11/5【DRAGONGATE】石田の反則暴走に奥田激怒で大乱闘 リマッチ前に遺恨激化

『THE GATE OF EVOLUTION 2020』東京・後楽園ホール(2020年11月5日)
○奥田啓介&ジェイソン・リーvsKAZMA SAKAMOTO&石田凱士×

　石田が反則暴走。激怒した奥田が襲いかかって大乱闘に発展し、リマッチを前にして2人の遺恨がさらに激化した。

　11・3大阪大会で奥田がブレイブゲート王座を奪取し、デビュー11周年にして初のベルト戴冠を果たした。一方、レフェリーストップ負けを喫して陥落となった石田は納得せず再戦を要求。奥田が「第1試合」を条件に受けて立ち、11・15神戸ワールドでのリマッチが決まった。

　この日は王者・奥田がツインゲート王者・ジェイソン、石田がトライアングルゲート王者・KAZMAとそれぞれ組んでの前哨戦が組まれた。奥田と石田はのっけからケンカモード。額をつけてにらみ合うと、ゴングを待たずに殴り合う。エキサイトした奥田はエルボー連打でコーナーに追い詰めると、止めるレフェリーに「うるせえな!」と声を荒らげたが、石田も蹴り返して譲らず。ビンタ合戦に発展すると、ハイキックは相打ちとなり、ここは痛み分けに終わった。

　その後もことあるごとに乱闘を展開。再びリング上で対峙すると、左腕を狙ってのミドルキック合戦で火花を散らす。奥田がバックドロップを放てば、石田もジャーマンで引かず。ならばと奥田は牛殺しから後頭部を蹴り飛ばした。

　その後、KAZMAのみちのくドライバーIIを食らってしまい、ピンチを迎えた奥田だったが、石田が相手になると、闘志がたぎり、大阪を再現するようにタイガースープレックス狙いをスリーパーで切り返す。カットに入ったKAZMAのパワーボムもスリーパーで切り返し、失神寸前に追い詰めた。

　しかし、目をぎらつかせた石田が試合をぶち壊しにする。ボックス攻撃で奥田のみならず、レフェリーまで殴りつけて大暴走。反則負けが通告されても、攻撃の手は緩まず、石田を場外でも暴行した。これにキレた奥田もリングを去ろうとする石田に背後から襲いかかり、そのまま大乱闘。バックステージでも激しくやり合い、遺恨をさらに深めた。

　ブチギレモードの奥田は「また反則か? ふざけんじゃねえぞ。言ったけどよ、この間も。俺の怒りはマックス超えてるぞ。次のワールドで、第1試合、タイトルマッチ。本気でお前のことを刺しにいくからな。覚悟しとけ」と物騒な予告をぶち上げた。一方、石田も「試合どうこう関係ないぞ。お前を潰すことしか考えてへんぞ」と通告。神戸は壮絶なケンカマッチになりそうだ。

【奥田の話】「なんや? また反則か? ふざけんじゃねえぞ。言ったけどよ、この間も。俺の怒りはマックス超えてるぞ。次のワールドで、第1試合、タイトルマッチ。本気でお前のことを刺しにいくからな。覚悟しとけ」

【石田の話】「奥田、お前言っておくぞ。タイトルマッチまで俺は、試合どうこう関係ないぞ。お前を潰すことしか考えてへんぞ。それから中川(レフェリー)、お前じゃ。府立は勝手に試合止めやがって。今日も俺と奥田の試合さばいてたな。言っておくぞ。ワールド、お前がレフェリングしてみろ。今日と一緒じゃ。ボッコボコに返してやるからな。奥田もお前も一緒だ、コラ」