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10/17【新日本】鷹木がNEVER王者・鈴木に雪辱 G1有終Vも「激烈の秋、終わらせたくねえ!」

『レック Presents G1 CLIMAX 30』東京・両国国技館(2020年10月16日)
Aブロック公式戦 ○鷹木信悟vs鈴木みのる×

 鷹木がG1・Aブロック公式戦でNEVER王者・鈴木に雪辱。G1の最後を勝利で飾ったものの、「激烈の秋! 俺の『G1』は終わりかもしれねぇが、正直、秋はまだ終わらせたくねぇ!」と巻き返しを予告した。

 ともに3勝5敗で負け越しが決まった状態で最終公式戦を迎えた鷹木と鈴木。とはいえ、8・29神宮でNEVER王座を懸けてケンカマッチを繰り広げた遺恨を引きずっているだけに、壮絶な戦いが展開された。

 神宮の続きと言わんばかりに、のっけからケンカマッチの様相に。ゴング早々、エルボー合戦で激情が交錯。場外戦でも壮絶な打撃戦は続き、鷹木が頭突きを放てば、鈴木も一本足頭突きでお返しした。ここから鈴木はパンピングボンバー封じで右腕攻めを仕掛ける。

 NEVER王座を奪われた屈辱を忘れない鷹木は一歩も引かずに、痛む右腕、さらには左腕でラリアットを乱れ打って反攻。「立て鈴木! 寝てんじゃねえよ!」と顔面を何度も蹴り上げた。怒りの鈴木はエルボーで返答。ここでもこん身のエルボーが交互に火を吹く。

 鈴木のゴッチ式パイルドライバー狙いをデスバレーボムで切り抜けた鷹木は、痛めつけられた右腕でパンピングボンバーを狙うが、読んだ鈴木が飛びつき腕ひしぎ逆十字固めに捕獲すると、一転して鷹木がうめき声を上げる展開に。鈴木が三角絞めや脇固めで絞めに絞めると、鷹木はギブアップ寸前に追い込まれた。

 意地で耐え抜いた鷹木だったが、ピンチは続く。鈴木はしつこくスリーパーに捕獲。鷹木はショートレンジ式のパンピングボンバーやノーモーション頭突きを放つも、鈴木の猛攻は止まらない。スリーパーに長時間捕まった鷹木は目を閉じて意識もうろうとなる。それでも鈴木がゴッチ式パイルドライバーを狙った刹那、こん身の右ナックルパンチを叩き込むと、最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで一気に押し切った。

 鈴木に雪辱を果たし、G1最終戦で勝利で飾った鷹木。とはいえ、4勝5敗の結果で満足する気はない。ましてや敗れた鈴木が笑みを浮かべ、NEVERのベルトを見せつけて去っていっただけに、「最後勝って、“有終の美"か! ふざけんなよ、オイ! 勝つには勝ったが、全然スッキリしねぇよ! 鈴木の野郎、3つ取られてもニヤニヤしやがって! どんな状態になっても上から目線か、あの野郎! 気に食わねぇ! 勝つには勝ったが、全然満足しねぇな! 神宮の借り? 関係ねぇな! こんな勝ちじゃ、アイツに対して、この感情は収まんねぇよ!」と気持ちは収まらない。

 次なる狙いは鈴木からのNEVER奪還か。それともG1で敗れた選手へのリベンジか。「激烈の『G1』! 激烈の秋! 俺の『G1』は終わりかもしれねぇが、正直、秋はまだ終わらせたくねぇ! 秋を! このまま、終わらすつもりはねぇからな!」と鷹木はG1後もほとばしる激情のままに、再浮上する構えだ。

【鷹木の話】「(※叫びながらインタビュースペースへ。手首を押さえながら)クソッ! 最後勝って、“有終の美"か! ふざけんなよ、オイ! 勝つには勝ったが、全然スッキリしねぇよ! 鈴木の野郎、3つ取られてもニヤニヤしやがって! どんな状態になっても上から目線か、あの野郎! 気に食わねぇ! 勝つには勝ったが、全然満足しねぇな! 神宮の借り? 関係ねぇな! こんな勝ちじゃ、アイツに対して、この感情は収まんねぇよ! 激烈の『G1』! 激烈の秋! 俺の『G1』は終わりかもしれねぇが、正直、秋はまだ終わらせたくねぇ! 秋を! このまま、終わらすつもりはねぇからな!」

【鈴木の話】「(※おぼつかない足どりでバックステージに登場すると)次、誰だあああ! オイ、俺の相手、誰だ! オイ! 『G1』! 俺の次…次の対戦、相手誰だ…(※と言いながら控室へ)」