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10/13【新日本】オスプレイ痛恨3敗目で自力V消滅 コブ意地の4勝目も脱落

『レックPresents G1 CLIMAX 30』静岡・浜松アリーナ(2020年10月13日)
「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦 ○ジェフ・コブvsウィル・オスプレイ×

 オスプレイが痛恨の3敗目を喫し、最終公式戦を前に自力優勝が消滅。意地で4勝目をもぎ取ったコブだが、脱落が決まってしまった。

 5勝2敗で首位タイのオスプレイは初の決勝新種を狙える位置にいる。対するコブはここまで3勝4敗と黒星先行で自力優勝も消滅。ここでオスプレイに敗れれば、自身はもちろん勝ち点6の石井、鷹木、鈴木、タイチと一挙5人の脱落が決まる状況だった。両者は昨年4月のニューヨークMSG大会のNEVER王座戦で対決し、コブが勝利している。

 体格差を克服すべくオスプレイはスピードを駆使し、いきなりオスプレイスペシャルを発射して先制した。スワンダイブ攻撃をキャッチしてのフロントスープレックス、ランニングバックドロップ、滞空式ブレーンバスターとコブに投げられまくっても、ハンドスプリングレッグラリアット、その場飛びシューティングスタープレス、スワンダイブ式エルボーと飛びまくって押し返した、

 だが、コブはホイップ式ラリアットで逆転。お返しとばかりにその場飛びムーンサルトを放ち、飛び技でも対抗してみせる。ツアー・オブ・ジ・アイランドを阻止したオスプレイが叩きつけるような回転エビ固めで逆襲しても、ストームブレイカーは決めさせず。オスプレイがその場飛びスパニッシュフライ、スワンダイブ式ファイアーバードスプラッシュ、トラースキック連打で攻め立てても、コブはF5で豪快に叩きつけて返り討ちにした。

 終盤に突入し、ツアー・オブ・ジ・アイランド、オスカッターがいずれも不発に終わる目まぐるしいせめぎ合いに。それでもオスプレイはセカンドロープに飛び乗ってのオスカッターをさく裂。勝機を悟ったか一気にストームブレイカーを仕掛けたものの、阻止したコブは肩車からのジャーマンで鎮圧。ようやくツアー・オブ・ジ・アイランドを決めて3カウントを奪った。

 コブが意地の4勝目をもぎ取り、勝ち点を8に伸ばした。互角に渡り合ったオスプレイを「強かったよ。ウィルは正真正銘ヘビー級になったんだな。ヘビー級で結果を残そうと頑張ってるよ」と称えたが、「俺はスーパーヘビー級。誰が相手だろうと俺にはスープレックスという武器がある」と豪語した。

 残るは10・16両国大会の裕二郎戦のみ。「ニュージャパンのリングでもっともっと上にいきたい。もちろん目標は優勝だ」と上昇志向たっぷりに言い切ったコブだったが、直後の第3試合で裕二郎を破った飯伏が勝ち点12とした時点で脱落が決まってしまった。

 一方、オスプレイは痛恨すぎる3敗目。首位グループから脱落しただけでなく、最終公式戦を前にして自力優勝が消滅してしまった。あとは10・16両国大会の首位・オカダ戦のみ。望みをつなぐには勝利が絶対条件だ。

 しかも唯一生き残れる可能性は首位の飯伏、ジェイが揃って負けること。そうすれば4人が首位タイとなり、直接対決が2勝1敗でジェイと並び、直接対決に勝利しているオスプレイの決勝進出が決まる。「まだ可能性は残っている。今年のG1、これまで以上に強い気持ちで挑んでいる」と言い切ったようにヘビー級戦士に変ぼうを遂げたのも全てはG1の栄冠をつかむため。「オカダを超えないといけないし、超えられる自信がある」と豪語したオスプレイはいちるの望みにかける。

【コブの話】「よーし! ガチムチ・エキスプレスに2点追加だ! いやあ、強かったよ。ウィルは正真正銘ヘビー級になったんだな。ヘビー級で結果を残そうと頑張ってるよ。でも、俺もヘビー級だから…いや、スーパーヘビー級と言った方がいいな。ニュージャパンのリングでもっともっと上にいきたい。誰が相手だろうと俺にはスープレックスという武器がある。ウィル、少しホームシックにかかってるんじゃないか? 俺のスープレックスでイギリスまで吹っ飛ばしてやるぞ。もちろん目標は優勝だ。これで勝ち点は8か。残りあと1試合。(相手は)ユージローか。俺はユージローを軽く見てなんていないぞ。ハワイにPIMPSはいないと思うし、スープレックスでついでにハワイまで送ってやるのもありだな。ガチムチ! 以上」

【オスプレイの話】「(※ガックリ気落ちした表情で引き揚げてくる。コメントスペースにたどり着くや、崩れ落ちるように座り込む)イブシとジェイが負ければ、まだ俺にも優勝できる可能性は残ってるはずだ。そう、まだチャンスはある。ジェフ(コブ)の威力はすごいな。絶対に俺を倒すっていうすごい気合が伝わってきた。以前戦った時よりも強く感じた。それだけ俺がカッコいいから、みんなが狙ってくるんだな。ジェフは素晴らしいファイターだ。MSGでもシズオカでも負かされた。この敗北を絶対に忘れない。まだ可能性は残ってる。今年のG1、これまで以上に強い気持ちで挑んでる。自分を世界最高だと言い続けてるが、実際に俺以外にここまでできる選手はいないだろ? でも一人、超えなければいけない壁がオカダだ。オカダは俺にとって兄のような頼りになる存在だ。ニュージャパンに来てからずっと世話になってる。オカダは24歳で初めてIWGPヘビー級王者になった。一方、俺はもう27で、まだヘビー級に上がったばかりだ。G1はみんなが敵だ。オカダを超えないといけないし、超えられる自信がある。リョーゴクでの試合では一度だけ負けているけど、その時よりもっと強くなった。世界最高の強さを世界に見せつけてやる。俺はビリー・ゴート。これはあくまでG1の闘いであって、リングの外ではオカダのことが大好きだ。(※立ち上がりながら)さあ、ここから俺がスターになる」

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