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10/2【ZERO1】宮本が2年ぶりVへ絶好スタート 田中との優勝経験者対決制す

『第20回 秋炎の祭典 「火祭り2020」』東京・新宿FACE(2020年10月2日)
「第20回 秋炎の祭典 火祭り2020」Bブロック公式戦 ○宮本裕向vs田中将斗×

 火祭りを制覇した経験のある優勝候補の宮本と田中が開幕戦でいきなり激突した。宮本は2年ぶり2度目、田中は3年ぶり6度目の優勝を狙ってのリーグ戦。火祭りを知り尽くしている両者はゴング直後からアグレッシブにやり合い、シーソーゲームに突入する。宮本がダイブ式ローリングセントーンやドロップキックなどで試合を優勢に進めたが、田中もブレーンバスターや串刺しラリアット、DDTで押し返した。

 田中の猛攻をカウンターのフロントスープレックスで止めた宮本は、ラリアット、その場飛びムーンサルトダブルニー、コブラツイストの連続攻撃で再び攻勢に。ムーンサルトプレスで仕留めにかかる。田中はこれを剣山で撃墜し、スーパーフライを投下するが、今度は宮本がヒザを突き立てて迎撃し、互いに腹部を押さえてリング上に倒れ込んだ。

 同時に立ち上がり、ラリアットで正面衝突するが、その直後に再度ラリアットを見舞った田中は今度こそスーパーフライを投下。スライディングDで突っ込む。だが、間一髪で避けた宮本はハンドスプリング式オーバーヘッドキック、投げ捨てジャーマンから蒼魔刀に。今度は田中が回避してショートレンジ式スライディングDをぶち込むも、意地の宮本も即座に立ち上がって蒼魔刀を浴びせ、両者大の字に。終盤まで一進一退の攻防が続いた。

 接戦をものにしたのは宮本だった。エルボー合戦から田中の左右のエルボーでメッタ打ちにされると、反撃のニールキックもガードされ、シュートレンジ式スライディングDに被弾。それでも勝負を捨てず、ファイアーサンダーで田中を突き刺すと、ヴァルキリースプラッシュ、ムーンサルトプレスの連続弾で3カウントをもぎ取った。

 「どうだ、どうだ? 2018年火祭り覇者だぞ、俺は。田中将斗から勝利を奪ったぞ。一番大事なのは、この第1戦で一番の宿敵の先輩との対戦だったけど、この1勝はデカいです」と会心の勝利を振り返った宮本。それでも明日(3日)の千葉大会ではクリス・ヴァイス、あさっての大阪大会では田村ハヤトと連戦となるだけに「こんなところでうかうかしてられないんで、この勢いで明日もあさっても勝ちたいと思います」と気を引き締めていた。

【宮本の話】「どうだ、どうだ? 2018年火祭り覇者だぞ、俺は。田中将斗から勝利を奪ったぞ。一番大事なのは、この第1戦で一番の宿敵の先輩との対戦だったけど、この1勝はデカいです。また明日もあさっても火祭りありますんで。こんなところでうかうかしてられないんで、この勢いで明日もあさっても勝ちたいと思います」

【田中の話】「取りこぼしたな…。開幕でいいスタートを切れるか、切れへんかでは、大きな違いになってくると思うけど、まだ開幕したばっかりやし、裕向が負けて、2連敗して、俺が全勝すれば、その時点で俺が(決勝に)上がるわけやから。まあ、始まったばっかりやし。なんとも言えんけど、本当に僕的には裕向が早く2連敗してくれることを望むしかないですね」

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