タイ

『レックPresents G1 CLIMAX 30』新潟・アオーレ長岡(2020年10月1日)
「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦 ○ジュース・ロビンソンvs矢野通×

 ジュースが両足緊縛のピンチを乗り越えて3勝目。矢野の連勝を止めて首位タイに浮上した。

 予想外の快進撃を見せている矢野はここまでSANADA、棚橋、EVILをことごとく撃破して3連勝。無敗で迎えたこの日の4戦目で2勝1敗で追うジュースが立ちはだかった。両者は4年連続で同ブロック。過去3戦は全てジュースが勝利している。

 ゴングが鳴ると矢野は「プレゼント・フォー・ユー!」、「ペアルック!」と自身のTシャツをプレゼント。要求に応じてジュースが着用しようとしたところをスクールボーイで丸め込んで秒殺を狙う。返したジュースが怒りの表情をみせると、矢野は「ジョーク、ジョーク!」と釈明したものの、消毒液をジュースの顔面に噴射してから再びスクールボーイで丸め込み、早くもニアフォールに追い込んだ。

 怒りのジュースは場外戦で矢野の顔面にペットボトルの水をぶちまけて報復。矢野がコーナーマットを外しても、後方回転エビ固めで丸め込み、奪ったコーナーマットで殴りかかった。矢野が場外に退避すると花道を下がって場外戦を要求。矢野Tシャツを引き裂いて怒りを爆発させたジュースも追いかけたが、矢野はマンハッタンドロップで迎え撃つ。すかさずテーピングでジュースの両足を縛りつけ、先にリングに戻ってリングアウトを狙った。

 だが、何とか立ち上がったジュースはかかし状態で飛び跳ねながら戻ってきて、カウント19で辛うじてリングに生還。高笑いを上げた矢野をフルネルソンバスターで叩きつけて逆襲に出る。テーピングをはがして両足の自由を取り戻すと、得意のナックルパンチ連打を浴びせる。矢野が赤霧で丸め込んでも、返したジュースは左ストレートをぶち込み、パルプフリクションを狙う。矢野が丸め込みで切り返そうとしても押し潰して3カウントを奪った。

 両足緊縛のピンチもあったが、ジュースが策士・矢野の先をいって3勝目を挙げた。「お前は腐るほどトリックを持ってるけど、俺にはお前の手口なんか一切通用しない」と言い切ったジュースは、メインで内藤も初黒星を喫したことで首位タイに浮上。次戦は10・6広島大会でEVIL戦を控える。「あいつにはまだ一度も勝ったことがない。でも今回は違うぞ」と豪語したジュースは「次勝てれば俺のG1最高記録に並ぶ。テンション上がってきたぞ! 絶好調だ!」と吠えまくった。

 一方、矢野は4戦目にして土がついた。次戦は後藤とのCHAOS対決を控える。

【ジュースの話】「コーラクエンで俺は何て言った? 絶対に俺が勝つって言っただろ。ヤノ、お前は腐るほどトリックを持ってるけど、俺にはおまえの手口なんか一切通用しないんだよ。お前はそのやり方でタナハシ、オカダ、ナイトー、ジェイ・ホワイト、誰が相手でも勝ちを取ってきた。でも、おまえの手口はお見通しだ。丸め込みで来るのだってわかってたさ。こっちもこないだ丸め込みでタナハシに負けてるから、また同じ技で負けるわけにはいかなかった。次はヒロシマでEVILか。あいつにはまだ一度も勝ったことがない。でも今回は違うぞ。次勝てれば、俺のG1最高記録に並ぶ。テンション上がってきたぞ! 絶好調だ! (日本語で)バッチリデス! イチバン、セクシー! EVIL、覚悟するがいい!」

【矢野の話】「痛い、痛い、痛い、痛い! 目がよく見えないよぉ! こんなんでできるか、バカ野郎、おい!」

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