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11/6【NOAH】「ALL TOGETHERで鳥肌」がきっかけ ノア2年ぶり新人・矢野安崇ミニインタビュー

 10・28後楽園大会でノア約2年ぶりの新人としてデビューした矢野安崇(やの やすたか)

 2000年8月10日生まれの20歳で、愛媛県今治市出身。166cm、74kgで、血液型はB型。高校時代はレスリングに打ち込み、卒業後の2019年3月にノア入門を果たした。

 約1年半の練習期間を経て、岡田欣也戦でデビュー。ノアジュニアに憧れてレスラーを志し、ようやくリングを彩る方舟の一員となった矢野に話を聞いた――。


【矢野安崇ミニインタビュー】

――改めてデビュー戦を終えての感想を

▼矢野「もうずっと…緊張でしたね。デビュー戦が終わった後も緊張で眠れなかったです」

――終わってからも眠れなかった?

▼矢野「はい。体がずっとフワフワしている感じで。実感が湧くというより、ずっと興奮状態で…」

――改めてプロレスに触れたきっかけというのは?

▼矢野「最初はゲームです。プロレスのゲームを兄とやって興味を持って、父が夜中にケーブルテレビで見ていた実際のプロレスを一緒に見るようになって。いつの間にかプロレスにのめりこんでいて、いろんな団体を見るようになりました」

――その中で好きだった選手は?

▼矢野「鈴木鼓太郎さんです。ノアジュニアが好きで、ずっと憧れてきました」

――具体的にプロレスラーを志したきっかけは?

▼矢野「小学校5年生の時に見た『ALL TOGETHER』(2011年8月27日、日本武道館)ですね。それまで自分が見てきたいろんな団体の選手が最後、みんなリング上に集まっていて、それにブワァっと鳥肌が立って『カッコいいなあ…』とプロレスラーになろうと思いました」

――それで、まずはレスリング部に入ろうと思った?

▼矢野「いえ、中学にはレスリング部が無かったので、高校になったら始めようと思ったんですが、それまで何もスポーツをやっていなかったので、父親から『まず基礎体力をつけろ』と言われまして。それで中学では陸上部に入って3年間、基礎体力をつけました。種目は短距離走と投てきでした」

――なるほど。その後、高校でレスリング部に入ってどんな実績を?

▼矢野「はい。冬にある『NTS』という愛媛県大会を個人で優勝して、全国大会やインターハイに出場しました」

――ノアの門を叩いた経緯というのは?

▼矢野「自分は身長が低いので、いろいろ調べていてもなかなか規定に達していなくて。そんな中、ノアを観にいった時に四国のプロモーターの方に話を聞くと『ノアは身長低くてもテストは受けさせてくれるよ』と。それで高校在学中の2018年11月、松山大会の試合前に入門テストを受ける機会をいただいて、2019年の3月末に入門しました」

――現実は厳しかった?

▼矢野「自分が思ってた以上に厳しかったですね。トレーニングでも、上下関係でも厳しかったです」

――体育会出身だけに上下関係には慣れていたのでは?

▼矢野「いえ、自分の行っていた高校は先輩がいなくて、一年生の頃から自分たちが一番上だったので、あまり上下関係というのも分からなかったですね」

――心が折れそうになったことも?

▼矢野「多少…ありました」

――乗り切ることができたのは?

▼矢野「友達とかにも『プロレスラーになる』って言ってたんで、LINEとかで『頑張れ』って励ましてもらって。それで辞めずに頑張れたと思います」

――練習で大変だったことは?

▼矢野「たくさん壁にぶつかりました。最初の基礎体力でもダメダメで、基礎体力ができるようになったと思ったら次は受け身がダメダメで…」

――デビューまで時間がかかったが、心配ではなかった?

▼矢野「はい。一時コロナの影響で大会もできなくなったので『また来年になるのかな…』と思いながら練習してました」

――それだけにデビュー戦が決まった時はうれしかった?

▼矢野「はい、本当にうれしかったです」

――青いショートタイツを選んだ理由というのは?

▼矢野「自分は鈴木鼓太郎さんが好きだったのと、ノアに今、青をイメージカラーにしている人がいなかったので、青のコスチュームを選びました。自分が好きな色でもあります」

――ドロップキックが印象的だったとの声もあった

▼矢野「しっかり高く飛んで相手に打ち込みたいです。それを今後も意識してやっていきたいと思います」

――デビュー戦ではドロップキックを何発打ち込んでも岡田選手は倒れなかった

▼矢野「はい、本当に強くて。でも、いつか倒せるようにやっていきたいです」

――ちなみにプロレスとは離れたところで得意なことは?

▼矢野「絵を描くのが好きです。学生時代は漫画のキャラクターなどを良く描いていました」

――改めてどんな選手に?

▼「はい。体が小さいので逆にそこを生かして、ヘビー級にはできない動きをやっていきたいと思っています。ノアジュニアで輝けるスピーディな選手に。抵抗感のあることにも飛び込んで、いろんなことに挑戦しながら吸収していきたいと思っていますので、よろしくお願いします!」

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