プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

11/3【DRAGONGATE】「龍の一声」でTARUが11・15神戸ワールド参戦宣言

『THE GATE OF DESTINY 2020』エディオンアリーナ大阪(2020年11月3日)
○小舩賢登&亀井丈人&菊田円vsウルティモ・ドラゴン&吉野正人&神田裕之×

 TARUが師匠・ウルティモからの要請を受け、11・15神戸ワールド参戦を宣言した。

 ウルティモが秋のビッグマッチ第2弾となる11・15神戸ワールド大会へ向け、TARUに参戦を呼びかけていた。TARUはかつてウルティモが主宰した闘龍門に在籍。DRAGONGATEでも活動したが、2004年に退団した。DRAGONGATEとは相容れない関係となったことが広く知られ、古巣参戦は考えられないと思われていたが、この日の第3試合後、大きく動いた。

 ウルティモは愛弟子の吉野&神田との闘龍門世代トリオで小舩&亀井&菊田の若手トリオに胸を貸した。若手トリオが吉野相手に果敢に攻め立てるなどイキのよさを発揮する中、ウルティモは小舩をメキシコ仕込みのジャベでもん絶させるなどベテランの存在感をみせつけた。

 勝負を決めたのは若手トリオ。菊田が逆水平で神田をねじ伏せ、亀井はコーナーを踏み台にしての変型フェースクラッシャーで続く。さらに菊田が強烈なラリアットを叩き込むと、すかさず小舩がサソリ固めで絞め上げて神田からギブアップを奪った。

 試合後、吉野は「お前ら3人やるやないか。今日はビッグマッチの第3試合やけど、いつか近い将来、お前ら3人がこのビッグマッチのメインイベンターになれ! 3人で頑張れよ」と若手トリオにエール。3人が去ると、TARUからビデオメッセージが届いていることを明かした。

 上映された映像に登場したTARUはウルティモからの11・15神戸ワールド参戦要請について言及。「確かに俺の本拠地は神戸。校長と仲間たちで作り上げた闘龍門の街や。腐った膿が出たらしいが、たとえ土下座されても上がらないと決めていた団体だけに…」と含みを持たせたものの、「しかし、校長に義理を欠くということは俺からしたら、龍の子としてはあり得ない。プロレスはリアルであり、しかしエンターテインメントでもある。他人の一言では上がらへんけど、鶴の一声、いや、龍の一声とあらば…11月15日、再び」と参戦を意思表示した。これを受けてウルティモも「TARUさん、11月15日、神戸ワールド記念ホール、待ってます」と呼びかけた。禁断と思われたTARUの古巣帰還がこの秋、実現することになりそうだ。

プロ格 情報局