11/15【新日本】GODを熱闘撃破 “フィンジュース"がタッグリーグ連覇へ絶好スタート

『WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27』愛知県体育館(2020年11月15日)
「WORLD TAG LEAGUE 2020」公式戦　○ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーvsタンガ・ロア&タマ・トンガ×

　昨年のタッグリーグ戦を制した“フィンジュース”ジュース&フィンレー組が、悲願の初優勝を狙う“GOD"トンガ&ロア組を熱闘の末に撃破。連覇へ絶好スタートを切った。

　約8か月ぶりの来日となった“GOD"。ヒゲを剃り落とし短髪姿にチェンジしたトンガの姿が目を引いたが、のっけからタッグ戦らしいシーソーゲームとなった。ジュース&フィンレーがダブルのアームホイップ→セントーンの連係をみせれば、GODもすぐさま連係式のネックブリーカーで巻き返す。

　中盤からは“GOD"が大攻勢に出る。躍動するフィンレーを二人がかりで止めると、ロアが雪崩式ダブルアームスープレックスを敢行。連係式のラリアット、ダブルのショルダースルー、スワントーンボムの連発まで浴びせて猛攻を重ねた。

　さらには合体のトンガンツイスト(スクリュー式フェイスバスター)でジュース、フィンレーをナデ斬りにして好機を迎えるや、乱戦の先読みでも上回ってジュースへのマジックキラー発射に成功した。

　ジュースも肩を上げる。ならばとGODはスーパーパワーボムを狙ったものの、ジュースがトンガをブレーンバスターで投げ返して阻止するや、フィンレーもコーナー上のロアを雪崩式ブレーンバスターでぶん投げて援護。すかさずジュースがダイビングボディプレスを投下してみせた。

　粘るトンガも乱戦に持ち込んでガンスタンを狙ったものの、こらえたフィンレーが逆にバックブリーカーで返り討ちに。立て続けにジュースが肩車してフィンレーがダイブするダブルインパクトを敢行し、トンガから3カウントを奪い去った。

　熱戦を制して連覇へ好スタート。「やっぱりGODとの試合はキツいな。でも、チームとしては俺たちの方が上だって思ってる。これまであいつらは、ジャドーのサポートを受けてズルして勝ってただけだ。正々堂々とした勝負では、俺たちには勝てない」とフィンレーが言い切れば、ジュースも「とにかく、意味のある勝利だ。俺の狙いはタイチとザックだ」と改めて連覇&IWGPタッグ王座獲り照準を合わせた。

【試合後のジュース&フィンレー】
▼フィンレー「フィンジュースの復活だ!長いことリングを離れてたけど、遂に戻って来れたぞ」

▼ジュース「今日はミズで祝杯だ。ハシヅメ、お前も水いるか?な、男前よ。ン、そうじゃなかったか?あっ、そうか、マスクしてたな」

▼フィンレー「やっぱりG.o.Dとの試合はキツいな。でも、チームとしては俺たちの方が上だって思ってる。これまであいつらは、ジャドーのサポートを受けてズルして勝ってただけだ。正々堂々とした勝負では、俺たちには勝てない。俺たちは今日、歴代最多のタッグ王者チームに勝った。でも俺のホームタウン、アトランタでベルトを奪われた借りはまだ返せてない。あの時のことは一生忘れられない。それでも俺の復帰一戦目であいつらに勝てたことは大きいよ」

▼ジュース「リーグ戦では運も必要だ。俺たち、今日はたまたま運が良かったのか?どうなんだ?これで俺たちはあいつらと並んだのか?それともまだあいつらが上か?」

▼フィンレー「これでほぼ同等ってとこかもしれないな」

▼ジュース「とにかく、意味のある勝利だ。俺の狙いはタイチとザックだ。あいつらに勝てれば優勝の可能性も見えてくる。次の相手はEVILとユージローか。間違いなく勝てる相手だ。ユージローを貶す気はないけど、あいつに狙いを絞る。だってチームの強い方じゃないだろ。ディック・トーゴー?あそこにチョップしてやるよ。試合の邪魔だけはするなよ。さて、話はこれくらいにして、シャワーを浴びてくるよ。次の試合はどこだ?」

▼フィンレー「どのチームが優勝すると思う?ニュージャパンで一番のタッグチームと言えば誰だ?」

――フィンジュースです

▼フィンレー「よし!2連覇を決めて、ベルトを取り返すぞ」

【試合後のトンガ&ロア&邪道】
▼邪道「2020年『WORLD TAG LEAGUE』、G.o.Dが帰ってきたからには、必ず俺たちが優勝させてもらうからな。覚えとけ」

▼タンガ「ジュース、フィンレー、お前らデカくなったな。スーパーヘビー級に上がったほうがいいんじゃねーのか、デブどもが......」

▼タマ「この一敗がなんだって言うんだ。G.o.Dはこんなもので終わらない。ずっとクソみたいな思いをしながらここまでやってきた。絶対に巻き返してやる。ジュース、フィンレー、今日のところはおめでとうと言っておく。今晩はビールで祝杯でも挙げとけばいい。でも、まだ始まったばかりだ。お前らとはまた決勝戦で当たるかもしれないな......」

▼邪道「(※タマ&タンガのあとを追って控室に向かいながら)G.o.D、G.o.D......」